1996年
社会人になり、
任せていただく仕事が楽しくて、
10年間、モーレツに働きました。

2006年
退職し、出産。
母として、妻として、
10年間、家内を守ってきました。

2016年
関東から関西に引越し、その後
どういうわけか起業するに至りました。

これが、一人の女性としての
おおまかな私の年表です。

専業主婦の道を選んでからは、

家族のためにキャリアを放棄したと
思いたくなかったので、

社会人時代の経験にしがみつくことを手放し
新しい自分に生まれ変わりました。

では、
再び社会復帰を果たすにあたって、

10年間のブランクはなかったことにして
新しい自分に生まれ変わった方がよいでしょうか。

就職する。
退職し、出産する。

今回は、そういった心機一転の境目なく
新しいステージに立ちました。

じんわり、母であり妻である側面も残しつつ
会社経営者になったのです。

仕事一筋が正義なのか。

母として妻として全力を注いだ日々は
社会的空白期間なのか。失われた10年なのか。

多様な働き方が推奨される今、
専業主婦としてどっぷり過ごした経験からの
再出発も、尊重していただけると思います。

これからは、ハイブリッドというか、
生きざま全てを活かして、
ワークライフバランスを確認しながら
働く自由を選択していくべきなんだと思います。

若いころの、フルスロットルな仕事スタイルを
引きずって、
ハイブリッド方式はパワー不足ではないかと
つい思ってしまいますが、

私に今必要なエネルギーの元は、
専業主婦期間を肯定することのように思います。

この期間の充電があってこそ、の今だと思うのです。

働き続けていたら、それはそれで、
また別の迷いがあるのでしょう。

いずれにしても、過去と現在を肯定して
未来につなげていく能力が試されています。

子育てが一段落して、
「さてこれからどうしようか」と思案している
同世代の女性たちがたくさんいらっしゃると
思います。

専業主婦としての蓄積を
価値あるスキルに塗り替え、
励ましあって一緒に未来へ踏み出していく仲間を持ちたい、
そんな構想を持ちながら、会社を作りました。

果てしない道。。。がんばれ私。