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火傷には「絶対」クレイ

(文章の中盤に、火傷の写真を掲載しています)

いつもは「クレイがなければ〇〇でいいし、〇〇がなければ△△でいいよ!」「それは体の正常な働きだから特に対処しなくても大丈夫だよ!」
と、色々な選択肢を大切にしている私ですが、火傷に関しては断言します。

火傷には、絶対にクレイがいい!


・・・もう二月も半ばですが・・・
昨年末の12/31大晦日、淹れたてのコーヒーを、太ももにこぼしました。コーヒーがかかってすぐから皮膚が剥がれるような、けっこうな火傷でした。

幸い、肌のお手入れ用に作っておいたクレイペーストがあったので、すぐさまお手当開始しました。

①初期の手当て:とにかくクレイペーストで湿布する

クレイのいいところは、鎮静と治癒が同時にできるところです。

ジンジン痛む時も、クレイペーストをのせている間はひんやりして、痛みはかなり緩和されます。

今回患部が太ももなので、着替え、トイレ、お風呂、座る、立つ、何するにも不自由で、着替えの途中に水ぶくれを破いてしまい、そこからの手当は違う段階に入りました。

②水ぶくれが破れてから:クレイで患部を乾かす

近頃は、火傷の傷は乾かさないが主流です。

そのため、水ぶくれでじゅくじゅくの患部に、クレイペーストをのせ、乾く前に取り替えようと試みました。

ですが、炎症がひどいので、通常に比べて乾きが早く、患部にクレイがこびりついてしまい、それを取るために、せっかく手当てした傷口を壊してしまうという悪循環をしばらく繰り返しました。

この間は本当に辛く、仕事始めの日も迫っていたので、クレイペーストを薄く患部に広げ、クレイごと傷口を積極的に乾かすことに方針転換。

ここからは、嘘みたいに楽でした。
傷口にのせたクレイペーストがかさぶたのような役割を果たし、時々にじむ滲出液にはホワイトカオリンのクレイパウダーをはたくことで対応しました。そうやって、かさぶたの下が治るのを待ちました。

ホワイトカオリンの瘢痕形成作用(傷痕をきれいに治す作用)にも期待しましたが、結構な火傷だったため、痕は残ってしまいました。

絆創膏なしで出歩けるようになるまで、今回約2週間を要しました。治療方針に迷いがあったため余計に時間がかかっています。

左:4日目 水ぶくれが破れた翌日 / 中:7日目 傷口を乾かす方針転換してすぐ
 右:13日目 かさぶたは取れたけど、外出時に保護する目的でつけた絆創膏で周囲がかぶれた状態

火傷をしてから2ヶ月半が経過の現在、火傷の痕はもっと薄くなっています。


なぜクレイなのか

軽い火傷、かつ、すぐにクレイペーストで対処できれば水ぶくれにもなりません。

水ぶくれができても、クレイが外から水分を吸ってくれるので、破れないでそのまま経過することもあります。

今回のように水ぶくれが破れてしまって衣服について困るような時も、クレイで保護しながら治癒を促進させることができます。

火傷の時に、何で傷を保護するか(ガーゼ?絆創膏?傷パワーパッド?ラップ?)は、頭を悩ませる問題だと思います。

何より、繰り返しになりますが、炎症を鎮めながら、傷口を保護し、さらに治癒を促進するという1人で何役もこなすのがクレイのすごいところです。

以前に、幼稚園児だった娘が、同じような火傷をしたことがありましたが、その時はラベンダー精油、フランキンセンス精油、イトオテルミー、傷口の保護は大判の絆創膏、で対処しました。

子どもの治癒力で、その時の火傷は痕も残らず、綺麗に治りましたが、火傷が落ち着くまでの痛み、傷口の絆創膏を取り替える辛さなどを思い出し、クレイがあるとこんなに楽なのかと実感しました。

火傷の自然療法

今回は、クレイだけを使うと決めたので、ほぼクレイだけを使って経過を見ました。

技術や知識が必要なものもありますが、ご参考までに、いくつか自然療法での火傷の手当てを書いておきます。

①アロマセラピー:火傷にはラベンダーを原液で使います。ただし、アレルギーを起こしやすいとも言われているので、長期間連続で使用しないよう注意してください。

②イトオテルミー:「火傷は冷やす」がセオリーですが、「熱には熱」をの同種療法で、熱で治癒が促進されます。

③ホメオパシー:こちらは砂糖玉を使って、周波数を調整する療法です。いくつか代表的なものを例示します。
Calen.(カレンデュラ):火傷にはまずカレンデュラ
Canth.(カンサリス):ヒリヒリするときに
Arn.(アーニカ):傷を負ったときに

④手当て(愉気(野口整体)、レイキなど)
こちらは特に怪しく感じられるかもしれませんが、私が火傷をした翌日、能登半島の地震が起こりました。

避難生活の中で、医療機関ですぐに治療を受けられる、①〜③の手当てができる環境・必要な道具があるとは限りません。

そんな時にただ無力に過ごすだけではあまりにも悲しい。なす術はあるのです。

誰にでも自然治癒力が備わっていて、さらには人を癒す力も備わっている、そのことを知る(思い出す)時期のように感じます。

ちなみに、私が時々選択肢として書き連ねる「野口整体」。創始者の野口晴哉先生が治療家の道を歩み始めたのは、関東大震災の時に怪我や火傷を負って焼け出された人々に手を当てることで多くの人が快癒したという経験からだと伝わっています。

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