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Bluesky に投稿した六十四卦解釈まとめ✨

Blueskyにて何となく投稿し始めた『マリア流六十四卦解釈』300文字以内に挑戦♫を纏めてます☯️    少しでもご参考になりましたら幸いです。
只今 31番目の沢山咸たくざんかん迄進めました。タイーツした六十四卦タイツイーチンのようにコンプリートできるといいなぁと思います🎶

タイーツした六十四卦タイツイーチン解釈は⏬に纏めてます✨
イーチンオラクルカードを読む際のご参考になりましたら幸いです。


1. 乾為天けんいてん 〜 創造の象䷀

『乾。元亨利貞。』

天と天が二つ重なった全陽の卦。活気と勢いがあります。
志を持ち進む時を表します。

元亨利貞げんこうりてい」とは、
天の働きに従い正しく進むなら希望が通るという事です。

この卦は龍が登場します🐉
私はこの卦に出て来る龍の成長のお話が好きです✨
自分の人生の「時」を知り省みる事が出来るからです🍀

目標に向かい積極的に進むには良い卦ですが、
同時に陰の力=謙虚さが要になります。
陽ばかりの時だからこそ、陽の力を引き出してくれる陰の力が必要となるので、感謝を忘れず謙虚に(陰)進む事が大切なのです😌

このように易経は一貫して「陰陽の調和」を教えています☯️



2. 坤為地こんいち 〜  受容の象 ䷁

『坤、元亨。利牝馬之貞。君子有攸往、先迷、後得主。利西南朋得。東北喪朋。安貞吉。』

陰ばかりの卦、坤為地🌱
万物を生み出し育む母なる大地を印象付ける柔らかい卦🍀

「利牝馬之貞。」の柔順な牝馬は その特徴から陰にたとえられています🐴
この卦を得た時は、周りの意見に謙虚に耳を傾け、縁の下の力持ちになった方が良いようです🌿
「我先に」ではなく「お先にどうぞ」がポイントです👍
謙虚に生きる事は決して簡単ではなく、私たちはどうしても物事が上手く行くと「奢り」が出てしまいます。
一見地味な「謙虚さ」こそ「陰徳」を積む事となり「陰徳陽報」の如く後に大きな成果を生むのです✨



3 . 水雷屯すいらいちゅん 〜  生みの苦しみの象䷂

『屯。元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。』

この卦は乾為天&坤為地が交わり、はじめて万物が芽生える時、物が生まれる時の困難を表します☯️

「屯」は雪の下から若芽が必死に出ようと伸び悩む意味があり、芽吹くにはタイミングが良くないのです❄️🌱
力を出しきれない辛い状況ですが、雪解けの春を待つ時です🌸

何事も最初からスムーズに上手く行く事はなく、事を成すには多くの困難試練を乗り越えなければなりません。
苦悶しながら策を練り、物事は動き発展して行くものです✨
成功や偉業の影には並々ならぬ努力があります。
諦めず辛抱し、地道にコツコツ努力を続ける事で道が開くのです🍀



4. 山水蒙さんすいもう ~ 濃霧の象䷃

『蒙、亨。匪我求童蒙。童蒙求我。初筮告。再三瀆。瀆則不告。利貞。』

「蒙」は蔓草の事で、蔓草が日光を覆い暗くなりますが、蔓草を取り除くと明るくなり見えなかった物が見えるようになります✨
見えなかった物は知恵で、知恵を開くには教えてくださる先生が必要ですのでこの卦は「教育」を表す卦になります✍️

学ぶ側の意欲が教育の原点で、導く側は相手の能力を上手に引き出し育む事が大切です🌱

先生は相手に求められ初めて教えます。
先生側は生徒を上手に導き受容れる包容力も大事になります。

自分以外の様々な人や書物も含め手本となる物事全てが「師」となります👩‍🏫



5. 水天需すいてんじゅ 〜 待望の象䷄

『需。有孚。光亨。貞吉。利渉大川。』

日照りの時に雨を待つ=「需」の意味です。
人生にはチャンスの時と、チャンスを待つ時があります。
またチャンスが訪れても掴む力を蓄えておかなければ取り逃がす事になってしまいます(´ω`)

上卦は危険な川(坎)、下卦は剛健(乾)で、動きたい気持ちは強いですが目前には危険がありますので、動かずチャンスを待つ時です✋

心身を養い(需=養う、飲食)力を蓄え準備を整える時なのです💓
待つ時を利用し、チャンス到来の時に備え力を蓄えるのです。

このように易経は一貫して「時中」(時に適切に従う事)が要ですよと説いています☯️



6. 天水訟てんすいしょう ~ 争いの象䷅

『訟有孚窒。惕中吉。終凶。利見大人。不利渉大川。』

「訟」は訴え争うということです。
理非曲直を争う、公の場での喧嘩です。

人生に争い事は付きものですが、争えば争う程対立が激しくなり、此方が正しくとも相手から恨みを買うので程々な所で中止するのが良いと教えています。

この卦は争いに勝つ方法ではなく、争う事の愚かさを教えています。
争い事は「自分とは違う」という多様性が認められないところから始まると思います。

当然ですが、人は一人一人考え方や価値観思想が違います。
誰かと自分を比べない事や嫉妬私欲を抑える事が争いを避ける方法とも思います。



7. 地水師ちすいし ~ 戦いの象䷆

『師。貞。丈人吉。无咎。』

『師。貞。丈人吉。无咎。』 師とはいくさ、集団、軍隊、という意味で、この卦は「大きな戦いに臨む姿勢」について教えています。

師のもとには多くの人が集まりますね。

多くの人を集め大規模な事業を成す会社の在り方や、責任者の心構えにも当てはまります。

一番大事な事は「師は貞」の「貞」で「正しさ」を理解する事です。

その「正義」に私心はないか、私的な欲はないかを反省し、「貞」の言葉を深く考えられる人物こそリーダーとして相応しく、そのような人格者(丈人)がリーダーであればその計画は「吉」となると教えています。
個人プレイの方も心の丈人に従いましょう☯️



8. 水地比すいちひ ~ 新和の象䷇

『比吉。原筮元永貞。无咎。不寧方來。後夫凶。』

親しみ、仲良くすることを表す卦です☯️

水と地が和合するように、親しみ助け合う事が大切ですよと教えています🤝

「比」は日本語で比べるという意味ですが、人がふたり並び寄り添う象形文字で「並ぶ」「同等」を表し、親しみ、助け合う事を表しますので、この卦は友好の道を教えているのです🍀

また、人と親しむ時には人を見抜く力も大切です。

表面的には誠実そうに近づいて来たので親しんでみれば実は不誠実だった、騙されたという残念なご経験はきっと誰しもお有りかと思います。

人を見抜く冷静な「心の目」を養いましょう👀


9. 風天小畜ふうてんしょうちく ~ 待機の象䷈

『小畜。亨。密雲不雨。自我西郊。』

この卦は天上に風が吹いている象です。

「小畜」は小さなものが大きなものを留める意で、天(乾=陽=雨雲)を風(巽=陰=風)が留めてますが風の拘束力は弱く、一時的にしか留められません🌬

例えば陰を妻、陽を夫と見ます。
夫が焦り何かを為そうとする時に妻が優しく引き止める。
妻の柔軟さが夫を上手に導き、家族は良いものとなる🍀

「内助の功」等今時古臭いでしょうし夫婦の在り方は時代と共に変化しますが、易経はいつの時代でも変わる事のない「思い遣り」が大切ですよ、という基本中の基本を教えているように感じます☯️


10. 天沢履てんたくり ~ 礼節の象䷉

『履虎尾。不咥人。亨。』

「履」は礼を表す卦です。
「衣食足りて礼節を知る」という事です。

天と沢の組み合わせの卦で、人間でいえば天は剛健なる君子、沢は少女となります。
弱者が強者の虎の尾を踏むような危険に際しても(「履」は草履の履で踏むの意、履歴の履)、礼節を守り慎重に対応する事で、事無きを得ると教えてます。「虎の尾を踏む」という言葉は易経の言葉です。

どのような時でも礼儀を失わず謙虚な姿勢が大切で、自惚れると虎の尾を踏み食べられてしまう危険に遭います。

また、この卦を得た時は色情問題も表しますのでご注意を。
(女子裸身の卦)


11. 地天泰ちてんたい ~ 安泰の象䷊

『泰。小往大來。吉亨。』

「泰」は泰平、安泰を表します🍀

天地陰陽が交わり万物を生成し、
新しいものが生まれ成長し盛んになります☯️
小人は去り、大人が来て、世の中が安泰と化し、人々は志を同じくして信頼が深まり安定する、とても平和な卦です🕊

吉卦の代表格で、多くの易者がこの卦を看板にする事も頷けます。

この卦の時は安泰で良好ですが、その順調な状態を傾かせないよう用心が要でもあります。
どんなに良好で安泰な時でも、そこにあぐらをかくと安泰に翳りが見えて来るものです。
安泰な時こそ安泰を長く保つ為の配慮を怠らないよう気をつけましょう。


12. 天地否てんちひ ~ 閉塞の象䷋

『否。之匪人。不利君子貞。大往小來。』

「否」は、不と口の合字で、口から発する言葉、意思が通じないという意味です。

否む、拒否、否定、否認の否であり、塞がって通じない事を表します。

上卦が「天(陽)」、下卦が「地(陰)」、天は上へ向かい、地は下へ向かうので、陰陽交わらず何も生まれません。

人々は周りと親しもうとず、利己的になり背き合い己の事だけを考えます。
賢人は去り、利己的な人が増え苦しい時ですが、辛抱して次節到来を待ちましょうと教えています。
どのような事も永遠には続かず、極まれば再び希望が見えて来ます🍀
長い夜は必ず明けます✨


13. 天火同人てんかどうじん ~ 同志の象䷌

『同人于野。亨。利渉大川。利君子貞。』

天の卦が上にあり、火の卦が下にあって、火は天に向かい燃え上がります。
共に同じ方へ向かい進む=力を合わせ和合する卦となります☯️
同人誌の「同人」はここから出たものです✨

また、この卦は陰が一本だけあります。
この陰が皆を纏めますが、陰の役割は「聴く」事です👂

占い師も「陰」の仕事で傾聴に徹します🔮
ご相談者様はどんな話にも傾聴する占い師を信頼し、心を開きお話ししてくださいます🍀

この卦の一陰は皆の話に傾聴する事で信頼を集め、絆が生まれます🤝
これこそが、陰ならではな力の活用法ですね😊


14.火天大有かてんたいゆう~ 天佑神助の象䷍

『大有、元亨。』

この卦は天に輝く太陽を表し、天の恵み、助けがあってこその盛運を表します✨
この卦の上にある離は火で、日=太陽でもあります🌞

下の乾の卦は天で、日輪が高く天上にある象とみて、天上に日輪が光り輝き、乾の天から離の知恵を降り注いでいる姿になります。
地上の万物は皆照らされ、天からの恩恵を受けます🍀

剛健の徳(乾)と文明の徳(離)を兼ね備えた大有の卦は、大いに発展通達して行くとされます。

この時には成功しても「どうだ凄いだろう!」とドヤらず「天の助けがあったからだ」「時に恵まれた」「皆様のお陰」と謙虚に感謝する事が要です🙏


15.地山謙ちざんけん~ 謙譲の象䷎

『謙。亨。君子有終。』

「謙」は謙遜、謙虚、謙譲を表します。

人より優れたものを持っているのに自慢せず寧ろ謙り、うわべだけ意図的に謙遜せず、自分はまだまだ足らないと心から思い自然に謙遜する事です。

イーチンは謙虚さが最高の美徳と教えています✨
それ程美しく、また謙虚である事が如何に難しいかを示しているように感じます🍀

上卦が「坤」=「地」、下卦が「艮」=「山」で、本来、山は地の上にあるのに下に隠れているので謙譲の象となります🗻

私も含め人はどうしても調子が良くなると驕りが出てしまうものですが、この卦に触れる度謙虚である事の大切さを思います。



16.雷地豫らいちよ ~ 準備万端の象䷏

『豫、利建侯行師。』

この卦には三つの意味があります☯️
それは「予め備える」「喜び楽しむ」「怠る」という意味です。
予め備える事で物事は上手く進み、それにより「喜び楽しみ」に繋がり安堵し、その安堵から気が緩み「怠り」の心も生じてしまうもので、この三つの意味は相違のようではありますが、互いに原因と結果となり、この卦におきまして大変重要なのです。

また、此方の絵のように⏬音楽も表します♫
楽曲を演奏してお祭りを行うという意味になります🎻
お祭りや催し物には音楽がつきものですね。
音楽を奏で喜び楽しむ事もより豊かな人生を生きる癒しとなると思います🌸



17. 沢雷随たくらいずい~ 追随の象䷐

『隨、元亨利貞。无咎。』

「随」は、従うという意味で、人や時に従うことです。

力ある者(陽)が弱い者(陰)を信頼し、謙虚に従います。

あれ?弱い者が力ある者に従うものなんじゃないの?と思われるかもですが、力ある陽が敢えて謙り弱い陰に従う事で互いに通じ合い良い関係になるという事をイーチンでは教えています。

大切なのは力ある者が弱い者に誠意を尽くす事です。

その誠意に弱い者は喜び信頼し、陰陽交わるような信頼関係が深まり、互いに従い合い、その結果物事が成就するのです☯️

また、立場や状況、時期を冷静に考え、決して慌てず時の流れに従うことも大切です🍀



18.山風蠱さんぷうこ ~ 腐敗の象䷑

『蠱、元亨。利渉大川。先甲三日。後甲三日。』

蠱は腐敗を意味します。
風を止める象ですので、気が濁り物が腐敗します。

蠱は長い間平和に馴染んだ結果、油断して怠慢になり、事故が起こる壊乱を表します。
泰平が長く続くと気がゆるみ、弊害腐敗が出るものですが、腐敗の時は刷新の時でもあります🍃
物事の腐敗は内部(身内)から始まります。
刷新するには反発や揉め事が起きないよう慎重に、そして柔軟にすすめる事が要です🍀

そしてもう一つ、蠱という字は「蠱惑」という言葉があるように、惑わすという意味も含んでいます。
誘惑に負けない心構えも必要な時です✨


19.地沢臨ちたくりん~ 臨機応変の象䷒

『臨、元亨利貞。至于八月有凶。』

臨は臨機応変の臨でです。
上に坤の地、下に兌の沢があり、地が低い所にある沢を見降ろすので「臨」となります☯️

坤の地は母、兌の沢は少女とし、母は娘を愛情込め育て、娘はその愛に喜び、互いに信頼する姿にも見えます💕
このように上司と部下、先輩と後輩、親と子、兄弟姉妹等の間に信頼があってこそ、関係は上手く行きます🍀

様々な立場の人が和するには臨機応変な対応が要となります。
この様子を「咸臨」と表現しています✨
立場の違う人々が信頼し合い進む意味で、幕末にアメリカへ渡った船「咸臨丸」の名前の由来となっています🛳


20. 風地観ふうちかん ~ 観察の象䷓

『觀、盥而不薦。有孚禺頁若。』

「観」は、見るという意味ですが、ただ漠然と見るのではなく、観察、洞察する事です👀

「観光」という言葉は易経のこの卦が由来です✨

洞察力を養う方法として先入観なく素直に観る事、そしてその観え方は本当に正しいかを己に問い顧みます。
これは占いの仕事にも応用しています。 お客様のお話を傾聴する事に徹し、鑑定の際「私」という言葉を出しません。
この「観る力=陰の力」こそが大切で、「私」を出すと肝心の、お客様の問題の本質が見えなくなります☯️

また、この卦の時は衰退の兆しも見えますので現状維持に努めて無難とも見ます🍀


21.火雷噬嗑からいぜいごう~ ䷔

『噬嗑、亨。利用獄。』

「噬嗑」は噛み合うという意味で、この卦は口の中にひとつ、堅いものが挟まっている象と見ます☯️
それを障害として噛み砕き、排除します。

障害を噛み砕くには、聡明さと行動力が必要です✨
例えばSNSの誹謗中傷加害者等は速やかに去って頂きたいものですよね。
そのような障害があった時、裁く側の心構えを教えています。
加害者を排除する際、間に警察や弁護士に入って頂き、裁判官に裁いて頂く事も良いです👮
そうする事で私への執拗な誹謗中傷はなくなりました🍀

またこの卦は「かけひき」を表し商売の卦ともいわれ、努力して繁盛するとします。


22.山火賁さんかひ~ 文飾の象䷕

『賁、亨。小利有攸往。』

「賁」は「美しく飾る」ことを意味します。
日没寸前、夕映え(離)が山(艮)を飾る美しい象。

また、この卦は表面を飾る象ともみます。
表面ばかりを飾っていては実質が伴わず虚飾となり、内面とのバランスが崩れてしまいます。
内面が充実し実質が伴ってこそ本当の美しさが生まれるもので、それが理想の美しい飾り方と、この卦は教えています。

若い頃観ていた大好きなドラマ『素顔のままで』を最近再び観ましたが、飾らない素の自分をそのまま出し合える友情って素敵だなと改めて思いました🍀
中森明菜さんと安田成美さんの演技が素晴らしく素敵です✨


23.山地剥さんちはく~ 追剝の象䷖

『剥、不利有攸往。』

「剥」は追い剥ぎの剥で、剥ぎ取る、奪い取る事です。
陽の力が剥ぎ落とされるのです。
その他、削る、破る、損なうというような意味がありますが、あまり嬉しくない意味ばかりですね。

山崩れ(上卦艮)を起こし地まで(下卦坤)剥ぎ落ちて行く姿を表します。

この卦の時、積極的に何かをしようとするのは大変危険です⚠️

下手に動かず抵抗せず、危険から身を守りつつ時勢が変わるまで静かに待ちましょうと教えています✋

地道に状況を立て直し、無理のない範囲で補填に努める事が賢明です。
テイカーに注意し、大切なものを奪われないよう気をつけましょう。


24.地雷復ちらいふく~ 一陽来復の象䷗

『復、亨。出入无疾、朋來无咎。反復其道、七日來復。利有攸往。』

復の卦は、元に戻る、帰って来る、回復する、再出発、同じ事を繰り返すという事を表します💫
この卦は乾為天の陽が下から次々と陰に剥がされ、山地剥→坤為地になり、再び初爻に陽が復したものです。
その一陽は漸く長じて盛んになるので一陽来復、季節でいうところの冬至です。
少しずつ明るくなりやがて春が来ます🌸
けれども油断はできません。
冬至の後には小寒や大寒が訪れます❄️
慌てて動けば失敗してしまう恐れもあります🥶
春の兆しが感じられる変化はゆるりと始まりですので慎重に進む事が大切なのです☯️


25.天雷无妄てんらいむもう ~ 無為自然の象䷘

『无妄、元亨利貞。其匪正有眚。不利有攸往。』

「妄」は、みだり、でたらめ、うそ、いつわりといった意味があります🤥

「无」は無ですから、无妄とは、乱れがない、嘘がない事を表し、一点の妄想邪念、期待や望み、野望等がなく、ただ自然のまま、己の為すべきことを淡々と為し、小細工等せず、企まず、極自然のあるがままで行く事を善とする卦になります☯️

この卦の時は過度な期待を持たず、自然の成り行きに任せながらひたすら本業に注力する事で順調を得られます✨

「無我夢中」という言葉がありますが、無我の時は無心になれるので、この卦の境地に近いように思います🍀


26.山天大畜さんてんたいちく ~ 大いに畜め養う象䷙

『大畜、利貞。不家食。吉。利渉大川。』

この卦は大いに蓄積する、蓄える事を表す卦です。

山の卦が上にあり、天の卦が下にあり、山が天の陽をとどめている状態で、その事により陽はどんどん蓄積され大きく成長します☯️

蓄積するものはお金や物ばかりではなく知識、知恵や経験、技術、能力、徳を蓄える事が大切です✨
腰を据え(艮)じっくりコツコツ休まず、小さな努力の積み重ねが大切になります🌱

自分の為だけに蓄えず、蓄積して養ったもの(知恵や知識、能力等)を後に世の中の役に立つよう発揮しましょうと教えています✨


27.山雷頤さんらいい ~ 養いの象䷚

『頤、貞吉。觀頤自求口實。』

頤とは「あご」の事です。

上下の歯を噛んでみると、動いているのは下頤で、上頤は止まっていますよね。
上卦は艮で止まり、下卦は震で動き、食事の時の頤の動きと一致します☯️

人は口、頤をもって話し、食べ、心身を養います✨

この卦には「言語を慎み、飲食を節す」という言葉が出てきます。

食を節し言葉を慎み心身を養い、誰かを養い、また自分が養われる、自分で自分を養い自立する等、色々な養い方の道を教えています。
徳を養う事が一番素晴らしいですが、未熟者な私には難しい処です。
言葉を慎む事で人間関係も円滑になりますね🍀


28.沢風大過たくふうたいか ~ 重荷の象䷛

『大過、棟橈。利有攸往。亨。』

大過は「大いに過ぎる」という意味です。
やり過ぎたり行き過ぎるとバランスを崩してしまいます。
陽が多く、それを支える陰の力が弱い象です☯️
絵の⏬ように、無理に沢山の荷物を運ぼうとしても、途中で倒れてしまいます💧

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉の通り、何事もご無理なさらず中庸を保ち、適度な状態を保つ事が大切ですよとこの卦は教えています✨

例えば私は餃子を作る際、つい中に入れる具が多過ぎて(巽)、包む餃子の皮が堪えきれず破れてしまうという失敗をして家族に笑われて(兌)しまうことを思い出します🥟😅


29.坎為水かんいすい ~  一難去ってまた一難の象䷜

『習坎、有孚。維心亨。行有尚。』

この卦は「習坎」とも呼ばれ、「坎」は水を表し、「習」は重なる事を意味します☯️
水が重なり次々と押し寄せて来る困難を表します。

人生には困難な問題が次々起こる事がありますね。
ですが困難に遭わなければわからない事もあります。
困難は学びのチャンスでもあるのです💡

『習坎(しゅうかん)は、孚(まこと)あり。』
とありますが、習坎=水に習う(学ぶ)こと、孚=信念です。

苦しいからと闇雲にもがかず信念を持って耐える事が要で、そうする事で苦しい状況を変えて行く事ができると、この卦は私達に教えています。


30.離為火りいか ~ 太陽の象䷝

『離、利貞。亨。畜牝牛吉。』

「離」は太陽、炎を表し、炎が燃え移るように、つき、離れるという意味です。火は自ら燃えるわけではなく、何かにつく事で燃えます🔥

人は親しくする相手の影響を受けるものです🍀
良い人と交流する事で良い方へ導かれるように、つく相手や環境が素晴らしければ、自分自身も良い影響を受け、感化されて良い方へ進んで行くのです✨
ですからこの離為火の時は「つく」人、場所をしっかり選ぶ事が大切ということになります。

もうひとつ、この卦の時はどうしても感情的になりやすいので、何事も落ち着いて冷静に対処する為、謙虚さや慎み深さが要となります☯️


31.沢山咸たくざんかん~ 和合感応の象䷞


『咸。亨。利貞。取女吉。』

「沢」が上卦にあって、「山」が下卦にあり、沢が山を潤している象です☯️

「咸」は感じる、親しみ合う事を表し、「沢=兌」は若い女性を、「山=艮」は若い男性を表していて、この卦は若く純粋な男女が理屈抜きに感応し合っている象なのです💓

男の子はどっしりと山のように大きな器で女の子を受け止めて、女の子はその姿に喜んで男の子を信頼し、互いに愛しく思い合います。

男女に限らず思い込みや偏見、先入観を持たず、条件や計算抜きに自分の気持ちに素直に従いながら相手を見極め、信頼関係を築く事の大切さを教えています🍀


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