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《介護が始まった3》ジェットコースターは続くよ

↓前回の記事です。

母と私の人生初の「もの忘れ外来」に行った続きです。

お昼を挟んで絶好調になった母は、心理テストという名の認知症のテストを受けました。

うんうん唸ってたのですが、結果は…

40代バリバリ現役で働いてる人並みの脳🧠

ということが判明しまして‼️

もちろん脳の萎縮も無し。ナシ。ナッシング。

母の年齢だと180秒掛けて解いてもOKな問題は、サクッと88秒で。30点満点のテストは28点…。長谷川式かな?

朝から🦊狐につままれた気持ちでしたが、さらに首を捻るばかり。この1ヶ月半はなんだったんだ!てっきり認知症だと!

お引っ越しのような環境の変化、と言われても
①お引っ越しの前から症状あり
②こんなに認知症と似てるの⁉️
と。

でも現に目の前の母は以前の母。どんどん頭がスッキリしたようで、この1ヶ月半余りのことを話してくれました。

深い霧の中を漂っているようだったそうです。ところどころ覚えているものの、日付や場所、お天気などはだいたい間違っていました。眠くて眠くて仕方がなかったそうです。サ高住のコンシェルジュやヘルパーさん、そして私に言ったキツい言葉は覚えてないと言ってました。都合のいい記憶だこと、笑ってしまったのは内緒です。

この日の母は、夫からも詳しく説明を聞いたので、ここ2ヶ月弱私たちに心配や手間を掛けてしまったことをずっと謝って感謝してくれてました。

もの忘れ外来の診察の日だと言うことさえ除けば、昔のシャンとした母が戻ってきて、あんなに見たかった笑顔も、切望していた成立する会話もできて夢のようでした。

帰りにロイホでお茶をしたのですが、一緒にスイーツを選んで半分こして、ドリンクバーにも連れ立って行きました。普通の母娘の時間は輝いてました。

ただやっぱり心配は、この幸せな状態は続くのか、それとも一時的なものなのか、ということでした。

この日が永遠に続きますように、と祈る気持ちでもあった1日でした。