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builderscon tokyo 2019行ってきた

buildersconとは

公式HPから引用すると下記のようなカンファレンスです

buildersconは「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全てのギーク達のお祭りです。buildersconではトークに関して技術的な制約はありません、特定のプログラミング言語や技術スタックによるくくりも設けません。

印象に残ったトーク

前夜祭と二日目午後しか参加してないですが、聞いたトークや見たものの中から印象に残ったこと学んだことをまとめます

「MySQLでケーキを焼きました」

資料はこちら

感想
そもそもどうしてMySQLでケーキを焼こうと思ってしまったのかというところが、自分の中にそんな発想が無くてぶっ飛んでていいなと思った。
リアルの世界とコンピュータの世界を食事でつなげている。
笑ったのが、オーブンをガムテで固定して電源をつけたままにしてたりとか雑な感じでつくってていいなーと
リレーに関しても、普通にリレーを使うのかな?と思っていたが、きちんとUSBから電源が来たら、電流を流す製品があるということを知ることができてよかった。

今度IOT系の家具でなんかするならこれを使おうと思った。
大学時代はリレーと、ケーブルを切断してつなげるといううっかりすると感電しかねないことをやっていたので、そういうタップがすでに存在しているならこれを使うしか無いよね〜

面白いダジャレを言うと、リアルに布団がふっ飛ぶ装置を作った

これこそ技術の無駄遣い!さすが!(褒めている)こういうのが前夜祭で発表されると盛り上がっていいなと思いました。
技術で遊ぶを体現しててとてもいいなと、自分も技術で遊ぶ心を忘れていたなーと思い起こさせてくれました

↓資料はこちら

発表が笑いを追求されている方なだけあって、発表自体や動画も面白く見えるように編集されていてとても勉強になりました。エンターテイメント性も高く、技術を使って全力で遊んでいるという感じがとても良かったです。

またダジャレをどうやってダジャレと認識させるかという問いに関して、処理させる方法が勉強になった

以下のようなルールベースで入力した文がダジャレかどうかを判別します。
1. 入力文をすべてカタカナに変える
2. 記号、長音(ー)、促音(ッ)を削除、小文字(ァ・ェ・ャ)などを大文字に変換
3. 1字ずつずらしてn文字ずつの要素を作成し、重複している要素がある場合にダジャレと判定する

今までそんなモデルなんて存在していないだろうに、自分でルールを作ってこれがダジャレだ!というのを定義するのが難しいところだと思う

この話を聞いた時、人間が面白いと思う基準とか、面白いとはなんだろう、人間はなぜ笑うのだろうという哲学を考えてしまった。何を基準にするかって難しくないか?と思っていたが、ダジャレステーションを面白いの基準にするというアプローチはなるほどと思ったが、ダジャレステーションがなかった場合どういうアプローチを取ったんだろうと思った

われわれはいかにして機械学習プロジェクトのマネージメントをすべきか - 不確実性の極みとの戦い方

施策をまわしていくと、うまくいくかわからないけど、やってみないとわからないじゃないか〜だから施策を回したいという理論だけでは、人を動かせないというのが最近の学び。

だからこそ、本当に適切なアルゴリズムを見つけられるかわからないのに、プロジェクトを進めるってどういう根拠ですすめるんだろうというのが気になったので聞いた。

資料

このプレゼンを聞いて得た学びは

○課題設定
課題設定を解決するのに機械学習を使わないで済むならそのほうがいい

○解決可能なアルゴリズムにたどり着けるか
実装難易度、維持難易度は適切か
現実的な計算量で答えを出せるのか

実現可能かどうかで一旦契約をとる→それからアプリケーションを開発という流れらしい。

機械学習を使うことにしたという論理の流れは

伝統的な手法があるのにどうして、それをつかわないの?

なぜなら専門的な知識や経験が必要になる。しかも組織やなんのサーバーかによって経験は異なる
サーバーの役割やアプリケーション特性によって変わる

やりたいことはサーバーの「普段と異なる傾向」を検知したいということだった
「普段の傾向」を学習というのは機械学習の得意な分野である

機械学習を用いる必要がある

なんかこんな感じだったと思う(間違えてたらすいません)

プレゼンが終わった後の質疑応答で印象に残ったのは

Q:最悪諦めるタイミングを想定していたか?
A:アルゴリズムを見つけられたしうまくいきそうな感覚があったから、撤退については考えていなかった
自社の開発のため納品の必要はなく、時間の制約はゆるやかだった。もし見つからなければ他のアルゴリズムを見つける方向に進んだのでは

闇雲に探してもできないし、うまく見つかるとは限らないから、
どこまで行かなければ撤退するのかというのを、プロジェクトを始める前に予め決めたたりするのがいいのかなと学びになった。


時を正しく扱うためのシステム設計

仕事はサブスクリプションモデルなので、気になったので聞きに行った

資料はこちら

確かに国内向けのサービスだったら、サマータイムとか無いし、時差もないしというので考慮する内容が少なくていいけど、海外進出するとものすごくたいへんだよなぁということに気がつく。

最後の「所属している会社が考える一ヶ月後」というクイズに関しては、なんというか社内ルールを知ってないと解けなくてうーんこういう考え方もあるのねという新しい知見も得た。

たしかに30日後、31日後を律儀に計算すると何がなんやらわからなくなるので、こういう考え方もありかなと思った。

質疑応答で

民法だと○○のように定められているのですが、これに関してはどう思います?(具体的な第何条かは聞き逃してしまった)

個人的には、時間に関して民法で定められているなんて知らなかったので、こんなところで法律のマサカリが飛ぶとはなぁ・・・という気持ちに

プロトタイプ紹介展

ボイスチェンジャー体験
これ予想以上に声が変わって面白いとなった。いや実況やってみたい!!いや今すぐやれるんじゃね?という気持ちになる。
でも体験しないとこの凄さはわからないので、また機会があったらぜひ体験していただきたい

omicro
動いている写真が無いので伝えにくいが、AppleWatchとiOSアプリでコントーロルして、球体のロボットを動かす展示だった
製作者いわく、球体のロボットの設計もiOSも全部やったということでつ・・強いという気持ちになった。
また操作時の動作もApple Watchをつけて腕を素早く上げるという普段やらないような動作をトリガーとしているため、今操っているんだなという感じが出ていてよかった

まとめ

前夜祭に関しては、積極的に技術の無駄遣い(褒めている)、こんな感じでハックしたぞイェーイで盛り上がっていて、そうだよね技術で遊ぶって楽しいよねという気持ちを思い出せてよかった
ちょっと元気出た。
金曜日は参加できなかったので何も言えない。
土曜日に関しては、プロトタイプ紹介展は自分の好きなものを作ったみた体験してみてという感じで開発者の皆さんに、どのへんが苦労したんですかとか、実際体験してみるとおもしろい!という感覚で自分もチャレンジしてみたい意欲が湧いてきた。

スーパーカミオカンデという全く違う分野の話が採択されていて、それはそれで自分と全く違う世界のエンジニアがいて、そういう多様性も視界が狭くなりがちな自分にとっては新たな発見だった。(スーパーカミオカンデは聞きたかったが別のところを見てしまった・・・)

今はアプリ開発と企画がメインであるが、ぜんぜん違う世界がここにあるのだ。今はエンジニア向いてないな・・・企画も全然だめだなと思い悩むことが多いが、技術を楽しむ心や自分で作り上げるだけの執着や熱意やあきらめない心はあるので、違う世界を覗けるということは世界を広げられるので良いと思った。

道はひとつじゃないんだよなぁ
エンジニアもそれぞれ
背景もそれぞれ
別にいいじゃないか それで人生楽しめるならさ


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