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順位予想 セリエA 2019/20シーズン


はじめに
昨シーズンはシーズン開幕前に順位予想をしたのだが、ふと思ったのだ。移籍市場も閉じ、チームの状況を数試合確認しキチンと各チーム状況を理解した上で、順位予想をしてこそ、その予想精度が上がるのではないかと。なので、メルカートが閉じ1試合消化したこの第3節終了時点で、今シーズンのセリエAの順位予想をしてみたい。

大まかな予想

優勝争いグループ

ユベントス、ナポリ、インテル

優勝争いは、新監督に加え充実の補強を行ったユベントス・インテル、カルロ体制2年目に突入し攻守に実力者を補強したナポリに絞られるだろう。

CLラスト枠、EL出場権争い

ミラン、ローマ、ラツィオ、アタランタ

この枠を争うのはこの5チーム。ミランに関しては願望を大いに含む。ローマは良い補強をしたがまだ守備が不安、ラツィオは強力なスカッドだが、EL初戦やSPALとの1戦からやらかし癖が相変わらずの印象を受けたのでこの枠に。アタランタはCLと両立できるかが鍵か。

上半分争い

トリノ、ジェノア、フィオレンティーナ、ボローニャ

全てにポジションにそれなりの戦力が揃っているトリノ、ジェノア、ボローニャはこの枠に食い込んでくるのではないだろうか。単に戦力だけ見るとヴィオラはもう1つ上の枠でもいいかもしれないが、昨シーズン終盤の散々さを見るにそううまくはいくとは思えない。

11-15位くらい

サッスオーロ、パルマ、カリアリ

攻撃は魅力的だが守備がお粗末なサッスオーロはこの枠。パルマ、カリアリもキーマンはいるのだが全体で見ると少し戦力が劣るので、降格はしないが上位進出も狙えなさそうなので。

降格争い

サンプドリア、H.ヴェローナ、レッチェ、SPAL、ウディネーゼ、ブレシア

降格はこの6チームで争うのではないだろうか。監督もシステムも変わり、選手も入れ替わりがあった上に序盤戦に厳しい戦いが続くサンプドリアは、降格争いに巻き込まれてもおかしくない。レッチェ、ヴェローナが降格の大本命だと個人的には思う。ブレシアは弱くはないと思うし残留して欲しい(願望)

順位予想

1位 - ナポリ
2位 - ユベントス
3位 - インテル
4位 - ミラン
5位 - ローマ
6位 - アタランタ
7位 - ラツィオ
8位 - トリノ
9位 - ジェノア
10位 - ボローニャ
11位 - フィオレンティーナ
12位 - サッスオーロ
13位 - カリアリ
14位 - パルマ
15位 - ブレシア
16位 - ウディネーゼ
17位 - サンプドリア
18位 - SPAL
19位 - エラス・ヴェローナ
20位 - レッチェ


各チームの印象

1位 - ナポリ (終着予想レンジ 1-3位)

アンチェロッティ体制2年目のナポリ。ローマからマノラス、PSVからロサーノを獲得し、主力級の選手の流出もなかった。ユベントス、インテルが新監督・新戦力が完全にフィットする前に勝ち点で先行したいところ。2節でユベントスに負けてしまったが、CLグループステージで昨シーズンの覇者リバプールに勝つなど勢いに乗る環境は整っている。

2位 - ユベントス(終着予想レンジ 1-3位)

フリーでラビオ、ラムジーを獲得し、マーケットの目玉の1人だったデリフトも獲得。他にも実力者を補強した。ただ、補強がサッリにとって理想的かというとそうではないだろう。ただ、戦力が上積みになったのは確実であり、大きく順位を落とすことは考えられないが、サッリのサッカーの浸透に手間取り勝ち点を取りこぼすことも珍しくなくなるのでは。その結果の2位フィニッシュが予想である。

3位 - インテル (終着予想レンジ 1-5位)

ユベントスと同じく新監督に加えコンテの要望どおりの充実の補強を行った。センシにバレッラ、ビラーギあたりの補強が本当に本当に羨ましかった。ただ、ナポリ・ユベントスに比べると優勝の可能性は1番低いかと。低迷が長かったし勝者のメンタリティ的なものがまだ十分に回復していないのではと。昨シーズン終盤の大失速、CL初戦のほぼ負けかけた引き分けもその証左だろう。

4位 - ACミラン(終着予想レンジ 4-10位)

4位は予想というよりも願望95%です。CL出たい!!もちろん、4位に滑り込む可能性もそれなりにあるが、中位フィニッシュも十分にある。全てはジャンパオロのフットボールがどれだけ早く浸透するか。ミランに関してば別記事であーだーこーだ語っています。(まだ書き終わってないけど)下記リンク参照(予定)。

5位 - ASローマ (終着予想レンジ 4-8位)

新監督を招聘し、有力選手を複数補強し成長著しい若手も多いが、主力の流出もあった。マノラス、ファラオーネの移籍の影響は小さくないだろう。加えて、昨シーズンの課題であった守備は今シーズンも改善していないし、その点の補強も十分だとは思えない。また、ジェコをもし怪我で欠いたりすると大きく戦力が落ちるリスクも大きい。

6位 - アタランタ(終着予想レンジ 4-10位)

今シーズンの最大の課題は、CLとリーグ戦の両立だろう。ムリエルを補強し、Dサパタとムリエルをはじめとした破壊力抜群の攻撃陣は頼りになるだろう。ただ、選手層が十分に厚いわけではないなかの過密日程である。ポイントを取りこぼすことも頻発するだろう。

7位 - ラツィオ(終着予想レンジ 3-10位)

昨シーズンの主力が残留し、右サイドにラッツァーリを補強。開幕戦サンプドリアに完勝し、ローマダービーも引き分けてしまったが終始押し続けていた。ただ、その後にSPALにぽろっと負けたり、ターンオーバーしたとはいえEL初戦もよくわからないチームに負けている。ハマったらめちゃくちゃ強いにの取りこぼしがちなのは今シーズンも変わらないようだ。ただ、もし昨シーズンのアタランタのように勢いに乗れば3位くらいでフィニッシュする可能性も十分にあるとは思っている。


8位 - トリノ(終着予想レンジ 7- 13位)

守備の要エンクルに移籍の噂があったが結局は残留。戦力を維持した(ただエンクルさん今のところ招集もされてないらしいけど)。加えて、ラクサールとヴェルディを加え戦力を充実させた。昨年レベルの成績を納めるのではなかろうか。

9位 - ジェノア (終着予想レンジ 8-15位)

昨シーズンは、後半戦で失速し降格争いに巻き込まれたが、今シーズンはシェーネやサポナーラ、ピナモンティを獲得するなど戦力を充実させた。クアメやピナモンティ、サナブリア、ファヴィッリと若い攻撃陣が魅力的だ。アンドレアッツォーリのもと魅力的な攻撃を見せる。個人的な今シーズンの注目チームの1つ。

10位 - ボローニャ(終着予想レンジ 8-15位)

各ポジションに優秀な選手を揃えたボローニャ。冨安はもちろんだが、メデルの獲得も大きいだろう。冬にレンタルで獲得していたサンソーネやソリアーノも今は完全にフィットし夏に買い取りオプションの行使で完全移籍した。突破力が素晴らしいオルソリーニの背後は冨安がしっかりと守り、中盤の底ではメデルがボールを狩り、散らしている。バランスの良いグッドチームだと思う。こちらも注目チーム。

11位 - フィオレンティーナ(終着予想レンジ 5-15位)

オーナーが変わり監督はそのままなのだが、面白い補強を行ったヴィオラ。リベリーやプリンス、カセレス経験豊かなベテランの獲得、バデリも復帰した。また、ユベントス戦でのカストロヴィッリは驚きであった。ただ頼れるCFの不在がそれなりに影響あるだろうとの予想から、戦力に比べ少し低めの順位予想をしている。

12位 - サッスオーロ(終着予想レンジ 8-15位)

今シーズンもデゼルビのもと面白いサッカーを展開するサッスオーロ。そこそこ選手が入れ替わっているので序盤戦は苦労しそうだ。守備は相変わらずのようだが、今シーズンも魅力的なサッカーを見せてくれることを期待したい。

13位 - カリアリ(終着予想レンジ 8-15位)

ナインゴランが漢気復帰した。加えて、シメオネやマルコログを獲得。戦力を整えた。ペッレグリーニもレンタルで残留。シメオネとジョアンペドロの2トップは魅力的。注目チームの1つ。

14位 - パルマ(終着予想レンジ 11-18位)

セリエA復帰2シーズン目。今年もキーマンとなるのはジェルビーニョだろう。上半分にいく戦力が整っているとは思わないが、降格争いにも巻き込まれることはないだろう。

15位 - ブレシア(終着予想レンジ 11-20位)

昇格組で1番楽しみなのがブレシア。トナーリの存在はもちろんだが、ドンナルンマに加えてエイやバロテッリを獲得。アタッカー陣が意外(?)と豪華である。ハマれば、中位フィニッシュを十分に狙えるが、もちろん全体の戦力的に降格の可能性も十分はらんでいる。

16位 - ウディネーゼ(終着予想レンジ 15-20位)

フォファナやデ・パウルなど核となる選手はいるが、全体的に戦力不足感は否めない。また、もし冬のマーケットで彼らが移籍してしまうと、降格も現実味を帯びてくるだろう。

17位 - サンプドリア(終着予想レンジ 8-18位)

監督がかわりサッカーの種類も大きく変わった。加えて、選手もそれなりに入れ替わった。結果、開幕から戦力としては十分なものを備えているが、成績はボロボロのまま第3節までを終了した。まだ楽でない相手との試合が続く中で、このまま低迷が続くと監督解任の噂が出たり、よくないサイクルの入るのではないだろうか。昨年のヴィオラのような状況に陥る可能性は十分あるとみた。

18位 - SPAL(終着予想レンジ 15-20位)

ペターニャは残留したが、ラッツァーリが移籍。昨シーズン13位ではあったが、降格チームを除きSPALより下だったチームは、パルマに加えて新シーズンに準備万端で挑むジェノア、フィオレンティーナ、カリアリである。この3チームは今シーズンそれなりの成績を残しそうなので、結果SPALはこの順位予想に。

19位 - エラス・ヴェローナ(終着予想レンジ 15-20位)

降格候補筆頭の1つ。ステピンスキは魅力的ではあるが、チームの戦力は十分とはいえない。

**20位 - レッチェ(終着予想レンジ 15-20位) **

ガブリエウにラパドゥーラと懐かしい名前が。正直1部を戦う戦力は有していないように思う。ババカルもいるのか。



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