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もし24時間しかないのなら

国内のおすすめなら東京下町。四谷から東エリアならいくらでも観光プランを立てられそうです。
でも、もし24時間しか滞在時間がないのなら、私は神田、神保町をご案内します。 

神田は父方のルーツがあります。
鎌ヶ谷→平井→堀切→浅草→神田
この赤い枠内が神田エリアです。このエリア内で全てが完結します。折角なのでここでは非日常を味わっていってほしいです。

Day0
19:00 神田神保町のカレー🍛
言わずと知れたカレーの聖地ですね。他にも豚カツや有名なうどん屋さんもあるけれど、やっぱりカレーを食べて汗をかいてほしいです。お気に入りはボンディとエチオピア🇪🇹

ボンディは欧風カレー。コクがあります。
エチオピアは辛さ70段階まであります。是非挑戦して下さい。辛いけど美味しくてクセになって止まりません。食券制です。ラッキーなときはアイスのおまけまで。コーヒーを頼むとチョコレートも付いてきました。

21:00 眠れないホテル
私自身は泊まったことがないので詳しくありませんが、いくつかホテルがあり、その中でもユニークなのがこちら。

外国人観光客の増加に伴い、2019年にオープンしました。何故眠れないのか?それは漫画天国だからです。こちらでは漫画はじめ本が読み放題なのです。
漫画好きな方にはたまらないんじゃないでしょうか?
是非漫画に溺れて下さい。

Day1
8:30 ディゾンでモーニング
Dixansはフランス語で10周年を意味します。オーナーが別のお店で10周年を迎えた事を記念して、このお店を命名されたそうです。
モーニングもありますが、飲み物だけでも充分です。
コーヒーがお好き?それとも紅茶かしら。チョコレートドリンクもあります。店内で本を読んだりPCを開く方もいらっしゃいます。写真の厚切りトーストは吉祥寺のパン屋さんのもの。
でも私はチョコレートブラウニーを強くおすすめします。パティシエさんが作ったケーキの中でもこれが断トツ。濃厚です。コーヒーと一緒にテイクアウトでも。
夏はアイスサンドに齧り付いて下さい。

ビリケンさん、おはよう!

ディゾンの近くに何故か大阪にいるはずのビリケンさんに逢えます。是非足の裏を撫でていって下さいね。

ビリケンさんは通天閣観光が所有する資料によると、誕生は1908(明治41)年。作者は米国の女性芸術家、フローレンス・プリッツ(E・I・ホースマン)、当時の大統領のウィリアム・ハワード・タフトのウィリアムの愛称「ビリー」に、小さいを表す接尾語「-ken」を加えたのが名前の由来とされています。当時の認識では、足を突き出す座り方はアフリカ人、顔立ちは東洋人がモデルで、足の裏をかいて笑えば願いがかなう福の神とされました。

因みにディゾンは2つあります。今回ご紹介したのは水道橋駅近くですが、そこから神保町方面へ歩いていくとあるのがこちら。プリンが人気です。

10:00 明治大学探検

明治大学博物館には漆器・染織品・陶磁器などの伝統工芸を総括する展示を扱っている『商品部門』、国内では稀少な拷問や処刑の資料の展示を扱っている『刑事部門』、旧石器時代から古墳時代までの重要資料の展示を扱っている『考古部門』の3部門があり、他には無いユニークな常設展が魅力です。
写真2枚目はニュルンベルクの鉄の処女です。実際にはニュルンベルグの鉄の処女には中に針は無く、閉じ込めて怖がらせ、市中で晒し者にする『恥辱刑』のようなものであったらしいです。

なんと、法政大学の学生証は山手線コンソーシアムで明治大学の図書館を利用出来ちゃいます!
神保町は本屋さん天国だけれどたまには図書館で本を選ぶのもどうでしょう?本屋さんなら私はすずらん通りにある東京堂がお気に入りです。そして市ヶ谷図書館より明治大学図書館の方が好きです。ごめんなさい…。

12:20 ロシアを召し上がれ🇷🇺
ロシア料理はいかが?ここには2つロシア料理店があります。ろしあ亭とサラファン。私のおすすめはサラファンです。сарафан は民族衣装です。↓

開業当時オーナーだったロシア人女性作のレシピが現在に至るまで受け継がれているという伝統を誇るお店です。現店主は、明治大学の学生時代にこのお店でアルバイトとして働き始めたそうです。
サラリーマン時代を経て、30年前に店主としてこのお店に戻ってきたそうです。ビーフストロガノフやピロシキ、ボルシチといった定番系はもちろん、ロシアの黒パン、まん丸のかたちをしたロシアハンバーグまで。
印象深いのはご主人がまるでお嬢様、お坊ちゃんの様に接客して下さることです。

因みにサラファンはエチオピアの裏側にあり、明治大学の直ぐ隣。そして少し歩けば法政大学発祥の地に辿り着きます。

もしサラファンが定休日だったらプリマヴェーラ(春)という喫茶店でもボルシチを食べる事が出来ますよ!私自身はここのシチューが好きです。お昼ご飯を食べる時間が無くてやっと落ち着いて入れたときに食べた想い出があります。上品なおば様と気難しそうなおじ様が経営されています。

お食事されるからと煙草を吸うお客さんに注意してくれたり、おまけにバナナまで切ってくれたおば様。
それまで無愛想だったのに「シチュー美味しかった?」と聞いてきて「美味しかったです!」と答えると
「へへっ」って笑顔になったおじ様。またお逢いしたい。

14:00 美しきビザンティウム
ロシアを食以外でも味わおう。
御茶ノ水駅の聖橋方面へ歩き、聖ハリストリスの東京復活大聖堂、通称ニコライ堂へ。

緑色のドームの屋根が印象的な建物は、日本近代建築の父と呼ばれ、明治以降日本の建築を大きく変えたといっても過言ではないジョサイア・コンドル氏の設計です。東京には、いくつかのコンドル氏の建築作品が残されており、旧古河邸・旧岩崎邸・三井倶楽部なども有名です。
8箇所の先端部分があることから、八端十字(はったんじゅうじ)といって日本では珍しいロシアンクロス。キリストが処刑される時に、ゴルゴダの丘に背負って行った十字架がこの八端十字架であったといわれています。
聖堂内は美しいステンドグラスや聖書の場面などが描かれたイコンが飾られています。職員さんに声を掛ければ説明してくれますし、そうでなければ放っておいてくれます。
ここでとある女性に出逢えると幸運です。彼女は親切にロシア語で書かれた書物を見せてくれたり、悩みを暫く静かに聞いて、落ち着くまでずっと手を握ってくれました。で、適度に放っておいてくれます。

15:30 さぼうる
誰もが認めるおんぼろであり、狭くて暗くて喫煙OKなのに何故か居心地が良い。時代が古いとされる音楽がかかり、カラフルなクリームソーダやボリューム満点のナポリタンまで。バナナジュースには最高の相棒であるピーナッツのおまけ。

隣にはさぼうる2なるものまで。落書きOKらしい。

17:00 檸檬画翠と楽器屋さん

丸善の向かいにある檸檬画翠で時間を忘れる。
お目当ては可愛い文房具とポストカード。祖父が愛用した色鉛筆もありました。芸術関連の学生さんや職人さんも利用されます。

御茶ノ水は楽器屋さんがいっぱい!
ギターやベースが多いです🎸

18:30 神田川と万世橋
楽しんだらいよいよ1日の締めくくり。
夜の始まりを告げる街を歩きませんか?神田川沿いを散策し万世橋まで。万世橋内はいくつかお店や展示物を楽しめます。

19:00 安い 早い 良心的なお店「あさひ」
カオス
その言葉がぴったりなお店。
フジテレビのビデオ制作実習のロケで訪れたお店です。ご主人がとにかく強烈な異才を放ちます。
店名あさひはご主人があが好きだからあさひにしたそうです。否、冗談かもしれない。
ご主人曰く味に自信無い為アイディアで勝負しようと色々工夫された結果今に至るそうです。コストカットで殆どご主人のお手製!

アジF(フライ)はアジで作られていませんでした。謎の白身魚。ご主人は好みじゃないという理由で味見された事もなく、思い付き料理が殆どです。
そして何故かご主人、ジッパーとお煎餅くれました。(なんでやねん)

https://www.youtube.com/watch?v=UwptKPU_2Q8&feature=youtu.be
詳しくはこちらの動画をご覧下さい。1番最後らへんです。


沢山笑ったら旅は終わり。お帰りは秋葉原駅と御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅が近いので便利です。

いかがでしたか?
これであなたも神田通です。

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