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馴染む変化と癸卯

ただいま。
数年ぶりに表現の道を再開しました。

コロナだけでなく、私の周りも、世の中の周りも、全ての変化が顕著に良くも悪くも現れている今日この頃。「変化」とは、どの境界線を持って変化というのだろう。毎朝飲んでる豆乳が牛乳低脂肪になった。薄いタオルケットから厚手の羽毛布団に衣替えした。ここあたりかしら。これすら変化というのであれば、人間は毎日変化している。同じ毎日なんて存在しない。

同じ毎日が存在しないから、よくいう、今ここに感謝をする。この瞬間瞬間を過ごすことで、共に生きる時間・人・物全てに感謝をしようと。一緒に過ごしてくれてありがとう。これはこういうロジックが成り立っているんだろうなと推測。私はまず自分自身に感謝してからでいいのではとも思う。ありがとう、と心から思うと私の健全で完全な妄想では、ピンクとゴールドのクラッカーがスローモーションのように無限に飛び出てる感じ。でも音無しで、ゆっくりゆっくり流れる雲のようにぷらぷら浮いている。

感謝は0円スマイルと同様で、某ファーストフードのメニュー一覧にある感じ。無限大にできる自分へのハッピー報復だと思う。休みの日にずっと家にいてゴロゴロして、そんな自分に対して、恨むなんて滅相もない。。。必要不可欠にそんな日が私には必要だった。今日も心臓動いてくれてありがとう。寝る前にたった一言呟くだけで自分の存在意義を少しずつ許していく、これくらいで良いんじゃないかな。全ての物質に感謝してたら、車に撥ねられて撥ねられてる時も、ああ、私にぶつかってくれてありがとう、車のブレーキパッドのゴムとガソリンとか考えちゃいそうで。それはそれですごいと思う。車の全体図と部品が頭に入ってるのはね。

変化にも時速10kmの変化なのか220kmの変化なのか大きな違いがある。ゆっくりゆっくり身体をならせて、平熱のまま馴染んでacceptしていくのか、40度の高熱でプールで平泳ぎしてそのあと本番!海に解き放たれトライアスロンをするのか、まさに脳みそ頭ごと吹っ飛びそう、それはちょっと怖いよね。だから新品の靴のように、最初は一目惚れして、そこから体に馴染ませるのがお互いの距離感、おお我が家にきたね!ようこそ!ままだ君は新入りだけど、これから帰るときはこの家だからよろしくね!Hug Hugみたいな。ほどよい距離感とタイムマシーンはできれば乗りたくないな。

だから先祖たちはよく口にする、時間だけは裏切らない。
仕事も友達も恋愛も、何事においても愛着もわく。

今年は癸卯。

木の四天王である卯、そしてしとしと雨が降っている。心地よい雨音。雨粒1つはただの液体で蒸発してすぐに雲に帰ってしまうけれど、それが1年続いたあとに、流され洗われた後に見える世界は何が待っているだろう。晴天でなくても、何か変化が少なからずそこにあるのではないかしら。そして、そこに生い茂る菩提樹。決して小さくないのに日々の成長は微々たるもの。たまには卯である干支のように、孤独死してしまいそうなほど寂しい夜もある。そんな時さっさと寝てしまう。
だからこそ毎日の変化を受け入れ、成長を肌で感じると良いかもしれない。あ、今日はこっちの月見バーガーにしよっと!とか。ジェットコースターのように成長するものはブラックホールに吸い込まれ何事もなかったように落下してしまう。あくまでもゆっくりなじませて、でも自分の感情は大事に。

菩提樹ではなく縄文杉です

日々の積み重ね、すぐには見えないけれどこの1年の微々たる変化が終わった時にどんな景色が見えるだろう。私自身も楽しみであり、ゆっくり自分との対話、鶏の卵のようにあたためたい。卯のように、逃げ足とジャンプ力を使う時はもうすぐそこまで来ている。残り4ヶ月と少し、よく噛んで味わいましょう。

Have a wonderful day.

ありがとうございました。

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