AIグラビア、ラブドール、リカちゃん、バービー人形と人間の欲望について。

お久しぶりです。

僕の投稿は今大体インスタグラムをメインにさせて頂いていますが
たまに、深く考えるとインスタムラムの文字数で収まりきらない
話になりますので、そういう時にはNOTEを使用しております。

今日のインスタグラム、少し違う趣旨で書こうと思いました
僕のインスタグラムは、大体インパクトのある画像とそれに付随した
記事を書きます

本日2003年の6月24日の投稿をご覧いただくと
胸の大きな日本人の水着の女の子の画像になっております。
こちら、巷で流行っているAIグラビアというものです。

最近、どこかの雑誌、、週プレでしたっけ?
AIグラビアを特集して話題になりました。

今日は「欲望」というテーマなので、
まず、AIグラビアの話から、AIグラビアから見える欲望
何千枚のAIグラビアを見てもっと考察したら良かったのですが
何百の写真を見て思ったのは共通項が見えてきました。

まずは、胸が大きいか小さいか、あとは1割は生々しい
バストのAIもありました少し下垂した感じのこれは
ランジェリーの仕事をしていると、何がナチュラルか?
というのは見ればわかる範疇ですので、、

しかし、その写真にはコメントいいねは少なかった
大きなバストか、小さなスキニーなバストが多く
大きなバストが特に多かった。 大きなバストには
見えない子の大きなバストが一番、反応が多かった

あとは、可愛い子だけど、腹筋が割れていたり
筋肉質だったり。そこにはそれぞれの男性の性癖を
詰め込んだ自由な世界がありました。

AIグラビアと合わせて、インスタグラムって
リアルな女性のリアルに見えないほどの顔や体型加工
アプリの精度がどんどん良くなりますが、本物を
知っている、リアル友達からしたら不自然さを
いかに取り除いても違和感しかない
皆んないうのは、ナチュラルの方が可愛いのに。と。。
他人には自分のコンプレックスなんて分からないだろうから
なんとも、難しい議題だなぁと。。

実際に、画像加工でなくリアル整形もすごい世界だなと
色んな人の話を聞いたり、投稿を見たり思うことはあって
例えば、明日花キララさんの投稿で、顔は常に最新版です!
みたいな投稿をしていて、昔は尖った鼻が流行ってたけど
今は鼻の先が丸いのが流行っているそうな。
整形をされてる方からすると、顔を見ただけで
あ、あの子の顔古い!という感じに見られるのかなと。、

整形は常にやり続けなきゃいけなくなる

昔は、劣化しない様にキープをするため、、
という感じに僕は思えましたが、今はキープでなく
常にアップデート、アップデート出来る子が
この三角形の頂点のカテゴリーに位置づく。。

なんとも、すごい世界ですよね。

昨日、ストーリーに投稿した内容で
バストの話だったのですが、あるTWITTERで
加齢すると、バストも徐々に下垂していくのですが
バストの位置を高くキープして若く保つ様に
されてる方についての投稿で、

実はその位置が高くキープした方が
不自然さをより生み出してしまい
余計に老けて見えてしまうのではないか?
という話、年齢を重ねるとある程度の
自然さも若々しさには必要で、不自然は
老けて見える。

こういう話があり、僕はこの話にとても共感して
リポストをさせて頂いたのですが結構多くの方に
共感いただけました。

顔も、実は手を加えると歯車の回転が
早くなり実は倍速で見た目が加齢していくのでは
ないのかな。。それに技術が追いついて来るとは
思うのですが、それは一部のアップデート出来る
人だけが残るのかなと。。

顔でRichの査定が出来てしまうという
少し皮肉っぽいですが、、そういう社会が
垣間見えました。

ここまで
AIグラビア、
加工技術、
美容整形と
形の無いもの方法論などを書いてきました


ここからの欲望は形あるものへの「欲望」
を書いていきたいと思います。

AIグラビアと共に今あるものも話題になっていました
アダルト動画になると思いますが、それと行為を
致している動画が世界中でバズり4桁万再生を
海外だけでも記録しているという、それが
人間に見えるラブドールとの行為でした。

僕は全然詳しくないので、マニアからすると
浅知恵だとは思いますが、ランジェリーの
プロ目線という目線で見ると
ラブドールの会社のサイトで商品の展開を
見ると、凄い面白いパリえーションで
びっくりしました。

ベースの体ももちろん何種類もありますし
その上のトッピングも無数の要素がありました。
それは、その人一人一人の欲望を全て叶える形に
見えました。そして、リアルにより近づけるという
現代の技術。高価なものは本当に瞬きとかして
人間の様だとか。。

何故、ドールにのめり込んでいるのか?
多くの男性に意見を聞いてみたくなりました。

ランジェリーを売るものとして、決して
女性を男性の理想に近づけるだけのものでは
無いとしても、男性の目というのは
イタリアランジェリーにおいては
絶対に無視されていなくて、、それが
分かった時に1つ僕がランジェリーの仕事を
自信を持って出来るきっかけになりましたので
まだまだ、知るべき事僕にしか出来ない目線って
あるんですよね。。

実は、ラブドールはここ数週間たまたま
SNSでニュースで目にしていましたが
実は同時に、同じランジェリー業界の人との
話で話題になっていたんです。

リアルという部分もそうですが、意識的な部分とかも
掘り下げてみたい。

今日、そんなラブドールの映画があって
すごく面白いという事を聞きました。
高橋一生さんと蒼井優さんの「ロマンスドール」
という映画で、ネットフリックスやユーネクストで
見れるという事で、ちゃんと見てみたいなと
かなり面白いそうです。あらすじはサラッと
見ましたが、単純なドールだけの話でなく
そこに切ないヒューマンドラマが含まれている
感じでした。

ラブドールという事なので、かなり静的な思考が
強いのですし、女性からしたらドール趣味って
えっ!って引かれる可能性もありますが

ドール(人形)ってよく考えたら
女の子の方が身近な存在ですよね
パッと思い浮かぶのは、何も知らない僕でも
わかる、りかちゃん人形と、バービー人形
男性は性としての切り口でしたが、女の子の目線の先
って人形を通してどんなものを見ているんだろうと

そういうのが気になりまして簡単にですが
調べると、そこにも「欲望」が存在していました

リカちゃん人形が女の子に与える影響は
タカラトミーさんと、東京学芸大学の研究から
引用させて頂きますと
リカちゃんと遊んだ経験がある子はそうで無い子よりも
自分の将来像をより明確に持っている調査結果が出たそう

その内容は
1、自己認識、他者認識能力の獲得
2、他者との関係性の構築と社会性の獲得
3、なりたい自分像、将来像の獲得
のうち3番が最も影響が大きく82%だった

つまり、リカちゃんは、憧れや未来を感覚として
育んで将来像を夢見ることに繋がった。

二番目にリカちゃん人形による遊びで
自己認識、他者認識を獲得という仮説に対して
リカちゃんママを所有している子のほうが
高いそうだ、つまり自分の気持ちと違ってても
ママというキャラを演じることで認識の芽生えが
出てくるという。

つまり、リカちゃん人形で何を所有しているかで
本人に与える影響はかなりあるそう
ボーイフレンドとか所有してると自主性が強くなるとか

とっても興味深かった。
物が人間の本心に与える影響って
僕はランジェリーが専門だから例えは
ランジェリーでしますが、こういう影響というのを
考えると、単なる自発的な選び方を超えた
面白さが芽生えそうだと感じました。

バービーは映画化もありましたから
VIGUEさんのコラムから引用させて頂きます
いい事たくさん書いていましたので。

僕の浅はかなバービー知識で思うことは
バービーの柔軟性と多様性は凄いなと思います。
社会に合わせて、多くの人に寄り添っている
そんなイメージ。

少し、コラムからかいつまんで
紹介させて頂きますね

人形遊びの歴史は古く、これまで
トウモロコシの皮から動物の骨、石木革ロウなど
が人形作りに用いられてきた。
1959年に、人間にはあり得ない
曲線美を持つ身長29センチのプラスチック
人形、バービーが登場。今現在まで
実に多様性のあるキャラが登場しています。

サンノゼ州立大学のスウィート博士が
「人形とは私たちが社会に望むものを反映しています」と
言う。
18世紀以降、人形が象徴する美と言うのが
基準になり、そこから少女たちに与える影響が
あまりにも大きいいので、問題になって批判されてきた
、手にとって遊ぶ人形に自分を投影出来ない子供は
自分は一体誰なんだろう??と社会の中で帰属意識を
見出せなかったそう。

確かに、今のグラビアなどが女性に与える
影響も、大きな胸に当てはまらない女性の
コンプレックスって今現在も根深い問題ですよね
まず、「大きくなりたい」と言う意識は環境とか
社会的な影響が大きいと思いますので。

そう言う部分から、バービーは多様性を重んじて
いるんですね。。なるほど。。

髪1つにしてもストレートだけでなく、
パーマだったり色だったり、なるべく多様性
を持たせていく。。。

その結果、自分に似た子供と大体見つけることが
出来るようになったそう。

人形はアバターなんでしょうね。。

バービーが等身大になったら、腹部には肝臓が半分しか
入らなくて、足は小さすぎて上半身を支えられないそう。

そこから、「プチ」「カーヴィー」など追加されましたが
まだ十分ではないそう。
カーヴィーですら等身大にするとウエスト60cmだそうです

あとは、ジェンダーレスのこの時代一旦はどんどん
進んでいった様に見えましたが今多くの社会的な問題で
沈静化していますね。

ちょうどその問題が出た時に出てきたのが
AIグラビアでした。

AIグラビアの良いところはあくまでもリアリティに近づけて、、
と言う共通認識がある事が数百枚見てて思いました。

大きな胸も、不可能では無い大きさ。

しかし、リカちゃんやバービーの様な
タレント性、憧れが今まだ無い状態なので

初音ミクの様な、AIグラビア界のスターが
出てこれば、、もしかしたら、人形から何か変わるかもしれないですね。

しかし、形あるものから無いものになる恐怖はあります。
画像の中の空想でしか生きられず、リアルな世界での
視線に恐怖を感じ、自分を隠し歩いている子が都心では沢山居ます

理想や欲望の追求は現実を滅ぼしかねないので

僕らが、あくまでも人間としてテクノロジーに揺さぶられない
様に地に足をつけて生きていくには、リアルというものに
片足くらいは突っ込んだまま、理想や欲望を求めないとダメなのかなと
思いました。

僕の仕事で良かった事は、時代が進んでもランジェリーという基本形は変わらず
人間の欲望を反映して凝縮した形を保ってくれていて。

デジタルでなく、ドールなどと同じくモノとして人間を喜ばせて感情を
沸き立たせてくれている存在だという事。

六本木で働いてる人は、金融やデジタル、かっこいい仕事の人が多いですが
こうしてアナログで毎日綺麗なレースやシルク、人が紡ぎあげた文化を触れて
見て仕事をしているのって、なんて贅沢なんだろうと、、、

そうですねえ〜仕事し始めて10年くらいで少し分かり始めましたね。

今ランジェリーの仕事は17年目になりましたが、
まだまだ僕のランジェリーへの欲望は止まらないですね。

今日の話もまだ充分では無いですが。
あとは、皆さんが何か感じたものをまた考察して調べて頂ければ
いいのかなと思っています。

まだ半分も満ちてないですが、時間潰しには
なるのかなと。

それでは、また。

jun




サポート有難うございます、専門クリエイターとしてnoteから書籍化に向けて頑張って行きたいと思います。