タイトル

青空朗読にコントリビュートしました~朗読録音から掲載までの道のり〜

そもそも青空朗読の存在をご存知でしょうか。
まず青空文庫の話ですが、公式HPから引用すると

青空文庫は、誰にでもアクセスできる自由な電子本を、図書館のようにインターネット上に集めようとする活動です。
 著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストとXHTML(一部はHTML)形式に電子化した上で揃えています。

これは文章のみなのですが、有志の方々によって青空文庫の文章たちを音声化されているものがあつまっているのが存在します。それが青空朗読です。

インターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読する「青空朗読」は、プロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートし、最近は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。

プロのアナウンサーではなくても、一般人が応募することも可能です。というわけで、音声を提供して、審査してもらったところ、無事通過して自分の朗読が公表されました!!
世の中に自分の声で貢献できるって嬉しいですね・・・・・!

今回青空朗読に公表されたのは下記2作品です

どんな準備をしたのか

プロのマイクとか機材とか必要なんだろ?と思う人もいるかも知れません・・。私が使ったのは
・iPhoneXの録音メモ
・自分の破れたストッキングで作った吹き込み防止用のポップガード
・iPadで青空文庫の原稿を表示
・自宅録音
でした。

↓私の録音スタジオ(笑)

(マイク買ったのに、音質が悪くて結局iPhoneXのほうがいいやんけ・・となりポップガード置きとなったマイクとマイクスタンド)

何を読んだのか

芥川龍之介作 忘れられぬ印象を読みました。
下記が実際に朗読したときの、アクセント注意部分をメモしてiPadで表示して読んだ原稿です。

(青空文庫 忘れられぬ印象より引用)

どんな感じの審査だったか

審査用のメールアドレスに、音声を送付して審査する方に聞いていただきました。約2回リジェクトされましたが、ようやく審査通過しました。

正直Appleの審査よりも詳しく(笑)、どこのアクセントが違うかなどまで詳細を見ていただいているので、なかなか厳しいなと思いましたがやりがいはありました。
下記のような感じで、レビューが帰ってきます。

「忘れられぬ印象」
赤文字は、誤読
緑文字は、アクセント違い(「伊香保」は平板です。「湯」は平板ではなく次にくる言葉から下がります。「高崎」の読みは「たかさき」でアクセントは平板です。)
水色文字について、
・「停車場(ていしゃじょう)」は「ていしゃば」という読み方もあります。複数の読み方がある場合、選択は読み手の裁量に任せていますが、念のため伝えさせていただきました。
・最後の(  )内「大正八年八月」の部分もお読みください。

これから

青空朗読のプロっぽいアナウンサーの方には流石に劣りますが、自分の得意なことが、文字を読めない誰かのために役に立つのは世の中に貢献している感じがしていいなと思いました。
また、朗読で読むに当たり、精読が欠かせず、文章を理解して、間をどこにとるか、著者が言いたかったことは何か、強調するところはどこか、流すところはどこかなどを考える必要があります。
朗読を通じて自分の文学の教養をつけること、そして世の中に音声で文学に触れ合える人を増やすこと、両方が同時に得られるので良い活動だなとおもいました。

芥川龍之介の作品はまだまだいっぱいありますし、青空文庫で読まれていない作品もまだまだたくさんあります。

次は、高校教科書によっていた名作 山月記に挑戦してみたいです!

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