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断食4日目に元気回復

断食4日目の朝

断食の朝は辛い

7時起床。
断食を始めて以来、どうにも朝布団から起き上がるのが辛い。
体を何とか布団から引き剥がすようにして、えいっと起きる。
今朝は燃えるゴミの日。寝坊してゴミを出しそびれるわけにはいかない。

朝の体温は36.2度。少しずつ下がってきている。
強い発熱感は少し減ったもののまだまだ万全な通常体温とはいえず、体全体がモッタリと熱く感じている。

ここにきて明らかな体感の変化

しかしどうだろう。
頭はここ数日でもっとも明瞭かもしれない。
断食を始めて以来悩んでいたことは、食事を摂らないことによって、頭の回転がゆっくりになり、その結果考えがまとまらなくなったり、行動が緩慢になって物事を進められなくなったりするのなら、私の思っている生き方から遠くなってしまい、本末転倒だなということだった。昨日あたりからこれは何とかせねばならないのではと不安に思っていた。

今朝は布団から抜け出すまでが大変だったものの、その後はこの4日間のうちで一番キビキビと動くことができ、朝から業務上のやり取りも返信がスムーズに行え、頭がきちんと働いているのを実感する。

昨日の残りの具なし極薄味噌汁を1杯飲み、昼前に生姜レモンウコンの特製ジュースを水割りで飲んだ。

空腹感は完全に消え去ったわけではないが、「ああ空腹感が今あるね」くらいの、距離を置いた感覚で接することができるようになってきた気がする。

何かを猛烈に食べたいとは思わず、夫が動画通話で異国の美味しい食べ物をモリモリ食べる様子を見ても、SNSで美味しそうに撮影された食べ物をたくさん見ても、私の空腹に影響を与えることはなかった。

食べていないことへの感覚

断食の話を見ると2パターンあるようで、断食終了を待ち焦がれ頭の中は食べ物のことでいっぱいで終了と同時に「やっと食べられる!」と舞い踊るタイプと、だんだん食への執着がなくなりずっと断食を続けられるかもしれないという気分になるタイプがあるようだ。
私はどうやら後者かもしれない。
不思議なもので以前ジュースでファスティングをしていた時は前者だった。
ファスティングが終わったら玄米と納豆キムチとチーズふりかけたサラダと赤レンズ豆を食べるんだと、具体的にあれやこれやと自分が一番好きな食べ物について考えずにはいられなかった。
さらに、ジュースと水だけを摂取するプログラムでは毎回強烈に体が冷えていた。
冷やすの大好き人間で元々体温が低めな私が、これは冷えると感じるのだから、相当なものなのだと思う。私ですらジュースのファスティングは寒い時期にはやりたくないなと思ってしまった。普段から冷えることが辛いと感じている人なら、ジュースのファスティングは空腹感より冷えの方が辛いと思うかもしれない。

しかし今回の断食は何故か全くの逆で体温が上昇。人によっては食べないことによって体温が下がることもあるようなのだが、私は好転反応と言われる体温上昇が現れている。
もうすぐ本格的に外気温が上がってきて私の苦手な夏が来るので、早いところ体温は落ち着いて欲しいのだが、さてどうなるか。

元気回復で諸々がスムーズ

断食4日目にして気分が前向きに変化してきたことは意外だった。
家の中の片付けもテキパキ進められる。
洗い物が犬のご飯の器と私のコップくらいしかなかったのを言い訳に、珍しく3日間放置してしまったキッチンの排水溝の掃除もしっかりできた。

断食とは全く関係ないかもしれないが、仕事上モチベーションをグッと上げざるを得ないような話が今朝やってきて、改めてやって見るしかないと言う気持ちになれた。
ひとまず駅前の穴場カフェで安いコーヒーを注文し爆速なWi-Fiをお借りして仕事の準備を進める。

断食1日目や2日目なら、体も頭もぼんやりしすぎて、こんなにすぐに行動に移せなかっただろう。4日目にしてやっと、明らかに何らかの良い変化が体に起きているらしい。

空腹感にまつわる認識の変化

以前までは、外出中に妙なタイミングでお腹が空いてしまったらどうしよう、と思っていた。納得のいかないものをどこかのお店で食べることになったら残念で仕方がないからだ。この当時の考えだと、空腹感がやってきたらすぐに食べねばらなないと思っていた。
なぜそう思っていたのか、理由は定かではないが、お腹が減ったら食べなければという謎の固定概念に囚われていたのだ。

しかし今なら少し違う。
空腹感がやってきても、無視しても良いのだ。
困る場合は、手が痺れたり、めまいが強すぎたり、呼吸が乱れたりする場合であり、
その時は塩分と水分を補給する必要がある。
空腹感を感じた時点で少量の塩分とたっぷりの水分を摂ることができれば、空腹感の先にやってくる体調の異変は避けられることも、何となく体感として分かってきた。

私は何故、あれほどまでに空腹感に怯えていたのだろうか。

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