身の丈にあったこと

身の丈にあったことをやりたいな。

自分という人間の中に、きちんと存在しているものを使って表現したいな。

自分という人間がもっと豊かな心を持って、自由に自分らしく表現ができるような人間になりたいな。

身の丈にあったことをやりたいな。

自分という枠から外れたものを表現しようとするのは、本当にみっともないことだから。

だからといって、自分という枠を自分が決めるのも良くないな。

自然に人が集まってくるような人間になりたいな。

自然にみんなを元気にできたり、みんなの感情を動かすような表現ができるような人間になりたいな。

そして、私は私を発見したい。

私の中にある、まだ知らない感情や情熱が、突然、ステージで生まれる瞬間がある。

バンドで音を出した時だけに生まれる衝動があって、その時に弾き出す音も声も言葉も噓はなくて、それが私のまだ見ぬ自分自身ということに驚いてしまう。

一人で歌う時もそう。知らなかった感情が勝手に走り出す。

それは、止められなくて歌声だけが加速する。

そんな時は、自分の身の丈がどれほどなのか、私は見失ってしまう。

そんな時に、なるべく、自分という人間が柔らかい脳みそで、豊かな心を持っていられたら良いなって思う。

きっとどこかで、自分を演じてしまった瞬間に全てが噓になってしまうのかなって思う。

私は、私という人間を放出させながら、

自分の身の丈というものを思い知りながらこれからも生きていく。

そして、少しでも成長できたら良いなと思う。

私の表現を好きだと思ってくれる人、心を寄せてくれる人に、

少しも噓ではない作品と心をこれからも届けていけたら良いな。

身の丈にあったことをやりたいな。





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