秋山 真理子

森と湖のある里山にて、自然と調和する暮らしを実践中。

秋山 真理子

森と湖のある里山にて、自然と調和する暮らしを実践中。

最近の記事

読書 『エッセイストのように生きる』

私の最も好きなエッセイストの一人である、松浦弥太郎さん。彼の著書『エッセイストのように生きる』を読んだ。 新刊の知らせを受けてすぐにその本を入手した。読み始めてからすぐに、もう、そこは弥太郎ワールド。どうしてこの人はこんなにカッコいいんだろう!エッセイで人の心を鷲掴みにする弥太郎さんを心から尊敬する。 弥太郎さんのエッセイ本をほぼ全部読んでいるが、毎日をていねいに暮らそうと思わせる力がいつも存在している。そして、彼自身が自分の生き方に満足しているという自己を肯定する強さを

    • 味噌づくり(其の一)

       大寒。庭一面に霜が降りて白く美しい光景を目にする頃合いです。この日は毎年恒例、家族で味噌づくりをする日。  朝5時ごろに起床し簡単なヨガと瞑想のルーティンをして、あたたかいハーブティーを淹れながら、すぐにお鍋に火を入れ始めました。前夜から大豆を水に浸しておいたものです。5時間ほど弱火で煮て、豆をつぶし、麹と塩を混ぜ込んで保存容器に入れるという工程です。一見して簡単のようですが、半日くらいかかります。  滑らかな味噌にしたくて、そのためにやわらかく煮た大豆をすりこぎで丁寧

      • 「おせち」を、よりどころにする

        家庭というものを守るようになってから、毎年おせちを手作りしています。おせち用の重箱を買ったのは、たしか息子Fが生まれてすぐだったので、かれこれ14年くらいでしょうか。 年末の大掃除を終わらせて、晦日の前日から大晦日にかけての3日間に分けて作ります。まずは黒豆、紅白なます、田作り、松前漬けなど、日持ちするものから。そして、昆布巻き、伊達巻き、西京焼き。煮しめはいつも余ってしまうので、最近は作りません。その代わりに、年末にウツボが手に入ったので蒲焼風にして里芋と重ねてみました。

        • 10年後の私へ

          寒の入りを迎え、早朝の寒さがひとしお身に沁みる頃合いとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 今日は鏡開きをして、ぜんざいをいただきました。大好きなお餅とあんこの組み合わせ。とても美味しいですよね。 さて、今日は「書くこと」について書きたくなったのでお便りします。 あなたは今もきっと書き続けていることと思います。どんなことを綴っているでしょうか。 相変わらず、日常の些細なことでしょう。庭や畑のこと、美味しいもののこと、手作り暮らしのこと、植物のこと、仕事のこと、家族のこ

        読書 『エッセイストのように生きる』