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【日光】丸一日満喫旅後編

なかなか辿り着けない東照宮ですが


いよいよ今日こそ西参道バス停からスタートします。緩やかな坂を登ってまず着いたのが輪王寺でした。三体の御仏像が祀られています。

山の上にでは終わっていた紅葉がこちらではまだ綺麗です。金剛桜、春にはどれほど見事に咲き誇るのでしょう。この辺りからさすがに内外からの観光客を見かけることが増えてきました。

晩秋の景色にため息をつきながらパワースポットを歩いていきます。

耐震設計が施された五重の塔の技術はスカイツリーにも活かされているそう。お化粧直しも完了して完璧な姿を見せてくれていました。

それでも右手に売られている福餅により惹かれてしまう私たち。人気の行列に並ぶとお土産に買い求められる人も多い中、一つずつ粒あんのお餅を買っておやつに。その柔らかさと控えめな甘さでまた元気が出ます。

東照宮の入場券をようやくゲットして解説のイヤホンも借りて中へと進みます。


中国文化の影響を受けているような彫刻が細々と施されているのがかの名高い陽明門。なんと精緻なことか。意外と全容は大きくありません。

家康公が二重の箱に収まった像も今回展示されていたり、天井の響きで知られた鳴竜があったりしましたが残念ながら撮影はできませんでした。

眠り猫を潜って奥宮まで階段を上がっていくのが予想外の息が上がる道のり。来年一度は富士山に登ろうと企んでいたのが怯むほど。軟弱です…

足も疲れたことだし一休み。実は歴史にそんなに強くないのがバレてますね。それよりやっぱりお腹空いた〜だって2時ですから。

絶対湯葉を食べてきてね、との見送ってくれた友人の言葉を信じて入ったお蕎麦屋さんは林屋さん。

日光で採れたお蕎麦を使っていると書いてあったのでざるそばと湯葉三昧のセットを注文しました。煮物、天ぷら、生湯葉!これで思い残すことはありません。

最後に残った国宝大猷院まで歩くと紅葉がまた素晴らしい。

権現造というありがたい建造物と墓所を拝見しました。

長く続いた江戸時代の基礎が今に残っているのはすごいことですね。この日はなんだかんだ20,000歩歩いていました。

行きは良い良い帰りは怖いとは古くから言い習わされたことではありますが、東武日光駅に着いたら帰りの特急券は完売続出です。

前夜来た時は人っこ一人いなかったのに土曜日午後はわさわさと大勢の人で賑わっています。いろは坂の混み具合も観光の進み具合も読めなかったので帰りの座席の予約はあえてしていなかった結果こうなりました。

2時間先の東武特急を取るか、追加料金払って1時間後の新宿行きJR特急を奮発するか、はたまた各駅停車に乗ってのんびり帰京するか?まさかそんな究極の選択を迫られるとは。

家族の夕ご飯が気になる私は泣く泣く追加料金を払ってJR特急に、関西まで帰るというのに時間の余裕がある友人は各駅停車に決めました。名残惜しいけどここでお別れ。なんだかあっけない…

帰りの特急に乗り込む時に前夜最終バスに乗り遅れて相談に乗ってくれた駅員さんと目があって、
「あ、昨日はご心配をおかけしました」
「あれから大丈夫でしたか?」
「はい!とっても良い旅行でした」
「また日光に来てくださいね!」

と会話を交わしました。お忙しいのにありがとうございました。また日光にぜひ行きたいです♪

やれやれ3日かけてようやく旅が終わりました。滞在したのは20時間くらいでしたが(そのうち8時間くらい睡眠)とってもとっても楽しかったです。

なんだか暖かくてもうすぐ11月が終わるということが信じられませんが、皆様も引き続き良い秋をお過ごしください。

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