見出し画像

何故私は40代で態々フランス語を覚えたのか❓ 〜 は❓ブリュッセルって英語通じないの⁉️🇧🇪😰

40代の頃、夫の仕事の都合でベルギーのブリュッセルへ引っ越す事になった。

ブリュッセルといえば確かEUの本拠地だよな、って事は英語通じるよな、もう40代だしこれから新しい語学習得なんて無理無理😅💧と、公用語のフランス語等全く勉強せず、寧ろ子供達がインターナショナルスクールに転校する事となった為、子供達に英語を教えていた。
(私も10代の頃、ブラジルのインターナショナルスクールに通っていた)

無事、ブリュッセルに到着し、ホテルにチェックインした時の事、ホテルの方達、中々英語が通じない。それでもその中に偶々英語を話せる方がいたので、その方にばかり頼っていた。買い物に行ってもお店の方はフランス語しか話しませんよ、という雰囲気。郵便局でもフランス語しか通じない💧 
何かヤバイぞ、この国、と思っていた矢先の事。

私には持病があるのでかかりつけ医にしっかり説明をしなければならないし、更に薬の成分によってはアレルギーがあり、アナフィラキシーを起こす危険があるのでそれも確り伝えなければならないのだが、先ず困ったのが英語の話せる医師の少ない事。
やっと見つけたと思った医師に細かく何度も何度も念を押し説明し、薬を処方して貰ったのだが、その薬に大当たり。私には飲めない薬を処方され、薬を飲んで10分もするかしないかで全身震え出し、息苦しさ、吐き気、腹痛、目眩、動悸、全身の不快という不快が100倍束になって襲いかかって来て、これ絶対死ぬヤツだ、アレだ、アナフィラキシーだ😱ってのたうち回る私に、幸い家にいてくれた夫が慌てて救急車を呼ぶも、またしても英語が通じない!夫も全くフランス語がわからず、お隣さんの少し英語のわかる方に何とか通訳をお願いし、救急車がやっと来てくれたが救急隊員も全員フランス語しか話せない。私が死にそうなのに大した事ないだろう的な扱い。
「大袈裟でも何ともないんだよ、確かに怪我して血を流してるわけでもなければ辛うじてまだ気も失ってないが死にそうなんだよ!」
と、心の中で叫びながら病院へ搬送され、大きな総合病院へ運ばれるも愕然!看護師さん達も医師さん達も全員英語が話せない💧聖路加病院並みのデカくて綺麗で立派な病院なのにさ😭「誰か英語話せる人いませんか?!」と、夫は横で必死に英語で叫んでる。 ちょっと、私、マジ死にそうなんですけど!フランス語の辞書を引くのも苦しい。
アナフィラキシーという単語をやっとわかって貰ったら、今度は医師が真っ青になり大騒ぎ。「うわ!大変だ!この人死ぬかも!」って事になり、医師からは確認の為何を口にしたのか、それとも何かに触れたのか?薬ならどんな薬を処方されたか等矢継早に問われるのだけど、今度は私も夫もフランス語が全くわからないものだから、志村けんさん演じるひーちゃんのような「あんだって?!」が繰り返される💦 (ご存じない方、志村けん、ひーちゃん、あんだって?で画像検索してください)
そうこうしているうちに意識が遠退いて来た。ああ・・・私はフランス語が話せないという理由でブリュッセルで死ぬんだな、そう思いながらふと、バッグのポケットに薬局で処方された薬の領収書がある事に気づき、朦朧とする中医師に手渡した。医師は「わかった!辛かっただろう!すぐに楽になるから!」的な事を言いながら対処してくれ、一命を取り留めた。

・・・マジか・・・ フランス語覚えなきゃ死ぬじゃん💦
勘弁してくれよ、ポルトガル語、英語の次はフランス語ってか・・・ 

・・・って事でその後私はフランス語を死に物狂いで覚えたのであった🇫🇷💦 

お陰様で日常会話程度は話せます。物事、陰陽ありますが、死ぬ思いをして(ガチでな)頑張れば40代でも語学って頭に入って来るものだと思った。

画像1

ブリュッセルのグランプラス ⬆️ 恩師の占いオフィスへ通う際何気に通っていた道だったが今改めて眺めると綺麗だったなぁ。

有難く頂戴致しましたサポートは、動物保護施設への募金及び易経研究の為に使わせて頂きます💓