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【旅】胃袋10個持って行きたい韓国旅行 2022.10.29-31


はじめに。


2022年10月29日に梨泰院で起きた雑踏事故で亡くなった150人余の方たち、ご家族、関係者の方に、心からお悔やみ申し上げます。
20代、10代の女性の犠牲者が多かった事、同じ年頃の子を持つ身としては、人ごとではありません。家を出る時には想像できなかった姿で最愛の子どもが戻ってくる様を思うと、本当に胸が痛みます。
せめて同じ悲劇が繰り返されない事を祈ります。

渡韓前の準備いろいろ

5年ぶりの韓国である。前回は仕事だったので、観光客としては初。

・初めてソウルを訪れる観光客が行く所をきちっと押さえたい。
・韓国に行ったらこれを食べなきゃ、をきちっと食べたい。
以上が今回の旅のミッション。

その前に10月末現在の韓国への入国、出国状況を。これがまた、時期によってどんどん変わるのだ。韓国だからなのか、世界的にそうなのかわからないけど。

準備したものは、
① 電子渡航認証システム(K-ETA)の登録
②検疫情報入力システム(Q-CODE)の登録
ワクチン接種証明書の登録
出国前に
ファストトラックの登録

またすでに変わっていると思うが、とにかく、最新情報を見つけるのが至難の業。だいたい、発信元が国だから「親切に説明する」という気配りがない。途中でやめたくなるような書き方しかしてない。
自ずと親切な経験者が図解や動画で説明してくれているサイトを探すのだが、コロコロやり方が変わるので、追いつかないのだ。

ともあれ、なんとかそれぞれを登録。
登録しさえすれば確かにイミグレの手続きなどスムーズだが、もっと簡単で効率的なやり方がありそうだなぁ。
一番面倒だったのが、ワクチン接種証明書。マイナンバーカードをスキャンするのはいいが、暗証番号が必要。そんなの忘れてるよ。で、わざわざ市役所まで変更に出向かないとならなかった(怒)。

1日目


さて、やっと機上の人となる。
羽田空港から金浦空港まで約2時間。天気が良く、富士山がきれいに見えた。
ちなみに、機内食はディーンアンドデルーカの「ツナとチェダーチーズのドーナツサンド」。大変美味しかった。さすがJAL。NICE choice。

行ってきます、富士山

金浦空港からは電車移動。ソウルはタクシーが捕まりにくいと聞き、今回は地下鉄メインで動く事にした。T-moneyカード(Suicaみたいなもの)を買う。空港鉄道 A’REXでソウル駅、そこから地下鉄に乗り換えて市庁駅まで。

宿泊はウェスティン朝鮮ホテル。角部屋でなかなか広い。ただ、ツインが取れず、ダブルベッド。まあ、娘とだからいいけど。
お日柄が良かったのか、結婚式をやっていました。

目を引くお祝い花

1 明洞で冷麺

さて、荷物をホテルのフロントに預けて(ちなみにウェスティンは日本語が通じない。英語はもちろん問題ない。前回泊まった別のホテルはスタッフの方がみんな日本語ペラペラだったので、それが普通と思ってた。たしか、台北のホテルもそうだった)、まずは近くの明洞へ。
日本でいう原宿か。
ファッションビルが立ち並び、屋台が道の両側に出ている。フルーツ、串に刺した肉、ハットク、トッポギ、エトセトラ。観光客がわんさか。賑わっている。


まもなく午後2時。でも、お腹が空いたなあ。
で、冷麺食べようと店探し。

〇ユチョン冷麺&ヘヌルチャッサルスンデ 明洞直営店

ジャジャンそば麺を食べる。
やってきた麺に冷たいスープを注ぐ。箸が細くて麺を掴みずらい。近くのお姉さんたちを見ていると、箸にクルンと麺を巻き付けている。
早速真似して食べる。確かに、これなら麺が逃げない。なるほど。ハサミで切る食べ方もあるみたい。
辛くて、ちょっと甘くて酸味もあって、とても美味しい。上に載っている梨も良い。
うちの子は冷麺。案の定辛くて半分近く残す。メニューには唐辛子🌶が表示されていなかったけど、辛いのがデフォルトだからね。
両方で24000ウォン。

ところで両替は明洞でやるのが良いですよ。空港と比べて1万円換えて、700円位の差がありました。

腹ごなしに明洞散策。主に化粧品とアクセサリーと服を見る。
アクセサリーはかわいいデザインがたくさん。だけど、価格があまり可愛くない。日本でなら300均の店にありそうなピアスが1000円ちょっと。
つくづく日本は安い国になったんだなぁ、と思う。コンビニのハーゲンダッツも5200ウォンでした。

ちょうど季節は秋。街中の街路樹が一斉に紅葉していて、とてもきれい。気温も、昼間はコートがいらないくらいに暖かい。本当に良い季節に来ました。

2 広蔵市場とチメクを楽しむ

夜は、韓国在住の友人に案内してもらい、市民の台所「広蔵市場」へ。

ものすごい沢山の人。注文する声、笑い声、友達と呼び合う声。市場の活気と相まって、テンションが上がる。やっぱり旅は良い。
幾つか友人が目星をつけていた店は長蛇の列。「これほど人が戻っているとは思わなかった」と友人の弁。並びたくはないが、市場の雰囲気は味わいたい。少しウロウロして、無事屋台の一隅に席をGETできた。

野菜や魚、肉の揚げ物盛り合わせ、お馴染み腸詰、チヂミ、ソジュ(焼酎)。ソジュは、銘柄を指定しないと、ほぼチャミスルが出てくるそうだ。チャミスルは口当たりが割合きつい。この店には眞露があり、それにする。度数は16度くらいで飲みやすい。スルスル入る。

5年ぶりの韓国に、友人との再会に、乾杯!(韓国では、コンベッ!)
辛いものを頼まなかったので、うちの娘もパクパク食べていた。

左から肉、野菜、魚の揚げたの

市場の雰囲気を味わって、では次はクラフトビールに行こうとなる。日本と同じく韓国もクラフトビールが大流行りらしい。
韓国は鶏肉の文化でもある。街にもたくさんのチキンを使った店がある。チキンとビールを楽しむ事をさす「チメク」(チキンとメクチュ=ビール)という言葉があるほど。
歌舞伎町を思い出させるネオン街にある「生活ビール」へ。
店内は若者でいっぱい。ここにも1名若者がいて良かった。

一番シンプルな唐揚げと、サラダを頼む。サラダの上にも唐揚げ。
唐揚げはサクッサクで美味しい。粉が違うのか、油が違うのか、日本の唐揚げとはちょっと違う。軽くて何個でもいける感じ。実際は屋台で食べてきたので、残しちゃったけど。
ビールも美味しかった。ラガーとIPAを頼みました。
しかし、ビールもソジュも口に合わないうちの子は飲み物に苦労してる。ソフトドリンクはコーラとサイダーの二択。ドリンク類は日本の方がバリエーションが豊富かな。
私はまったく困らないけどね。

市場を満喫し、お腹もいっぱいで初日は終了。

2日目

3 景福宮でいにしえの文化に触れて

午前中は景福宮へ。BTSもここでパフォーマンスしたんだよなぁ。

景福宮は、朝鮮王朝の始祖である李成桂(イ・ソンゲ)が1395年に建設した最初の王宮。ソウルの宮殿の中で最も壮大で上品な王室文化の精髄を見ることができる。

せっかくなので韓服を着て写真を撮る予定だったが、調べて行ったレンタル店はクローズ。仕方なくそのまま向かう。
安国駅から行ったためか、正門でない場所からの入場となった。でも、その駅からの道すがらがとても素敵な街並みで、秋の晴天に紅葉した木々が優しく枝を揺らし、古くからの塀や屋根の間を異次元に迷い込んだかのような気分で散策する。後でガイドブックで調べると、三清洞という人気のスポットらしい。どうりで素敵なわけだ。

さて、景福宮の横腹から侵入した訳だが、案内図によると、メインの建物まで数字を遡っていけばとりあえずは良いようだ。つまり逆走ね。
他の観光客と逆方向に進む。
先端が上に反った瓦屋根の建物は、派手ではないがカラフルな色合いで、グリーンを基調にしつつ、朱色で全体を締めている。間を繋ぐピンクや差し色の青が効いている。センスいい。
広大な敷地にこうした建物が幾つもあり、ゆっくり見ると3時間くらいかかるらしい。


今回はメインとなる「勤政殿」という建物をじっくり見てよしにした。
気付くと、勤政殿のあたりには色とりどりの韓服に身を包んだ人がたくさんいた。海外からの観光客に加えて、韓国の方も多い。小さい子は本当に可愛らしい。若い女の子たちのグループ、欧米人、中でも目を引いたのが、アフリカ系の男性陣。黒い肌に黄色いお揃いの韓服が映えて、とても優雅だった。
次はうちの子にも着せたいな、と思う母でした。


正門まで逆走すると、ちょうど守門将交代式のパフォーマンスをやっていました。ラッキー。

敷地内には、国立民族博物館などもあるので、今度はもっとゆっくり見たいと思います。

4 現代美術に刺激を受ける


さて、次に訪れたのが国立現代美術館。韓国、特にソウルは若くてエネルギーに満ちあふれた街というイメージがあり、あちらこちらのサイトやSNSで現代美術を見る事が多い。また、BTSのRMがよくアート作品や美術館の写真をインスタにアップしている事もあり、ぜひ今の芸術に触れたいと思っていた。
(ちなみに、国立現代美術館は入場予約していくとチケット売り場で並ばなくて良いので便利です。)

中に入ると、さすがの現代美術。訳のわからない作品が沢山あって楽しい。
輪になって丸く並んだ藁人形が大きな円盤を背負っている。上にはボール。ボールが転がるので、皆で落ちないようにバランスを取る。
何を示唆しているのかなあ。

一見止まっているように見えて、突如動くのよ


展示室にはでっかい顔。後ろに回ると中に入ることができる。土の中の音が聞こえるそうだ。
自動車のヘッドライトを組み合わせて作った赤い球体と白い球体。光っている。
映像の部屋。扉が次々に開く様が延々と続く、壁いっぱいに。
大きな蒸気機関車のようなものに乗る人形。
天井から吊るされた、金色の天使。
絵画もある。力強い、絵の具をグイグイキャンバスに塗りつけた絵。風景もあれば人物もある。どう見てもコウモリの怪獣みたいな絵。桜、麦畑、活火山。

巨大な顔。中の入って座れる
疲れている天使、ではないと思う

現代美術は、見る者に意味を考えさせずにはいられない力がある。一見カオスなようなふざけているような雰囲気を纏いながらも、見る者の思考を飛躍させる魅力がある。
日本では、意識して見る機会を持たないが、これからはちょっと見るようにしてみようかな。

5 カンジャンケジャン、優勝〜!


昼は昨夜に続き、友人と仁寺洞通りで待ち合わせ。
お待ちかねの「カンジャンケジャン」を食べに行く。カンジャンケジャンは、新鮮な生のワタリガニを漬け込み醤油ダレに漬けて熟成させた料理。ご飯泥棒という異名を持つ。ビビンバより、プルコギより、参鶏湯よりもこれが食べたかったのよ。

行った店は「ヤンバンテッ」。カンジャンケジャンとイシモチの塩焼き定食が看板メニュー。人気店のようで20分ほど待つ。
順番が来て、あざやかな韓服の女性が案内してくれた。観光客相手の店かなぁ、とも思ったが、日本で和食屋さんのスタッフが和服着ているようなものか。
店は1976年創業の老舗店。昔ながらの韓屋なんだろうな、というしつらい。建て増しの結果か、幾つもの部屋に分かれている。
どのテーブルも料理を前に楽しそう。家族連れが多い。 
カンジャンケジャンのセットとソジュを頼む。
先に、色とりどりのおかずが来た。
酸っぱいスープ、キムチ、ドングリの豆腐、プデチゲ、チョレギサラダ、チャプチェ、野菜の天ぷら。

チャプチェうまし。


おかずをつまんでいると、来ました。今日の主役、カンジャンケジャン。肉厚。ツヤツヤ。ミソたっぷり。赤い卵が美味しそう。

きた~!カンジャンケジャン

これは手で行くしかないでしょう。
かぶりつくと身は柔らかくて、殻の中から口に溢れてきます。旨みが強く、しょっぱさより甘さが勝つ感じ。単に醤油に漬け込んだだけでない、複雑な味。ソジュが進むなあ。
足は1本1本啜って食べます。爪の部分は殻を割る道具が欲しいところ。
甲羅には、さらにミソたっぷり。ここにはご飯を入れて混ぜて食べます。これがまた、うまいこと。ご飯泥棒と呼ばれる意味がわかりますね。
ご飯は一人分の釜で来ます。お椀にご飯をよそったら、釜にお湯を入れ蓋をします。後でカンジャンケジャンの残り汁を入れて、残ったご飯をこそげて食べました。

ソジュがすすむすすむ

カンジャンケジャンを堪能し、今回の旅の目的はクリア(笑)。
腹ごなしに仁寺洞の隣にある益善洞を散策。景福宮から続くメインストリートを横に逸れると、昔ながらの街並みが残るエリアに。
ここはカップルだらけ。外観は古い街だけど、内装はどの店もオシャレにリノベされて、カフェ、ご飯屋、雑貨店、服屋、どれも個性あるしつらいになっている。

そのうちの1軒でうちの子は黒いハットを買った。なかなかよく似合う。
小一時間散策して、カフェに入ろうという事になった。でも、どの店もいっぱい。
少し奥まったところにある店に入る。先客は女子2人だけ。
昔ながらの韓屋に、居心地の良さそうな椅子とテーブル。
クラフトビールを頼む。
うちの子が頼んだソフトドリンクは、蜂蜜入りでめちゃ甘かった。「甘いと辛いの2つしかない」と娘。ん、まあたしかにそうとも言えるかも。

買ったばかりのハットをかぶる
プレッツェルがついてきます

6 東大門でショッピング難民に

ここで友人と分かれて、一度ホテルに戻る。
夜の部は、東大門でショッピング。
コートを着て夜の街に繰り出す。東大門の前に、明洞の屋台でホットクを買う。2000ウォン。甘くて美味しい。

うちの子のお目当ての東大門。服屋や服問屋が集積するエリア。
一般人も買えるという店が入っているファッションビルに入る。なんとなくアメ横の雑居ビルにあるような、狭いエスカレーターで登っていく。それぞれの店の境目がわからない程の服の量。天井までずらり。
あまりに多いので、一つ一つの形がわからない、というか、私は見る気がないので塊としか認識しない。
うちの子も諦めたようだ。あまりうちの子が着るようなジャンルの服がなかったように思う。場所が違ったかなぁ。もう少し事前のリサーチが必要でしたね。

ファッションビル群から離れて、ザハ・ハディド(Zaha Hadid)氏が設計した東大門デザインプラザ(DDP)に行く。まるでソウルのど真ん中に降りた巨大な宇宙船。こんな曲線、よく作ったねぇ。効率を重視してたら、まず無理でしょうね。昼間はイベントをやっていたようですが、夜は地下鉄を利用する人、通り抜ける人くらい。でも、ライトアップされていて綺麗。

宇宙的空間

昼間のカンジャンケジャンはすっかり消化され、お腹が空いた。足も歩き疲れて、早くホテルに戻りたいモード。
ホテル近くのロッテ百貨店で何か買って部屋で食べようという事になり、向かう。ところがタッチの差で閉店していた。
残念。
気を取り直し、明洞に向かう。途中、いくつかドラッグストアやコスメショップを梯子。お土産を購入。でも「Q 10のセールで買った方が安い」と娘。なるほど、そういう時代。娘はコスメに詳しいので、日本ではなかなか手に入らないメーカーの化粧水を買っていた。
疲れているのに、また歩いてしまった。

ふと、emartを見つける。韓国を代表するスーパーだ。
今日はここで夕飯調達!サラダやキンパ、ゼリーやお菓子、スムージーなどを買う。
面倒でなくていいね。ちょっとしたお土産も含めて4,000円近くなった。

3日目


7 2泊3日じゃ遊び足りない、物足りない。


最終日。フライトが12時台のため、ほぼ何もできない。ちょっともったいなかったね。
その分、初日と2日目が充実していたからいいでしょう。
10時台には金浦空港に到着。免税店が2店舗と飲食店が2店舗しかやってない。免税店は食べ物、お酒、化粧品、タバコ程度。しまった。スカーフ買おうと思っていたのに。
仁川空港の方が充実していたかな。
とりあえず、免税店で定番のキムチや海苔、カニ、サプリなどを買う。「DUTY FREE」と書かれた袋がでかくて恥ずかしい。
2泊なので機内持ち込み可のスーツケースの半分はお土産エリア。そこにお土産を入れ換え、袋を小さくした。

フライトは快適。2時間かからず羽田に到着。帰りも機内食はディーンアンドデルーガのサンドイッチ。きんぴらごぼうのオレンジ風味。味のバランスの決め方が上手だよね〜。

入国手続きは事前に登録しておいたファストトラックで待ち時間ゼロ。たしかに楽でした。


しかし近いね〜、韓国。コロナになってから初めての海外に迷わず韓国を選んだのは、もちろんBTSの存在だけど、やっぱり食文化は大きな理由。もう、胃袋10個くらい持って行きたかった。
次は、参鶏湯とサムギョプサルと鮑のビビンバ食べに行きます。

三清洞で見かけた壁の絵。なんだかとても素敵。

韓国という国、ランダムな感想

若い国。

5年ぶりの韓国はやっぱりエネルギーに満ちていて若い国。若者がたくさん街に溢れていて、明るい。もちろん、いわゆる観光地しか見ていないという事もあるが、天気の良さも相まってキラキラしていた。PM2.5も飛んでましたけどね。

やっぱりキャッシュレス社会。


1万円両替したが、ほとんど手付かずだった。最初の市場の屋台だけじゃないかな、お金で払ったの。
日本だとカード決済時にセキュリティコードや暗証番号を入れるが、韓国はサイン。金額が少ないとサインも求められない。

Googleマップが使えない!


自国の案内アプリが発達しているからか、日本ほどGoogleマップが使えない。地下鉄やバスを使ったルートは出るが、徒歩やタクシーのルートが出ない。これは困った。
紙の地図と見比べながら、だいたいの場所を把握して行く。案内アプリはもっと研究する必要あり。

韓国語がわからない!


毎日少しずつ韓国語の勉強を続けているにもかかわらず、撃沈。読めることは読めるが意味がほとんどわからない。
音はさすがに捕まえられるようになったが、やっぱり意味はわからない。
今回地下鉄を多用したので、地下鉄関連の単語(出口とか、右側とか左側とか)はもう大丈夫(笑)。やっぱり上達するには住まないと難しそう。

最後に。


10月29日の梨泰院の事故。実は、ハロウィンがすごい賑わいだから、見に行こうかという話をしていた。結局、夜に行くのはやめて、翌日の昼間に行って雑貨屋さん巡りをしようか、なんて話に落ち着いたが、ホテルに帰り、事故を知った。
心配した夫や実家から連絡があった。
もし、あのまま行っていたら駅から人の流れに逆らえないまま、現場付近まで持っていかれたかもしれない。そんな風に考えると、ぞっとする。
日本に帰ってからも連日ニュースで取り上げられている。見るたびに人事でないと思う。
生きる死ぬは紙一重なのかもしれない。毎日を一生懸命に生きるしかないな、とも思った旅でした。

それでも韓国旅行は素晴らしかった。人も、文化も、歴史も、今の流行も、多分、こう何か前に向かうエネルギーのようなものを常に感じていたんだと思う。
また、遊びに行きますね、それまでアンニョン!

おしまい。


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