Marioのため息
詩 翼を持つもの
吟遊詩人のように カナリアのように 美しく詩えたら
誰かに気づいてもらえるのだろうか
囀りをやめたカナリアは 静かに時が来るのを待っている
誰かに気づいてもらいたくて 奏でるのではなく
歓びがやってくるのを 静かに待っている
次の世界に飛び立つために 静かに時を持っている
そんなカナリアが 籠から飛び立つのを
静かに見守っている 誰かがいる
美しいその羽を広げるのを 見たいのだ
再び歓びを奏でながら 大空に飛び立つのを
誰かのためでなく
美しき翼を持つものの 宿命であることを知るために
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