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星釣るおじさん

緊急事態宣言の全面解除を受けて、自粛生活noteというタイトルを終了する。その代わり、オシャレな、いや、キャッチーな、はたまた、引きのある『映えタイトル』を考えだし、日記のようなエッセイのようなものを書き続けることにする。

と言うのも、脚本にしても、音楽にしても、小説にしても、タイトルはとても重要だが、魅力的な文字の羅列を生み出す自信があまりない。わたしはどちらかと言うとシンプル寄りで、しかも分かりやすいタイトルを付ける傾向にある。タイトルを付ける練習も兼ねて、エッセイを書いていくので、おつき合いどうぞ。

さて、緊急事態宣言は解除されたが、生活は当面、すぐには戻らないと思われる。今は旅行したくてたまらないけれど、それが叶うのはもっとずっと先のこと。今まで旅してきた国の思い出に浸ってやり過ごすしかない。

トップ画像は、ミャンマーで買ったお土産。タイトルの「星釣るおじさん」そのまんまやんけ。シュエグーヂー寺院の入口の辺りに敷物を広げ、自らが作った商品を並べて売っていた肝っ玉母ちゃん。商品展開は緻密な絵柄を彫った漆塗りのお椀や小物入れ、石で彫った象や小皿、木彫りのオブジェなどがある。

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店頭販売の販売員よろしく「I made」とアピールしながら実演を見せてくれた。「Your name OK」と名入れも出来ると教えてくれた。漆塗りで丈夫だよと言われて買ったお椀があるが、3回使ったら水を吸いこんで割れた。それでもいい。それでもいいの。それがお土産ってやつだ。大切なのはそこに含まれる想い出なのだから。

この母ちゃんが作った「星釣るおじさん」。買ったのには理由がある。それは星モチーフが好きだからだ。星の柄だと何かにつけ買ってしまう。ベッドカバー、ピアス、文房具など・・・

わたしは「マリオ」だから、スターを集めて輝きたいのだ。

まぁこれは、半分冗談で、半分本心。

月のような惑星と違って、星は自ら光を放っている。光と言うよりもあの明るさは”熱”で核融合で燃えているらしい。地球から見たら美しく優雅に輝いているように見えるけど、実際はめっちゃ頑張って熱を発しながら光ってると思うと、愛着が沸くし、そういう人間になりたいと思う。だから星が好きなんだな。

星釣るおじさんみたいに、ひょいってスターがゲットできたらいいけど、人生そうもいかないよな。もしかしたらおじさんだって、21時間くらい細く尖った三日月に座って、ケツが痛くなっても耐えて、粘りに粘って、輝く星を釣ったかもしれないもんね。

「星釣るおじさん」の物語・・・書けるかも。

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