見出し画像

オンラインバスツアーに参加してみた話

おうち時間が増え、耳にすることが多くなったオンラインツアー。参加する前は、旅行って実際に移動して現地に行って体験して感じることなんだから、オンラインだとテレビの旅番組を観るのと同じで全然リアルじゃないよね・・という思い込みがありました。でも興味本位で参加してみたら、思ったより一体感があり面白くて楽しめたのでこちらで記録します。

オンラインツアーって?

家にいながら旅行気分を味わえる「バーチャルとリアルの融合」を目指すものです。今回はzoomを利用しました。香川県に本社があり、旅行事業などを展開する琴平バスさんが企画するオンラインバスツアーに参加しました。ちなみに最初にコトバスツアーに参加することにしたきっかけは紹介だったのですが、新聞やテレビなど各メディアで取り上げられて今注目を集めています。

参加人数

今回30名ほど。今回2回目の参加でしたが、前回より多い定員設定だったようです。年齢層は少し高めだったような。あとは旅行会社のツアープランナーさん、バスガイドさん、旅行会社のお顔が見えない方(フォロー役)、現地ガイドの方々が中継を混えてという感じでした。参加者の反応をみながらコミュニケーションをとりたいという狙いがあるので、zoomのカメラは基本オンで、静かな環境で参加している人はマイクもオンでということでした。1人参加が条件でないので例えば親子で参加してもOKでした。

所要時間

1時間半ほど 状況によってのびます。ツアー終了後に、zoom上で交流する時間が設けられています。

事前に

旅のしおりとドリップコーヒー、当日使用するシートベルト(紙)が届きます。また、旅行の前々日の夜に現地の特産品の和菓子が届きました。2回にわけて届くことで旅へのワクワクが高まります♪ちなみにzoomのURLは前日の夕方に配信されます。

ツアー内容

蘇る悲劇の傑作機「紫電改」兵庫県加西市 鶉野(うずらの)飛行場跡を訪ねて

関東に住む私にとって加西市ってどこ?鶉野ってどう読むの?というところからでしたので、今回は事前にちょっと調べてからツアーに臨みました。

ツアープランナーさんがツアー内容についてコラムを書いてらっしゃいました!このプランナーさんがとても絶妙で、参加者を無理なく引き込んでいくのがとても上手なんです。オンラインって複数になればなるほどコミュニケーションとるのが難しいなと思うのですが、人数が多くても反応をみつつ、バスガイドさんやコトバススタッフさんがコメントで補足入れながら工夫して進行されていました。コメント機能って流れを遮らずに気軽に質問できるからいいですね。
印象深かったのは、中継で現地ガイドさんの案内の中、鶉野平和記念の碑苑から参加者も交えて戦争で犠牲になった方々へ黙祷を捧げたのですが、オンライン上、全く違う場所にいる参加者が手を止めて同じことをしていることに不思議な感覚になりました。

戦争遺跡って

今回オンラインで訪れた鶉野飛行場跡は戦争遺跡と呼ばれています。定義は定まっていませんが、明治時代から太平洋戦争終結までの間の戦争にまつわる遺構や遺物などを指すそうです。ツアー中、他の地域と連携してるのか?というような質問をしているような方がいて、スタッフさんが「空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会を紹介されていました。この協議会は、旧海軍飛行場にゆかりのある兵庫県姫路市加西市大分県宇佐市鹿児島県鹿屋市が連携して2018年に設立されたそうです。太平洋戦争末期、加西市にあった姫路海軍航空隊、そして宇佐市にあった宇佐海軍航空隊で特別攻撃隊が編成され、若い隊員たちは集結した鹿屋市の基地から共に沖縄方面へ出撃していきました。歴史を知ることで、遺跡に対して想う気持ちも深まってきますよね。
遺跡を管理し、保全・活用していくことは財源も必要で難しい問題ですが、風化してはいけない時代の出来事を若い世代へ伝承していくためにもなんとか残して活用していかなくてはならないと感じました。


オンラインツアー、リピートしたい?

最後に、オンラインツアーについて戻りますが、私はリアルに旅行できるようになっても、もし開催されるなら、参加したいなと思います。気づいたのは、地域の人たちと交流することはリアルに訪れないとできない!と今まで頭にあったのですが、オンラインでも全然繋がることができることがわかりました。これって業界的にも本当に凄いことだと思います!これからいろいろな事ができる可能性が広がりますよね。
コトバスさんは人を惹き込んでいくファン作りがうまいなと思いました。そこまで来るのに試行錯誤して社内でオンラインツアーの練習を繰り返すなど、催行までかなりの努力をしてらしゃると想像しますが。
また来年早々でも参加したいと思います!(私も完全にファンになっている。笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?