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【木質構造ニュースまとめ】新型コロナでゼネコン作業所閉鎖,特殊な部材なしの木造建築向け高遮音床システム

【新型コロナ】清水建、作業所500カ所を閉所 コロナ緊急事態宣言の7都府県

清水建設(1803)は13日、政府の緊急事態宣言が発令されている7都府県にあるおよそ500の全作業所を原則として閉所する方針を固めたと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、同社グループや協力会社社員の安全を確保するため。期間は5月6日までを予定する。


【新型コロナ】大林組、戸田建設も工事中断 新型コロナ感染防止へ

建設最大手の大林組は15日、国の緊急事態宣言下にある7都府県の建設工事を原則的に中断すると発表した。今後発注者と協議し、工事を順次止める。対象となる現場は約350件で、期間は5月6日まで。準大手の戸田建設も同日、工事中断の方針を発表した。既に清水建設などが中断の方針を発表しており、新型コロナウイルスの感染防止のため工事を止める動きが広がってきた。

まさかのゼネコンが緊急事態宣言下の7都道府県で作業所閉鎖&工事中断。清水建設から始まり大林組や戸田建設まで!

個人的にはかなりびっくりです。建設現場は密閉空間ではないし,人が密集することもないので3密にはなりえないと思うのですが...。大事をとってのことでしょうか...。建設バブルな昨今において,工事中断は経済に大打撃を与えることは間違いなさそう。


【新技術】特殊な部材使わずLH-50実現、木造建築向け高遮音床システムを開発

東急建設(東京都渋谷区)、ナイス(神奈川県横浜市)、淡路技建(茨城県牛久市)の3社は、床の遮音性能LH-50を達成した木造建築向けの二重床システム「(仮称)高遮音床システム」を共同開発した。木質系建築ではこれまで、床の重厚化や防振装置によって床の遮音対策が行われてきたが、手間・コストの上昇、建物自重増による耐震性への影響といった課題があった。今回開発したシステムは特殊な材料を用いず、正方形のパーティクルボードと防振支持脚を組み合わせることで軽量化と高遮音化を両立できるとする。

木造で重量衝撃音の遮音性能LH-50を実現!通常,重量衝撃音の遮音性能は重量と相関性があるので,遮音性能を高めたい場合は重い素材(コンクリートなど)で床を作っています。今回発表された床システムは,床の重量は軽いままでLH-50を達成!ついにって感じですね!


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