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数あるノートの使い分け

世の中には、無地、方眼、罫線……色々なノートがあります。
罫線に至っては、横か縦かという違いまであります。
その分類だけで見ても沢山あるのがノートですが、リングか綴じかまで見るともう、無限にあると言っても過言ではありません。
そんなノート達を私がどう使い分けるか、紹介します。

サイズ別

A4サイズ

これはノートよりレポートパッドやコピー用紙の話ですから、基本的には無地か横罫しか使いません。
そして何に使うかというと……
電話のメモです。

え!?こんなデカい紙に電話のメモ!?

そう思う人もいるかもしれません。
が、私の家にかかってくる電話の多くは、親宛の電話です。
30過ぎの人間の親にかかってくるという事を想定してください。
当然、老眼です。

太いペンで、デカく書く。
とにかく重要ポイントを目立たせる。
これらをやるには、A4かつ無地が助かります。

A4の横罫は、私の個人的なアウトプット欲を満たす為だけに使われます。
そんなのルーズリーフでやれ!と言われそうですが、レポートパッドをわざわざ使うという贅沢な感じがたまらんのです。
なんかこう、頭のいい人っぽいでしょう?(こんなん言う時点で馬鹿なのが分かるけど)

A5サイズ

A4サイズの紙を半分に折ったサイズ。(縦長にするなよ、それはなんか別の奴だ)
それがA5です。
まぁルーズリーフ、システム手帳、リングノートなど様々なラインナップがあるサイズですね。
学校や職場からの手紙は大体A4なので、それを保管する為に使う人もいるのが、このサイズです。

私はルーズリーフ派なので、A5は基本的にルーズリーフを使います。
調べ物をした時、1ページ1テーマで書くのにちょうどいいんですよね。
社会人になってからの趣味・教養としての勉強には、A5がお勧めです。

また、このサイズは持ち運びも出来るサイズなのでね。
旅行の時にガイドブック代わりに持っておくと、タクシーの運転手に行きたい地点を示すのが楽になります。
「この人、食べ物ばかりだな」と思わせておけば、近場の美味い穴場に連れて行ってくれるかもしれません。
「この人、歴史好きか」と思わせておけば、ただ通っただけの道の謂れについても教えてもらえます。(私なら地元にある人柱伝説の橋を教えますかね)
そんな感じで、人に見せるサイズとしてもピッタリなのがA5です。

A6サイズ

一般的なメモ帳がこれくらいかな?
文庫本もこれに限りなく近いサイズだと思います。
……というのを、目の前のA6サイズのメモ帳を見て思いました。
聖書の小型版も、分厚いだけで縦横はA6くらいでした。(これも目の前にある)
ちっせぇ!!

メモ帳サイズという事で、ポケットにも収まります。
小さな鞄で移動したい人にも、このサイズは助かるはず。
A6サイズはA5サイズの半分なので、A4の四分の一サイズでもあります。
めちゃくちゃ小さい。
力技でA4用紙を四つに折ってシャーッと切って、A6サイズのメモパッドを作る人もいます。
チラシの裏でよくやるアレです。

私の場合はメモにしか使いません。
が、メモに使うという事から、冊数は多いです。
「予定専用」「雑記」「あんスタ感想」「あんスタ妄想」「あんスタイベ計画」などなど。
これだけあっても主張してこないのも、A6のいい所です。

A7サイズ

A6の半分という事で、これはもうガチのメモ用紙です。
一言メモに使うようなサイズ。
M5手帳とほぼ同じサイズみたいですね。

一言メモに使えるので、職場で活用する場面が多いです。
「お手洗い行ってます」
「至急やります」
「花粉症のせいで声が出にくいのでご理解ください」
こんなメモを持ち運ぶのにちょうどいい。

私の職業柄、日本語が通じない方も多く話しかけてきます。
英語が通じるかどうかも危ういです。
なので、中国語(簡体字)、韓国語、英語、それぞれ書いたメモもそのサイズに収めています。
「ご案内します」
「ついてきてください」
「ありません」
「上の階にあります」
この辺を英語で言えればクールなんですがね。
ダメですね。
まぁ筆談で通じると分かると、向こうもスマホで筆談してくれるので、結構楽に接客出来ます。
ありがとう。
しかし韓国語は分かりません。(聞けば韓国語と分かる程度)

A7は本当にポケットに入るサイズなので、持っておいて損はないと思います。
小さな子が初めて欲しがるメモ帳も、このくらいの小さいサイズだったりしますよね。
友達同士で交換するの流行ったなぁ。

B5サイズ

これは学生時代嫌という程使わされたサイズです。
大学ノートといえばこのサイズ、みたいな感じで。
ただ、参考書を用いてガチの高校生みたいに勉強しようとすると、最低でもこのサイズ欲しくなります。
学生ならこのサイズは用意しておきましょう。
人によってはA4です。(高校の時に結構いた)

私はもっぱらルーズリーフ派ですので、このサイズはルーズリーフしかありませんがね。
実はこのB5サイズのコピー用紙も安く売っていますし、何ならB5サイズの紙を三つ折りで入れる封筒もあります。
この封筒がいいんですよね。
今あるお札(諭吉、樋口一葉、野口)全部これに入るんです。
予算管理にも使えるし、何かでお金のやり取りをする時にも使えます。
セブン銀行の封筒の方が頑丈ですが、アレがない時の為に財布に入れておくと便利な封筒です。
ちなみに、湘南しんきんは封筒よりティッシュがお勧めです。

B5は勉強向けですね。
ガツガツ書いてポイントもまとめたい、なんて思うなら、これ一択かな。
方眼でも横罫でも何でもあるので、好きなものを選んで使ってみてください。

B6サイズ

コクヨがめっちゃ出してるサイズですね。
リングノートが多い気がします。(コクヨといえばやわらかリング!)
パッと見ではバイブルサイズの手帳にも近い気がします。
バイブルはもうちょっと小さいか?

これは創作活動のメモにもってこいの大きさです。
あとバレットジャーナルにも向いていると思います。
A5より少し小さいのがこのサイズなので、鞄にも入れやすいです。
メモというよりは、そのメモの一歩先!みたいな使い方に向いたサイズですね。

B7サイズ

ノートとしては見た事ないな。
多分ミニ6手帳のリフィルと同じくらいです。
今B6のノートと重ねて実際に見ましたけど。

このサイズってどちらかというと硬質カードケースのサイズですよね。
7とか8とかってマジで皆そのサイズ。
情報カードでこのくらいのデカいのあったらいいのにな。
ありますかね?

どう使うか全く分かりませんが、ミニ6手帳のサイズで合ってるなら、日記もメモも創作もこれ一本でやれます。
万能選手そのもの。
ただ、長文をどばーっと書きたいなら、このサイズは不向きです。
一言日記くらいの感覚で書くのにはピッタリですよ。

紙別

方眼タイプ

これは数学や理科のように図形を沢山使う科目をやるのにお勧めです。
あと意外と漢字の練習にも使えますから、中国語の勉強にも便利。
四角で整うので、何をやっても気持ちいいです。

これを気に入って使う人は、これしか使ってない!
と思うくらい、愛好家が多いのも方眼タイプです。
最近はルーズリーフも安く売られていますし、リングノートにもこのタイプが増えましたし、いい時代ですね。

横罫タイプ

罫線のうち、横に線が引かれたタイプ。
あまりに一般的すぎて、使い道を話すのは難しいです。
私はひたすら日記を書くのに使いますね。
方眼も横罫扱いして、横線だけ見て使っているくらい、私は罫線派です。

英語を書くのにちょうどいいのが横罫ですよね。
小文字のyとかpとか書く時、カッコよく書けて気持ちいいです。

縦罫タイプ

学生時代に憧れて、個人的に使っていたのがこれ。
短歌、俳句、川柳、漢詩などにお勧め。
縦に等間隔に線が入っているのと、比較的線と線の間隔が広いのが特徴です。
今や死にかけの宛名書きも、これで練習しました。
自分の住所、苦手な字が詰まっていて嫌なんですよ……。
そういうのを練習する時にピッタリなのが、縦罫タイプのノートです。

漢詩は本当にこれで書くと返り点書くのが楽です。
『桃花源記』みたいな物語を書き写すのも、好きでした。
漢字の中でも特に縦型の字は、これで書けるとめちゃくちゃ気持ちいいしカッコよく書けるので、今も好きです。

なかなか売られている店を見かけないのですが、文房具屋によっては取り寄せ対応している場所もあります。
そういう所にお願いすると、希望の品を手に取る事が出来ます。
ネット通販でも買えますが、実店舗で受け取る方がロマンありますよね。
文房具好きならこの気持ち、分かるはず!

無地タイプ

無地タイプは本当に何でも出来ます。
お絵描きも良し、図面描くも良し、一文字だけデカく書くも良し。
あとはプリンターがあれば、ネット上で配布されている無地ノート向けのテンプレートを印刷する事だって出来てしまいます。

少しお高めで良ければ、マルマンの無地がお勧め。
これは絵を描くのにピッタリです!!!!
画力に自信のない人は、高い画材なんか怖くて買えないでしょう。
このマルマンのルーズリーフは、なんと百均の発色悪めな色鉛筆でも、綺麗に濃淡を分けられるんです!重ね塗りも対応!
お勧め過ぎるくらいお勧めです。
皆、買おう。

鉛筆、シャーペンとの相性が抜群です。
シャーペン特有のギラギラした反射も少し薄く感じました。
昔からこれは好きで、常にストックしているくらいです。

推しの絵を描いてニマニマしたいなら、これ。
マジでこれ。
意外と裏抜けしないみたいで、サラッと書くだけなら筆ペンも使えます。
無駄に「永遠の旅人」とか「時空を超えて」とか、凝った奴を書くのにお勧め。
まぁ一番いいのは鉛筆なんですけどね。
鉛筆との相性がこんなにいいルーズリーフ、この値段で手に入るなら安いと思う!

リングノートだとコクヨ派の私が、ルーズリーフはマルマン派なの、面白いですよね。


個人的にお勧めな品だけ最後に紹介して終わります。

お勧めの品

111シリーズ徳用リフィル

万年筆使えます。
くそ安いですが、万年筆使えます。
マイルドライナー使えます。
使えないペンが分かりません。
左手で書く場合に限りますが、bLenとの相性は悪いです。
お勧めはジェットストリームか、サラサです。
何やっても裏抜けしないの不思議だなーと思って使ってます。

ダイヤメモ

以前何かの記事で出したのもこれでしたね。
私が好きなのはSですが、Mも欲しいので個人的なメモとしてMを共有。
リングが主張しない、良いメモ帳です。
ガリガリ書けます。

無印良品 四コマノート

大量の情報カードを使っている気分を味わえます。
情報カードにいきなり手を出す前にお勧めの一冊。
なんと、縦型のメモパッドタイプもあります。

マジでお勧めです。
ルーズリーフやら何やらに書く程でもないメモを書くとしたら、これ。
「メモはメモだけど、独立してないよね」と思う物を書くのにピッタリ。
大テーマをノートの上に書いて、小テーマごとに下の四コマを使うやり方は、思考整理にも役立ちます。
大人も子供も活用出来るノートなので、試してみてほしい。

ちなみにこのノート……油断すると裏抜けします。
下敷き必須。
ただ、シャーペンとの相性が良いので、こいつはシャーペンでガリガリ書いていくのがいいと思います。


このくらいで終わりにしようかな。
もしお勧めの品があれば、是非ここのコメント欄で紹介してください。
文房具マニアを増やす布教の場にしましょう♡

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