初期の段階から、数字を徹底的に追っているZFさんのグラフをご紹介。
専門家も注目のグラフです。
今週の動きを説明します。
おまけで、ドイツのニュースをつけてあります。

第二、第三の波や気を緩めないように、するためにも常に確かな数字を把握することは大切なことではないでしょうか。

ZFさんは、ツイッターでこちらのデータを発表していますので、詳しいことが知りたい方はそちらをご覧ください。https://twitter.com/ZF_phantom

今夜の飲み物　：コロナビール
今夜の一曲：　Reuniting　　Waxwing Music　　
今夜の動画： 　Marco López 、 Edgar Fernández、
記事提供　：ZFさん　 

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

今週のZFさんのCOVID-19のグラフのコーナー（5/24～5/30）

福岡県の北九州市で感染者が増えています。

福岡県では、５月中旬から新規感染者がゼロの状態が１週間ほど続いていましたが、その後に増え始めた新規感染者数は70人程度になっています。

こちらのグラフは、７日平均での新規確定陽性者数です。右側が国内ですが、福岡県が上昇しています。このデータは厚生労働省の発表値によるもので、自治体発表から２日ほど遅れていて、ここからさらに上昇することが既に見えています。あと２日ほどすると、東京都と福岡県が逆転するかもしれません。また、北海道も増え始めているので、心配ですね。（ZF氏グラフ：新規確定陽性者数（７日間平均））

こちらのグラフは、前回もお見せした全国の新規確定陽性者数などの推移です。クラスター対策が機能するレベルまで下がってきていると思いますが、北海道と福岡県のためか、若干増え始めているところが気がかりです。入院者数は、既にピーク時の２割程度のところまで下がりました。また、人工呼吸器またはICUで治療中の患者数は、ピーク時の４割くらいまで下がりました。（ZF氏グラフ：新規陽性者数/入院者数/重症者数）

こちらのグラフも前回お見せした、増加率と実効再生産数のグラフです。陽性者増加率はまだ特に動きは見られませんが、実効再生産数Rtが少し上昇気味に見えます。（ZF氏グラフ：増加率（陽性者/入院者/死者）と実効再生産数Rt の推移）

次は、都道府県別に詳しく見てみましょう。

こちらは、陽性者の増加率です。これは、陽性者の累積数が、10日で何倍に増えるかという数字です。今のところ、特に変化は見られませんね。（ZF氏グラフ：陽性者増加率の推移 / 主な都道府県）

こちらは、実効再生産数Rtのグラフです。こちらでは、福岡県の数字が9.68まで跳ね上がっていて、グラフの表示範囲を超えてしまっています。これは、北海道大学の西浦教授が監修した、Rtの簡易的な計算式を使っているためです。具体的には、直近７日間の新規陽性者数が、その前の７日間の新規感染者数の何倍になったか、という計算をしているそうです。（ZF氏グラフ：実効再生産数Rt / 主な都道府県）

ちなみに、5月29日版の専門家会議の資料を見ると、東京都の実効再生産数Rtは、ピーク時でも４を超えていないことがわかります。

出典

現在の、福岡県の実効再生産数Rtも、後日、専門家が正確に計算し直せば、もう少し低い数字になるのかもしれませんが、それにしても心配ですね。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【ドイツ発】イスラム教徒にイードのお祈りで駐車場を提供したイケアが賞賛を浴びる

イードとよばれるこの祭りは、断食月が終わると祝われるのもので、イスラム教徒にとってはとても神聖で重要なお祭りのひとつです。

ドイツはCOVID-19の発生を抑制する手段として3月に集団での礼拝を禁止しました。
最近は、一度に50人までのグループについては許可されるようになりました。

そこで、伝統的なイードの礼拝とお祝いのために彼のコミュニティを結びつける手段として、フランクフルト近くのディティブウェッツラーモスクの会長であるカディルテルジは、地元のIKEAの管理者に、駐車場でこのお祝いができるかどうか尋ねました。

許可がでてから、テルジさんは、ソーシャルメディアでサービスへのオープンな招待状を投稿し、出席者にフェイスマスクを着用し、子供を家に置き、少なくとも6フィートの社会的距離を保つように指示しました。

800人を超えるイスラム教徒が祈りに参加し、イベントの写真は息をのむほどです。

「まったく別のラマダン月でした。連絡もなく、訪問もなく、断食を共にすることもありませんでした」とテルジは報道機関に語った。

「[だから]ウェッツラーのすべてのイスラム教徒との閉会の祈りは私たちにとってのごごほうび報酬のようでした。」