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かうんせりんぐ BAR魔の巣ふう

お店はただ出しているだけではお客様はやってこない。
集客のための戦略が必要。

それは誰もが知っている常識かもしれません。
必要な人が情報を手繰って必要なサービスにたどり着く現代。
その半面情報弱者と呼ばれる人たちは、本当に必要なサービスにたどり着けずますます苦痛を負うことになるとも言われています。

そんな現代でも私にとってそっと琴線を震わせてくれるシチュエーションに思いを馳せて妄想するのです。
どんな妄想かって?

多忙な日々、忙殺されていく心。
疲れも限界にきて
とうとう突如有給を叩きつけ、やんややんやとてんてこ舞いになっているオフィスを後目に、思い立って列車に乗った。
列車っていうのがポイント。

ガタンゴトンと心地よいリズムで揺られながら
車窓を流れる空や黄山や海を眺める。
住む街が遠くなっていくほどに、なんだかちょっぴりソワソワしてくる。
ほんとにこれでよかったの?と一抹の後悔と不安がよぎるけど
何か大切なものが見つかりそうで
電車の揺れに身を任せる。

これまたなんとなく降り立った駅。
パッとしない古びた街並み。
ちょっとお腹がすいたので、なんか食べたいなと街を散策することに。
そこに怪しげな灯りがともる店があって
気味悪いと思いつつなんだか気になる。
不気味なようでいて、なんだか懐かしい不思議な感覚に
吸い込まれるように店の前まで歩いていった。
どんなとこなのか、外から覗いてみようと好奇心がそうさせたのだろう。

らんたんの灯りに照らされた看板には「BAR 魔の巣」と記してある。
ちょっとお酒を飲んで、ほっとしたいなと扉に手をかける。

いらっしゃーい

と、店主の中谷まり亜が陽気に酔っ払って
手招きをしたのだった。

なんやねーん!

みたいな出会いで、必要な人が誘われて扉を叩くイメージ、
そんな店構えも夜の街っぽくていいじゃない?

あなたのお悩み、聞かせてください。
お代持ってないの?いいよ、じゃ今日はここで
ここにいる人たちのために素敵な歌を歌ってさしあげて。

そんな居場所を作りたい。

かうんせりんぐBAR 魔の巣
のような
都会の夜の街のオアシスをオンラインで。

ようこそ。いらっしゃーい。


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