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クリスマス支度をしながら

材木屋さんのショールームへ
クリスマスの飾り付けをしてきました。

前日夜、
長女が期末テストの勉強をしている横で
私は、クリスマスジャズなどを流しながら
仕込みをしていて、
「あぁ、こうして家族の横で
 好きなことで仕事ができて
 しあわせだなぁ」
と思いました。

10年ほど前は
家族と 自宅にお招きする方のために
自邸を飾ってきました。
子ども達が家に帰ってきた時に、
ハロウィンやクリスマス仕様に
家を模様替えしていて
「わぁ!」と驚かせるのが
しあわせでした。


9年前のFacebookより


それから、夫の転勤で
大きなツリーも飾れない借家に住まい、
以来ずっと仮暮らしのような気持ちでいましたが、
今年から能動的に二拠点で生活することを
決めました。

「来年引っ越すかもしれないから、
間に合わせの暮らしで。」
こういう考えが、
私の視野を狭めていました。

仕事をするようになるまでも、
「お母さんなんだから、自分のことはあと。」
(でも、あとって、いつ?)
こういう宙ぶらりんな「かりそめ」の状態で
日々が過ぎることにモヤモヤしていました。



芦屋リジュームという
地元の女性応援プロジェクトの企画で
登壇させていただく機会があり
人生の棚おろしをする良いきっかけになりました。
聴講された方々は、かつての私。
勇気に繋がったと感想をいただきました。
たくさんのエールを送りたいです。


家族だけのために
クリスマスの演出を考えていた時と変わらず
私の真心や喜びを
社会に出て少しだけ多くの方へ
お届けできるようになれたこと。

本質はここにあって、
これからも仕事と家庭、
自分なりのバランスで
コツコツ積み重ねていきます。

自信も実績もないうちは、
原因を家庭のせいにして焦るということを
繰り返しがちですが、
仕事も家庭も基礎固めは大切で
馬車馬のような働き方を求めない
セカンドキャリアでは、
家族の理解などの土台づくりの時期も
大切にして良いと思います。



鼻息荒く働くぞと稼ぐぞという
側面だけで評価すると、
10年間という私の専業主婦時代は空白の時代で、
経歴でも触れることはないのですが、

あの時期を熟成させて今があると
過去を認め、
「主婦業を頑張ってたよ」って
自分自身に語りかけることが
どれだけ癒しになることか。
(ここでは割愛しますが
退職を決意した理由もあって、
自身(自信)がなく、
先行きが見えず孤独でかなしかった)

主婦業は「当たり前」の積み重ねです。
そこに散りばめられた宝に気付かないほど
滅私奉公している女性が多いと思います。

二拠点暮らしを決意した我が家では、
夫が息子と暮らし、大健闘中です。
当時の私と同じ嘆きを共有してくれています。

今は中学生の息子と、チラシを切ってツリーに。


私が外でバリバリ仕事をするということは、
周りに迷惑をかけ
よからぬことが起きるのではないかという不安は、
(実際にその経験から退職を決意しました)
時間をかけて、少しずつ違う解釈に繋がってきました。

「意外となんとかなる」と言うにはおこがましいほど、
周囲に支えられての二拠点暮らしをはじめました。
どうせ私が我慢すれば、というところで
思考を止め、人生を膠着させていたところから、
変わりたいと願い行動することで、
助けを受け取ることができるようになりました。

去年の今頃には、
想像もしていなかった生活を送っています。
来年は、どんな景色を眺めるだろう。

長女が私の役を引き継いで、本棚を模様替えしてくれます





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