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覗いてみよう!抹茶の世界

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抹茶も、実はコーヒーのように奥深い。お茶の品種、名前、美味しい飲み方・・・などちょっと知っておくと楽しい豆知識を紹介。
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茶筅の使いはじめとお手入れ

どんな道具も、使いはじめはドキドキするもの。特に抹茶を泡立てる茶筅は、繊細な見た目の竹製品なので、どう扱ってよいのか悩むこともあるかもしれません。そこで茶筅師さんに聞いた茶筅の使いはじめと、ジュウナナとニブンノイチ監修のお手入れ方法をお伝えします。これでもう迷わない~! 茶筅の使いはじめ箱を開けると、新品の茶筅は箱の底にのり付けされています。 まずは茶筅を手前にゆっくりひっぱって、箱からはがしましょう。 はずすとこのように、茶筅の底面にはのりと紙がかたまってくっついてい

「京都・丸久小山園に教わる 老舗の抹茶おやつ」のレシピは、きっと全部最高です。

もし、抹茶のレシピ本に迷われている方がいたら、絶対この本を推します。 抹茶味の何かを作るときの、バイブル的に使わせていただいてるこちらの本! 「いや、抹茶でスイーツ作るつもりはあんまないしな…」とか思ってた私を、おいしい抹茶使って作るスイーツ最高や!という認識に変えてくれました。 信頼の小山園さんペットボトル茶で有名な宇治の福寿園さんや伊藤園さんにくらべるとあまり聞きなじみはない名前かもしれないのですが、小山園さんは茶道界ではとっても重宝されているお茶やさんで、おいしい

【抹茶豆知識】「白」とか「昔」ってなに?

普通にお抹茶を買おうと思うと、ほとんどが「○○の白」「○○の昔」という名前が付けられていることに気づくと思います。 ちょっと不思議に思いませんか?なぜ「白」と「昔」しかないのでしょうか? この名前の付け方には、茶道が深く関係しています。 ・薄茶用は「白」、濃茶用は「昔」 茶道でいう抹茶は、主に二種類。薄茶は、普段私たちがイメージする泡の立った抹茶です。濃茶は、もっと濃度の高い、深緑色のソースのような濃いお茶です。 濃茶では濃度が高い分、うまみの強い抹茶が向いているの

【お茶の品種あれこれ】やぶきた

日本茶は、品種がわかると二倍楽しい!とおもうので、 簡単にお茶の品種の話もしていこうかな~と思います! まずは、当店でも扱っている、日本茶界のエース、 「やぶきた」の紹介です! 日本で一番メジャーな品種?あなたが普段飲んでいる煎茶も、やぶきたかもしれません・・・ なぜなら、日本で栽培されているお茶の7割以上は、やぶきただからです! 茶園面積の品種別割合(農林水産省のページから引用) ほら、圧倒的やぶきた! なぜこんなに広まったのかというと・・・ 一番は、栽培

【抹茶豆知識】粉茶、粉末茶、抹茶の違いって?

見た目は似ているけれど、中身は全くの別物。 抹茶の豆知識、今日はそんな粉状のお茶の違いについて書こうと思います。 粉茶とは?一番わかりやすいのが、回転寿司でのむ緑茶だと思います。 この三種の中では粉の粒子としては一番大きいと思います。 煎茶を製造する過程で落ちた粉のお茶なので、安く手に入り、 なおかつ濃い味になるのだそうです。 粉末茶とは?パウダー茶とも呼ばれる粉末茶。 煎茶や玉露などを、お湯に完全に溶けるように細かい粉状にしたものです。 なのでこの三種の中で

ひんやり抹茶のススメ。

暑くなってくるこの時期。正直、「熱い抹茶はちょっと・・・」と思うこともあるかもしれません。そこで、「冷たい抹茶もおいしいよ!」ということをお伝えしようと思います! 抹茶は熱くなくちゃいけない、なんて決まりはないのです。暑い日には迷わず冷たい抹茶を点ててみましょう! ☆ひんやり抹茶の点てかた ①抹茶を入れます。 量は通常通り2g弱(茶杓なら2杓、または小さじ1/2杯)でOKです。 ②冷水を入れます。 違うのはココ!お水を使いましょう。 ちょろちょろ。涼しげやからも