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私とごはんの物語 6皿目

想像もしていなかったけど

いつもお世話になっている
ねーさんから(親しみをこめてそう呼んでた)

街の公民館の
パン教室をやらないか?
とゆうお話しを頂いた

え!
家でお料理教室はやったことがあるけど
パンって
そんなに作ったことないし
パンに対して知識もない

そんな私で大丈夫なんだろうか?

よくお話しを伺うと

「パン教室」とは言っても
みんなでワイワイ楽しく作りましょー!
とゆうコンセプトらしく

それを聞いたら
大丈夫かな?とゆう不安よりも

みんなでワイワイ!っていいな
なんか楽しそう!
そんな気持ちになり
むくむくと
気持ちも膨らんでいくのがわかった

49%の不安と
51%のワクワクなら
後者を選ぶのが
私のモットー

ぜひやります!と返事をさせていただき
同時に私もそこから猛勉強

そんなこんなで
今年は2年目

最初の年よりも少し肩の荷がおりて
段取りもわかってきたし

昨年と同じ
慣れ親しんだ顔ぶれもちらほら見かけ
なんとなくホッとしたし
ありがたいなぁと思った

で、
毎回頭を悩ませるのは
メニューの選定だ

時間の制限もあるし
人数も15名弱

自ずと
シンプルな工程であることが
マストになるけど

この会は「わいわい楽しく」が
コンセプト

みんなが楽しく
できた!とゆう達成感を
感じて欲しい
そんな風に思って今回もメニューを選んだ

ぷくーっと膨らむピタパン

そんなわけで
選んだメニューは
「ピタパン」

ピタパンは
丸い生地の真ん中が
空洞になっているのが特徴で

その空洞のポケットみたいなところに
好きなものを入れて食べることができるパン

お手軽に片手で食べられ
本場の中近東では
野菜やファラフェルとゆう
ひよこ豆を丸めて揚げたものを入れて
食べられるそう


この
パンを焼いている時に
平らだった生地がむくむくと膨らんで
円盤みたいになるのが
きっと楽しいし

みんなで目をキラキラさせながら
キャーキャー言っている様子が
想像できる

メニューも決まり
今度は試作に勤しむ

公民館で使うオーブンは
ガスオーブン

うちは電気オーブンなので
火力も全然違う
軽く10〜20℃の差を想定していないと
ガスオーブンで焼いた時に
焦げ焦げピタパンになってしまうので注意!

こんがり美味しそうな焼き色がついて
あのむくむくが
全員できるのが目標だ

何度か作ってみて大体のイメージが掴め
手順も書き出し
中に挟む具の絞り込みや
いつどのタイミングで
何をするかを
タイムラインで書き出し
持ち物の準備もできた

さあ作ってみよう!

当日4つのテーブルに分かれて
各4名ずつでスタート

粉を測るところからやると
大幅に時間がかかるし
間違える可能性もあるので
材料を全部測っておくスタイル

そこからスタートし
混ぜて
捏ねて
一次発酵の間に
アレンジレシピのデモをみてもらう

時間とゆう制限があると
切って挟むだけの方がいいので
レタス、ハム、トマト
マヨネーズを入れて完成のイメージを
みんなで見てもらう

これも
出来上がりとゆう
ゴールに向かっていくための
ちょっとした仕掛けだ

発酵が終わった生地を
麺棒で丸く伸ばした後は
200℃にあたためたガスオーブンで
一気に焼く

強火で焼くことで
生地の真ん中にポケットができるのだ

むくむくと膨らんできている生地を
ガスオーブンの
ガラス越しに見ているみなさん

ほら!
膨らんできたよ!

ワクワクしているのが伝わる

5分〜8分ほどで焼き上がった生地は
全員ぷっくり膨らんだわけではなかったけど
焼き上がったパンの香りと
達成感で空間がふくふくと
満ち溢れていた

レタスやハムを各々に挟んで
マヨネーズをかけたら
お待ちかねの
試食タイムでわきあいあい

美味しいね
簡単だねなんて言いながら
みなさんもぐもぐ楽しんでいる

あーよかった
みんな楽しんでくれたみたい

なんかそう思ったら
自分の分の試食のピタパンも
気持ちでお腹いっぱいになって
半分持ち帰った

満たされた気持ちは
心もお腹も満たしてくれる

帰りに
コンビニでコーヒーを買って
まだ夏の名残残る青い空を見ながら
コーヒーを味わって家路に向かった


【作り方】 ピタパン








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