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ゴールデンゲームズinのべおか観戦記(2019.5.4)

このGWは、初めてゴールデンゲームズinのべおかを観戦してきました。
観戦に至った経緯や前日の様子、当日の雰囲気、レース後のこと思いつくままに書いた備忘録の意味合いが強いですが、読んでいただけると嬉しいです。

●[前日譚]そうだ、延岡いこう

「記録を狙いに行くトラックレースを答えよ」と言われたら、おそらく八王子LD、ホクレンと並ぶであろう大会、それがGGNだと思います。

記録が狙えるということは、すなわち日本のトップレベルの選手が参加する大会になるため、絶対に一度は来てみたかった大会でした。
今年のGWは、たまたま福岡に行く予定があったこともあり、延岡まで足を伸ばすことに。

「移動するときに車あったら楽だろうなぁ」という安直な考え、また、GWの公共交通機関ってむちゃくちゃ値段高いよな、、という考えから、東京→福岡→延岡をマイカーで移動することにしました。
4/30 16時に東京発。神奈川で若干の渋滞にハマったこともあり、この日は岡山市のSAでギブアップ。令和の瞬間は兵庫県をひた走ってました。
5/1は7時に起床して、運転。下関で温泉に入り、福岡に15時着。長かった。マジで死ぬかと思った。

その後福岡で用事を済ませ、5/3の夕方に延岡へ。
本当は延岡市のネカフェに泊まればいいや、と思っていたのですが、連日の運転で疲労困憊だったことから、しっかりベッドで寝たいと思い、延岡駅前のルートインホテルを当日予約。
GW中にも関わらず予約できたのはラッキーでした。絶対に空いてないと思っていましたし。

17時頃にチェックインすると、明らかにランナーらしき人々がホテル内をうろうろ。
この時期、延岡にいる黒人は間違いなくランナーですよ。

ルートインは、延岡駅近でコンビニも近いので、思った以上に便利だと思います。
今後来る時もきっとここに泊まることになりそう。

チェックイン後、お腹も空いていたので、お店を物色。
ルートインの近くに食べログ評価の高いチキン南蛮の店があったので行ってみたら40人くらいの長蛇の列。
流石にそこまで待てないので、ほかに移動。

関東民には馴染みがない「ジョイフル」を見つけたので、ふらーっと入ることに。最初は人も少なかったのですが、18時過ぎたあたりで人が続々と。
よく見ると、日立物流勢、トヨタ自動車勢、富士通勢、DeNA勢がワラワラと。
まさかの遭遇にのえさん、むちゃくちゃテンションあがります。
前日入りしてよかった瞬間、その1でした。
でも確かに、レース前日にお酒を飲むランナーは少ないので、ファミレスはランナーの溜まり場なのかもしれないですね。
選手との遭遇を求めるのであれば、ファミレスは意外と狙い目です。

とはいえ、地方ということで夜は暇です笑
部屋に戻った後は、焼酎の水割りをチビチビと飲みながら大学駅伝春号をじっくりと鑑賞。
誰かと一緒に行って、語り合った方が楽しいですね、きっと笑

前日は早めに寝ようと思っていたのですが、つい深酒をしてしまい。反省。

●[当日編その1]決戦は土曜日

起きて反省。焼酎飲み過ぎた。
この日は、8時過ぎに起床して9時半頃に会場へ。
ホテルからは車で10分ほどの距離です。

流石にそんな人は多くないでしょとタカをくくっていたら、第一駐車場は既に満車。まじか。
とはいえ、まだ早い時間だったので、臨時駐車場に停めることができました。

グラウンドに入り場所取りをしようとすると、すでにホームストレート側はほぼ全滅。
かろうじて一人分のスペースを見つけて場所確保はできましたが、、
9時半で会場入りが遅いとは思ってなかった。
twitterの情報だと5時くらいから開場待ちしてた猛者もいたとか。
来年への教訓ですね。
来年は出来ることならゴールライン近くで見たいところです。

また、私の失態は、観戦の時に必ず持っていく折りたたみ椅子を持っていくのを忘れたこと。
地べたに座ってもいいのですが、運転で身体をやられている身としては、結構死活問題。
なんとかならんか、と思いググってみたら、近くに100均があるとのこと。
これは!と思いお店にいくと、折りたたみイスはなかったですが、風呂場用のイスがあったので迷わず購入。
コイツには助けられました。
個人的な観戦必需品は、イス、レジャーシート、日焼け止め、ストップウォッチ、双眼鏡。暑い時期に長居する時はクーラーボックスも導入します。
今後は忘れ物をしないようにしないと(戒め

さてさて、場所確保できたはよいものの、意外と日差しが出ていて暑い。
屋根のついてるスタンドへ一時避難。
スタンドに来ている人たちを観察してみると、10〜30台の若い人たちは殆どおらず、年配の方や選手(小中高校生)の親が多い印象でした。
日体大とは毛色が違うぞ?とちょっとワクワク。
日本のトップ選手が出るグランプリシリーズに、小中高校生が参加することができるのはいいことですよね。

また、お祭りのような雰囲気がすごく、屋台がずらーっと並んでいました。
結構ビールを売っている屋台もあり、「レース片手に飲むビールは最高だろなぁ」としみじみ。
私も運転がなければ飲んでいたかった、、!

地元の中高生も沢山動員されていて、ゴミ回収やら募金活動やらお手伝い等精力的に動いていたのが印象的でした。
本当に延岡という街がひとつになって開催されている大会なんだなと感じさせられます。
それが今年で30年目。本当に素晴らしい。

●[当日編その2]駅伝ファンにとってのエレクトリカルパレード

なんかむちゃくちゃ前置きが長くなりましたが、いよいよレース観戦に突入です。

最初は小学生・中学生のレースが続きます。
パンフレットを見ると、旭化成の西純平くんはGGN小学生男子の部で2連覇しているとか。パンフを見ると、中学生の歴代記録で東海・田中くんや元駒沢・豊後さんの名前を発見。こういうのを見るとちょっとテンション上がります。

パンフ関係でいうと、役員の名前とかを見ていたところ、「大西智也」の名前が。
東洋にいた大西くん?!とテンションがまたまた上がります。
競技は退いてもこういった関係で陸上と携わり続けてくれるのは本当に嬉しいばかりです。

中学生のレースで凄かったのが、中学女子3000mで優勝した松本さん。スタート直後から独走して9.47。名前覚えておこう、と心から思いました。

多くの駅伝ファンが楽しみにしているレース男子5000mは15時頃から始まりました。
私もH組からグラウンドに降りて観戦を始めることとしました。
天気は快晴。暑いくらい。選手も汗をたくさんかいていてタイムもあまり伸びない印象でした。
やっぱり日が落ちてからの方がタイムは出ますよね。

16時も過ぎるとグラウンド内にも人が増えてきて、十重二十重の人垣ができ始めます。
たまたま隣にいたお子さん連れの方とお話をする機会があったのですが、やっぱり延岡市内に住んでいる方は結構くるとのこと。
その方も今、延岡に里帰りしていたらしく、「自分も小さい時に連れてきてもらって、すごく楽しかったから今日は子供を連れてきた」と仰っていました。
地元の人から愛されている大会なんですね。

実際、観客を見ても子供が多かったです。
GGNの応援では、トラック外に設置されたブリキの看板を棒で叩いて応援するという特徴があります。
子供って物を叩くの好きなところがあるので、子供にとってはウズウズなんだろうなぁと笑
選手が通るたびに看板をガンガン叩いて「がんばれー」と応援していました。
別に選手名がわからなくても、全員の選手を応援する姿勢、凄くいいと思います。
というか私に刺さります笑
私、早稲田の選手をメインで応援してしまうので笑

また、前日譚でも書きましたが、選手との距離が本当に近いんです。
選手がそこらへんを普通に歩いていますし、横を見れば選手が、というのは本当にザラでした。
1500m直前に館沢くんと両角監督が話しているところも横で聞くことができたり、設楽兄弟の後ろを小判鮫のようにゾロゾロついていくちびっこ達もいたり。
実際、小中学生は色紙やサイン帳を片手に出待ちしていました。
最寄りのセブンでは、色紙とサインペン販売してましたからね笑

ただ人気格差が激しかった笑
ちびっこ達や駅女さんは有名ランナーには群がるけれども、知らないランナーに対しては本当にドライというか。
隣にいた男の子は、どうやら設楽悠太くんのサインが欲しかったらしく、ずーっと出待ちをしていた模様。
でも一向に現れず、ようやく来たのは啓太くんの方。
そこで一言、「ま、いっか。お兄ちゃんでも。」
無慈悲な言葉でした。たぶんそれ、啓太くんに聞こえてるし笑

書きたいことがありすぎて、すぐ脱線してしまう。。
ここからは各レース毎の感想を少し書いていきたいな、と。
女子のレースも楽しんだのですが、いかんせん知識量がないので今回は割愛します。。

○男子1500m
・飯澤くん、日本チャンプに2連勝は強いですね。しかも館澤くんがスパートした後に自らもスパート仕返しての完勝。おそらく3度目の対決になるであろう関東インカレが楽しみです。
・3位に入った外国人選手は何者?同じ所属先から結構ほかのレースにエントリーもありましたが。
・西出さんが隣で叫んでいたのですが、飯澤くん、館澤くん、木村くんを奮い立たせる言葉を出すのではなく、PMの富田くんに対して「もっと上げろ!」「絞り出せよ!」とか言ってたのがツボでした笑 富田くん、もう卒業してんだからさ笑

○男子5000mG組
・駒沢・大成くん、果敢なチャレンジ。吸収されてからもよく粘りましたね。平地の力をもっとつければ箱根6区で中島くん、今西くんの争いに割って入れるはず。
・創価・鈴木くん、よく食らいつくも最後は力負け。とはいえ、暑い中でのレースだったので、13分台の力はきっとあると思います。
・修二くんの初・旭化成ユニ。彼は白と黒のユニがよく似合いますね。あと、髪型がチャラい。

○男子5000mF組
・井川くんホントに1年生?序盤は集団後方で様子を見て、ペースが遅いとみるや先頭でペースメイク。最後は自分から仕掛けて13.54。しかもまだ余力があるとか。。これは関東インカレも期待できますね。
・米満くんも、2度目の13分台。ゴールした時のガッツポーズが印象的でした。
・葛西くんは最後力尽きたものの、中盤は先頭を引っ張る場面もあり、これからが楽しみです。彼も13分台出せる素養は絶対あるはず。
・サンベルクス・沖守くんは、前はもっと山賊みたいなルックスだったけど、少しサッパリしましたね。散髪したのかな?
・土井くんの黒崎播磨のユニには違和感しかない。彼は法政のユニがしっくりくる。

○男子5000mE組
・中大・三浦くんも積極的なレース。同学年の中谷くん、遠藤くん、藤木くんらの力が一つ抜けている中、何か感じるところはあるんでしょうね。今年こそ爆発してほしい存在です。
・西川くんも最後のスパートは立派。ホームストレートで負けはしたものの、レース展開は上手かった。
・旭化成の有村くんは、PMやってるの?ってくらい集団を引っ張り続けてました。それでも崩れずに14.10で走りきるのは流石の一言。

○男子5000mD組
・これは日本の大会です。
・大会記録を出しても誰からも触れられないケイタニー。知ってた。
・ラップ60秒切るって何事?
・坂東くんは箱根後から何が起こった?貧血が完全解消して、練習も詰めているってことなのかな。高岡さんのような長身ランナーとしていずれはマラソンにも参戦してほしいです。ラストスパートで外国人ランナーをごぼう抜きするのは素直に凄かった
・塩尻くんも高値安定してますね。3障もやりつつ5000もハーフも走れるのはやっぱり頭おかしい(褒め言葉

○男子5000mC組
・城西勢が凄い。SGの鈴木くんの大幅ベストもですし、菅原くんの13.50も凄い。菅原くんはイケメンだから女性ファンもむっちゃ増えそう
・矢野くんのカネボウユニは中々似合っていて良きでした。それにやっぱり彼もイケメン。
・森田くんと森田くん。速かったのは森田くん。

○男子5000mB組
・湊谷くん自己ベスト!でも確かに大学1年の時はスピードランナーって触れ込みだったからなぁ。スピードとスタミナが両立してきたのはマラソン挑戦に向けて朗報ですね。
・高田くんの自己ベストも嬉しい。元々、世代最強ランナーだったわけで、渡辺監督の下、着実に力を伸ばしてきてますね。住友電工、チーム力が凄い上がってますよね。
・京セラの中村さんも35歳(だっけ?)で13分台は凄い。中本選手はじめ、おじさんランナーも頑張ってほしい
・潰滝くんは、序盤に外国人ランナーに唯一着いていき、離れた後も粘り通して13.51。やはり強いですよね。主戦場である3障も、同じチームに塩尻くんが加入してきてきっと心境に変化が出てきているんでしょうかね。

○男子5000mA組
・貫禄の鎧塚さん。あのメンツで後続と5秒近く離すのは力が違いすぎる。本当にいつかマラソン見たいです。まあ走らないんだろうなぁ。
・戸田くん、關くんはもうこれ完全復活って言ってもいいでしょう。關くん遅れたとか言ってる人がいるけど、14.05ですからね。十分すぎるタイム。あとは關くんが苦しい時によくやる口をフガフガする仕草を生で見れてちょっとテンション上がりました笑
・堀尾くんのトヨタユ二にも違和感が。。まあそれはさておき、マラソン後も13分台で安定して走れているのはいいですね。それは富士通の中村くんにも言えることですが。

○男子10000m
・兄弟愛って尊いですよね。悠太くんが啓太くんを抜かす時、たぶん悠太くんも一番辛いところ。カロキからちょくちょく遅れがちになっていたときでした。そこを啓太くんが引っ張りあげる、と。会話はなかったそうですが、通じ合うものがありますよね。
・一方の市田兄弟も、宏くんが孝くんから遅れそうになった時、孝くんが手で「着いてこい!」と言わんばかりに合図。目の前で見れて興奮でした。
・相澤くんは27分台こそいけなかったですが、28.35ですからね。彼への期待値が高まり過ぎている感が。先頭から離れても粘り通していたので、そこは流石の一言。インカレとかはタイムを狙うレースではないですが、ホクレンとかで27分台を狙いにいってほしいですね。
・求めるレベルが高いのは中谷くんもでしょうね。彼は28.20〜30を狙っていたそうで、レース後は悔しそうでした。とはいえ、離れてからも落ちてくるランナーを拾っていき28分台で走れたので、彼もやはり強かったです。
・後続からペースを上げていったランナー(大塚くん、栃木くんら)はレース巧者でしたね。自分たちでペースメイクして28.30あたりで纏めるのは力がないと出来ないです。

●[観戦後]夢のあとに

観戦後は、車の渋滞に巻き込まれるのが嫌でしばらく辺りをうろうろしていました。
たぶん、出待ちの人たちが凄いんだろうなーと思いつつ、競技場外にスタンバイします。

バスで会場入りした人は、終バスの時間があるので帰らないといけない、その点で車で来ている人は勝ち組だと思いました。

そのせいもあってか、思ったより人が多くない。
世田谷ハーフ後の青学陣営の凄さを体感している身としては、地方に来て良かったと心から思いました。

出待ちしているほかの人々に目を転じると、遠征してるんだろうなって人もいる一方で、地元の小中学生や高校生が非常に多かったです。
そんな子がサイン帳を片手に選手を待っているのはとても微笑ましい光景でした。

組1位の商品を持った井川くんが出てくると出待ち勢が動き、岩出さんが出てくるとまた群衆が動く。
何故かトヨタの山本くんと田中くんには誰もサイン求めてなかったですが。笑
中でも、設楽悠太くんが出てくるとプチパニックでした。
悠太くんに向かって、伸びてくる手、手。その手には色紙とサインペン。もはやアイドルですよね。
ユニット名「啓太と悠太」。デビューしたての頃は啓太くんの方がキャーキャー言われてたけども、最近になって「悠太かわいい」ってことに気づき始めてきたファンが増えてきた、、ってところでしょうか。
、、自重します。

最後まで出待ちをしていたかったですが、そろそろ潮時かなと思い、22時半頃に撤収しました。
その頃にはグラウンドの片付けもあらかた終わっていました。
夜遅くまでの運営や片付け、とても大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。

この日は、翌日の帰路の兼ね合いで、大分県中津へ移動。
2時間のドライブとなりましたが、頭の中でGGNの反芻をしていたので、本当にあっという間。
人生でも指折りなくらいのしあわせなドライブでした。

今、このノートを書いているのは門司港→大阪のフェリーの中。
これから大阪→東京のドライブが待っていますが、GGNに浸りながら帰りたいと思います笑

●おわりに

以上徒然と観戦して思ったことを書いてみました。
日体大記録会とかも楽しいのですが、やはり地方開催で、かつ、トップ選手が大挙して出るレースは、楽しみ方が多様で本当に楽しかったです。
来年も絶対に来ようと思ったので、忘れないように備忘も兼ねて長々と書き連ねました。
来年行こうとしている方やネット観戦だった方に少しでも様子が伝われば嬉しいです。

ここまで読んでくださった方はありがとうございました。
これからも、大会観戦記を細々と投稿していくので、引き続きよろしくお願いします!!

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