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nikki 2019/6/2 ブラサカ

大学の友人とブラインドサッカーを観に行った。彼女は今、教員をやっていて中学・高校で保健体育を教えている。誘ったら、前から興味があったと付き合ってくれた。

2016年にブラインドサッカー(通称ブラサカ)に出会ってから、その魅力に憑りつかれている。自分でプレーもしてみて、こんな異次元のスポーツがあったなんて!と驚愕した。その気持ちを胸に、ブラサカをテーマに書いたラジオドラマの脚本作品で、賞を頂いた。その後すぐ、ワールドグランプリが天王洲公演で開催された。もちろん見に行った。

そして今回は、日本選手権。
世界大会では、選手は全盲でなければ試合に出場できない。だけど日本の大会は晴眼者(目が見える人)でもきちんとアイマスクをすれば出場することが出来る。

全国各地から集まったチームが、東京と福島で予選を行う。そして、7月7日に決勝トーナメントが行われる。しかし各チームを見ると、チーム数もメンバー数もそこまで多くはない。選手を集めるのも苦労があると、関西のブラサカのチーム関係者の方が話していたのを思い出した。試合後、マスクを外すと誰の介助もなくスタスタと歩いている選手の姿を見て、晴眼者の出場も多いのだなぁと感じた。

試合はチームごとでかなり力の差があるように思った。そしてそれは都会のチームの方が、人口の差なのか、環境の差なのか、やはりレベルが高いなとも感じた。

国際試合のように観客席はなく、ピッチサイドのすぐそばに立って見るか、芝生に座って(寝転がって?)見るか、のどちらかの観戦スタイル。ピッチサイドで見ると選手が間近に迫ってきて、ぶつかる音や指示の声も明瞭に聞こえ、とても迫力がある。芝生で見ていたのは、家族や関係者の人が多かったように思う。私もしれっと混ざって、足を伸ばしリラックスして観戦したが、ピッチレベルに近い目線で見れて、とても新鮮かつ心地がよかった。

友人もとても楽しんでくれて、今度はやってみたいと言っていた。私はまだ直接的にボランティアをしたり、何か動いたりしているわけではないけれど、少しでも関心を持ってくれる人が増えたらと、こうやって日記に書いてみる。

ブラサカが少しでも広がっていくこと、そして来たる東京オリンピックに向けて日本がもっともっと強くなっていくこと、何かの力になれたらと思う。

スポーツは素晴らしい。

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