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非王道型キャリア - 30代後半での挑戦 #22

来春から働くとなると、日本での就労は5年ぶりである。4年弱のブランクは想定していたが、5年とは思っていなかった。よくキャリアの王道は20代でがむしゃらに働いて型を身につけて、30代で広げてうんぬん、みたいなことを聞く気がするが、私はそもそも働き始めるのも遅かった割に、30代前半の働き盛りに退職し、妊娠出産育児という大仕事をするわけでもない長い人生の夏休みに突入したあげく、セクター を変えて0からのスタートという、巷で言われているキャリア形成の王道からは外れまくったパターンである。人生の長い夏休みで、自分のやりたいことはほぼ全部やったので、全く悔いはないが、”生産性”が高い人に言わせたら、もっと出来ただろうという評価が下される気はするが、まあ如何せん私レベルなのでしょうがない。

子供を産み育てるとは仕事以上に大変であり、子育てによっていろんな能力が身に付いたり成長できるやに聞くが、それを経てない私にはそのバリューもなく、まあ寂しい限りだが、ブランクが長くても、子供産んでなくても、30代後半という微妙なタイミングでも、自分らしく楽しいキャリア形成ができるのだと身をもって証明できたらいいなと思う。一筋縄ではいかないにしても。今全く輝いてなくても、あとの人生でお楽しみは待っているかもしれないし、その逆もしかり。

私はその逆パターンという大層不幸な例を身近に持っているので、老いれば老いるほど人生が濃くなる、楽しい人生にできたらしていきたいと切実に願っている。

うちのボケてしまったクズの親父なんて、生まれてから10代はずっと超絶貧困、20代で運良くアメリカの会社に就職し、30代・40代は超いけいけで出世街道まっしぐら、次期日本法人の社長ともいわれていたが、それ以降の転落ぶりが激しく(怪しいビジネスとか詐欺まがいのこともしてたと思う)、家族を傷つけまくった・踏み台にしまくった結果、誰からも愛されず、認知症になり、数億円の自己破産(そして今も元妻を苦しめている)という、一体この人は人生で何をしてきたんだろうか・・という悪いお手本である。30代イケイケでもこういう例はある。

キャリアに多分王道はなくて、その人その人の人生にあった仕事や働き方があるだけだと思うので、自分の中の北極星(目標)を希望としながら、自分にあった地味な1日を明日も過ごそうと思う。

写真はコグマのじいさんが送ってきた、スコットランドのゴルフ場にいた牛?

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それと、ネス湖に行ったけどネッシーを発見できなかったらしく、お土産のネッシー。

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