ランジェリー解体新書Vol8「ランジェリーと資本主義;1」

今日もよろしくお願いします。イタリアランジェリー専門家 JUNです。

僕はランジェリーに関して細部までランジェリーを説明する事よりもランジェリーとは?など今の社会における人とランジェリーの在り方などランジェリーという存在を切り込む事を得意として居ます。もちろん専門家ですからランジェリー自体も詳しいですが他にも沢山ランジェリーの事を語っている方がいらっしゃいますのでそちらよりも、見た事ない!聞いた事ない!と思って思える概念を書きたいです。

さて、今日はそんな概念より。ランジェリーと資本主義! 資本主義なんて取り上げたらエンドレスな内容になりそうなので、これも男性とともにシリーズ化していきたいです。社会とランジェリーの絡みは触れたかったので。

タイトル負けしない様に書きますね。まず、前に書きましたが好きな番組の1つに「超無敵クラス」と言う番組がありまして。 今日六本木でロケしてるのを見て今週日曜の放送の内容からピンと来たのがこの資本主義というもの。

今週のその企画が、高校生で静岡県で縄文時代の石器を集めて文部科学大臣賞を取った高校生の特集、その子達がそこから今後の日本における生活などを追及したいというもので、縄文時代の事も多いに調べてました。縄文の後期、弥生時代に入る入り口の石器だそうで、鏃や石の斧など石器の時代。槍の先もウサギや小動物用は小さく人に向けては大きく用途によって先が色々工夫されてるのが面白かったです。

そもそも縄文時代というのは争いのない平和な時代だったそうです。獲物をみんなで分ける、そんな時代。 弥生時代は米など資本が出来、人が争う時代になった。

これはこの解体新書シリーズでも書いたかもしれないですが、、、


資本だけでなく、人種や宗教などグルーピングされ、そこからも争いは人間社会では数多ありました。防衛本能からだと思いますが、、

TVか何かで見かけた、、確か、アメリカの心理学者がラットを使って決まったで小部屋を作りデザインされた空間で個体数調査をしたら、ざっくりですが、一時期は増えたけど、最終的には全滅したという、、本能で動いただけではこのラットの様な結果になるだろう部分、人間には理性があるので絶妙に回避をし続けて成り立っているのが人間社会。

争いからは何も生まれない。が、競争する事でより良いモノが生まれるのも資本主義。ファッションにおいてのそれは、権力の主張など見える部分での主張として装いは進化してきた。又は、民族としての集団主張としての装いなど富のアピールの場面で資本主義によって浸透してきた。今でもインスタグラムで似た様な事象が起きていて、時代は変わってもこういう部分は人間の本能なんだろうなと思う。

インスタグラムのランジェリーはある意味飛び道具みたいな使われ方ですねフォロー稼ぎで載せる方がほとんど、ランジェリーが好きでランジェリーをUPされてる方も勿論いらっしゃいますが一般的には前者の方が明らかに多いです。ペルラがLOGO散らして来てるのは、本当、時代だなあ〜と思いますが。

ランジェリーはロゴとは無縁と思っていましたから。それも見えない世界が見える様になったからだと思いますし、ここからロゴとかブランドアイデンティティの明確化がランジェリーには出来てくるのかなと。デザインにロゴを入れるのは流石に難しいので、では、どうするか?    例えば僕がさせて頂いてるTWINSETはロゴと合わせてハートを取りに行ってますね。LOGO無しでもハートが付いてたらTWINSETというところまで行けば凄いなと思っていて。皮の編み込みがボッテガという様なテクニックにおけるブランディングでもいいと思いますが。

それまでは、ランジェリーとの資本主義の絡みというより、コルセットの方が資本主義との関係が深いかもしれないです。イタリアのコルセットから進化したイタリアランジェリーという言語で「コルセッテリア」があります。これはどちらかというと富の象徴の要素が強いと思います。インティモは大衆性が強い。

日本においては、不思議と資本主義とランジェリーは連動していなくて、「バーキンを持ってベントレーに乗って1000円のパンティを履いている女性」が多いのも現実、ランジェリーにお金をかけない事を何とも思わない女性が多い事。ここは日本が抱える様々な問題の根源になる部分だと僕は思っています。

今、物質社会からデジタルなものに価値が付く2次元的な社会も混在していく中、言えるのは衣食住は絶対2次元にならないので、価値観が変わる今だからこそ、もう1度モノの価値と人間としての生活を見直すことが大事なのかなと思います。

「富とランジェリーの関係性」、「シチュエーションとランジェリー」「ランジェリーのドレスコード」「恥じらいとは?」

この辺りを今週触れていきたいと思います。

富とランジェリーは、物質的に富む事と精神的に富む事について。富とは?何か?

シチュエーションは、ランジェリーも出かける場所などによって選ぶことが出来る。セクシーだから薄い生地を使っていないという、ちゃんと考えられてデザインされている事について

ドレスコードは恥じらいにも入りますが、男女間の話に絡めて。自分が良いと思っても男性には実は失礼かもしれない?!ランジェリーのベッドの上でのドレスコードを書いていきたく思います。

宜しくお願いします。


JUN


サポート有難うございます、専門クリエイターとしてnoteから書籍化に向けて頑張って行きたいと思います。