アイロン愛用のメリット
アイロンは優秀おしゃれ節約道具
アイロン、使う派か、全く使わない派か、これはしっかり分かれるところではなかろうかと思う。
最近は洗濯をした後に、軽く叩いて伸ばして干しておけばアイロン不要で綺麗に着られる素材の服もあるし、ぴしりと生地を伸ばし過ぎずに多少のシワがあった方がニュアンスがあって良いなと思えるデザインと素材の服もある。
私はここ数年は毎日のようにアイロンを使っているのだが、実はこれには理由がある。
最大の理由は乾燥機を手放したこと。
それ以前の晴れた日の洗濯ルーティンは以下のような流れだった。
1・洗濯する
2・屋外の日向に干す
3・15時前には取り込んで(海のある街なので夕方に湿度が上がってくることが多く)生乾き部分があるものは乾燥機に放り込んで仕上げる
4・寝る前に乾き切った洗濯物を畳んでしまう
しかし引っ越しをきっかけに思い切って乾燥機を手放すことにしたのだ。
電気代がどうにも高いなと感じていたことと、乾燥機はなんだかんだとスペースを要して圧迫感があるなということ、そして乾燥機を稼働させると冬は良いのだが春から夏を通過して秋になるまでとにかく部屋が暑くなるのが嫌だった。私は寒いのはかなり適応能力が高い北国生まれDNAなのだが、暑いと脳が即座に停止し人としての能力が大幅にダウンするという根っからのホッキョクグマみたいな人なので、暑くなる要素については日々敏感である。さらにそこに経費(電気代)も払っているとなると、尚更削減するのがよかろうと思えてきた。
確かに乾燥機があれば、家事の負担が大幅に激減するのは間違いない。
冬の厚手の服も乾かしやすい。生乾きの香りとは無縁である。
だがどうしても部屋が暑くなることが許しがたかった。
新たに引っ越した家はあえて小さな家を選んだため、乾燥機の熱は暮らしに大きな影響を与えることは確実だった。
夫は私の家事負担を軽減してあげたいという熱意があり、洗濯機と乾燥機が一体型になったドラム式のお高い洗濯機を買ってあげようと提案してくれていたのだが、その甘言に一瞬揺らいだものの「いやいや、暑いねん」と思い直し、一旦中古ショップで購入した激安洗濯機(海外製)を導入することに決まった。
乾燥機 VS アイロン
結果から言うと、乾燥機を卒業して良かった。
メリットは部屋は暑くならないことだけではない。
電気代が圧倒的に安くなった。真夏や真冬のピーク時の電気代が約半分になったのだ。
さて暑さだけではなくニオイにもうるさい私は、ではどうやって乾燥機無しで洗濯物を仕上げているのか。
ここで登場、アイロンである。
アイロンのある洗濯生活
現在の洗濯ルーティンは以下の通り。
1・洗濯する
2・一旦手でしわを伸ばしながらハンガー類に干す
3・1枚ずつアイロンをかけていく
4・アイロンでほかほかになった衣類をまたハンガに吊るして干す
5・夕方、万が一、生乾きの部分があるものについてはそこだけもう一度アイロンをかけて完全に乾燥させる。
6・すでに乾いているものは最初のアイロンでシワは取れているので畳むだけ。収納する。
7・ここまでくると大体のものが乾いているので畳んで収納。終わり。
工程も手間も増えているし、アイロンをしている瞬間だけは若干部屋の温度は上がるのだけれど、あの乾燥機の暑さと電気代を考えれば、アイロンの方が数倍良い気がしてならない。
アイロン関連の節約も可能
さらには綿や麻などの服にアイロンをかけようとする時に、これまでは霧吹きで水分をかけてからアイロンをしていた。なんだったらシワ取り機能のあるスプレーをドラッグストアで買って使っていたし、それを使わない時も水をスプレーしていた。
最初から濡れている洗濯物にアイロンをするため、あの水分は不要になった。
アイロン本体にもスチーム機能はいらない。低・中・高の温度設定ができるものであれば、高機能のアイロンを買うことすら不要なのだ。
もちろん最初の頃は、このアイロンという手間に辟易した時期がなかったわけではない。
慣れるまでは正直少し億劫だったし、大変だなあとも思った。しかし私の場合はとにかく部屋が暑いということが1ミリも許せないタイプなので、このアイロン技が勝利したのである。最近の電気代や物価の高騰も後押ししていることも事実だろう。
ひとまず毎日はできなくとも、休みの日や、外は暑いから外出を極限まで減らしたいと思っている人(それは私)は、アイロンをお試しあれ。
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