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GHP2020プログラムのハンズオンに参加した

今日は地理空間プログラム「Geospatial Hackers Program 2020」のハンズオンに参加した!
全然知らない分野に乗り込むのは勇気がいるが、興味のある分野だったので楽しみだった。

受講した理由

地理情報に詳しくなりたいモチベは?
仕事で、地理情報を使った広告や、災害情報の表現、地理情報の表現を報道でどう使うかを知りたかったため

何に困っていたか
前々から地理情報に興味があったが、全く知らない分野のためweb上でそもそも地図を出すことすらどうすればいいのかわからない状態だった。

ひーひー言いながらD3.jsでインタラクティブな可視化ができないか全力を尽くしてもこれ・・

地図上に情報を載せる方法や、GeoJSONというフォーマットがあることを知ってはいたものの・・・・まとまっていた情報を探し出せず苦労をしていた

最近はMapBoxというサービスを使って可視化のチャレンジをしていた。
こんな感じでかんたんにサクッと設定できるので、ようやくオープンデータを使って自分の調べてみたいことを表現するところまで行けそうだなと思った。

しかし、オープンデータを使うにしても、どうやってデータを捌けばいいのかわからない。なんかフォーマットがやたら多くて何をどうしていいのかわからない。どのデータがどこに有るのかがわからないという状態だった。

ちょうど困っていたところにこの情報が流れてきてこれだ!!!という気持ちで申し込んだ。

今日のハンズオンはどうだったか?

目的は?

Geospatial Hackers Programとは
- 地理空間人材の裾野を広げることが目的
- ハンズオン講習と実践型講習
- 現場に帰ってすぐに使える武器を持って帰れるようにする
- 多様性のあるバックグラウンドの人がチームで作れるようにする

とくに強調されてたなと思うのは、強い人が引っ張るのではなく、チームで課題を解決できるようになる演習があるということだ。

今日のカリキュラムは?

今日はハンズオン
- 地理空間情報とはなにか
- HEREハンズオン講習
- GeoJsonの読み方
- 衛星データの基礎知識の実践

今後は?
一ヶ月後くらいにチームのハッカソンがある

次の実践研修はこの内容
- 災害時のシビックテック
- 災害時に活用されるデータ
- プロジェクト運営

地理空間情報とはなにか

きょうの発見はmuralにプレゼンのスライドが張ってあって
参加者が付箋や反応を張っていけるの質問や事例を紹介したり発展させたりできて相互反応ができて面白かった

今度からこういうプレゼンすればいい気がしてきた

こういう話を聞いていると、高校社会地理も勉強したかったなー感

画像からの予測の話が面白かった

衛星情報から小売店の業績予測
車の数からこのお店の繁盛具合を予測したり

衛星画像解析によるCOVID-19の経済インパクトの評価
夜間光画像から予測するモデルを構築


HEREハンズオン の話

MapBoxみたいなやつだった。APIは経路検索、地図の連弾リングなど色々種類があり遊べそう。

人工呼吸器などの数が少ない医療機器がどこにあるか位置把握できるとよいという話はどこか海外メディアが可視化していたような・・・?
NYTを思い出した。

こんな感じでAPIをつかって地図の描画をしたりした

Geo JSONの読み方

地理空間情報の典型的なファイルフォーマットの利用方法

GIS(地理情報システム)
建物、道路、河川、湖、標高などの地理空間情報をコンピューター上で作成・保存・利用・管理・表示するツール
+
色んな所から重ね合わせて表示できるように進化しているらしい

地理空間の標準化
別の利用者が別のソフトで利用した場合も閲覧したり利用できるようにしておく必要がある

とくに地理空間の標準化の話が良くて、基準を世界と合わせて、どんなアプリケーションや誰が使っても同じように使えるというのはとても難しいし、今のようにシュッと見られることってありがたいことなんだなと思った。

WFS(Web Feature Sevice)
Webで位置情報やベクトル情報などを共有するためのOGCの仕様

先にMapboxを触っていたおかげで、レイヤー構造になっているみたいな感覚はなんとなくわかる。予習しておいてよかった。

CSVでの住所データになっていても
アドレスマッチングというサービスを使って緯度・経度に変換することもできる

この住所の緯度経度しりたいけどどうしたら〜〜
というときに使えばいいのね

QGISをつかって四川大地震の衛星画像を観察する
素人目だと、どこで山崩れが発生しているのかさっぱりわからなくて、探すのに苦労した。衛星画像を見ていると不思議な感覚になる
Google Earthと組み合わせれば災害が起きる前、起きたとき、起きた後の時系列で見ることができるのは、報道に役たちそうでよい。

リモートセンシングにも用途によって使い分けが必要とのこと
植生と水をしっかり見分けたいならフォールスカラーをつかうなど、画像理をしやすいように使い分けをするということも学んだ

オープンデータを使って洪水区域内にある避難施設を探す

こういう感じでまず山口県をだした

画像1

「国土数値情報(行政データ 山口県)」(国土交通省)(https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N03-v2_4.html)を加工して作成

赤い範囲が洪水推定区域
緑の点が洪水に対応している避難所
数多くの避難所がある中で、洪水指定区域にあり、洪水に対応している避難所のみを抽出した。

画像2

G空間情報センター 35_山口県_避難施設(https://geospatial.jp/ckan/dataset/35000-001)

「国土数値情報(行政データ 山口県)」(国土交通省)(https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-N03-v2_4.html)を加工して作成

衛星写真と合わせると
確かに川沿いが洪水推定区域が多い・・・!!
そもそも避難所が各自災害に対応できるか、区別がついていることすら知らなかった。

運営について

資料を先にあげて予習OKとしておいてくれるところがとてもありがたい
参加者も教え合うという雰囲気があり、質問したら運営の人が回答するだけではなく、参加者から回答が帰ってくることがあり技術者の雰囲気があってよかった。

次はチームでハッカソンがあるので、この準備期間中に自分でできることやりたいこと、先に調べておくこと、今回の復習をやっておいたほうがいいなという気持ちになった。
ハンズオンから実習まで時間があるので、勉強できる時間がとれるのがいい

まとめ

独学でやってたらさっぱりわからなかった
オープンデータの避難施設のポイントと、想定区域内のものを抽出するやり方を教えてもらえてよかった・・!

こういうのが知りたかったんだというのがどんどん紹介されてとてもおもしろかった。前日に資料を先に読んでいてよかったと思った!




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