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nikki 2019/4/4

今日は今年2回目の花見。
所属する劇団メンバーでの集まり。
みんなで役割分担をして、場所取りチーム、料理チーム、
飲み物チーム、その他チームと分かれて準備に当たった。
和洋折衷の手作り料理、お酒の豪華なラインナップ、
総勢14人、他愛のない話もしーの、真面目な話もしーので
あっという間に時間は流れた。

遊び道具も準備されていた。
刑事ドラマで人質を縛るようなタイプの縄を買ってきて
みんなで縄跳びをしようと先輩が言う。
最初はおそらくそんなに乗り気でなかった面々も
「縄跳び」と言う懐かしい響きと、
「できるに決まっている」と言うかつての自尊心で
始まったとたんに大盛り上がり。
チーム対抗、勝負は跳んだ回数となると、各々作戦会議が始まる。
1回戦は奇跡の同数。
2回戦は我がチームが1回しか跳べず即敗北。
……のはずが3回戦を申し込み、最多数跳んだもの勝ちとルールを変える。
結局、我がチームはズルさと負けん気で勝利をもぎ取る。

終わってから訪れる、信じられないくらいの足のガクガクっぷり。
膝に手を置き、肩で息をして、落ち着くまで相当な時間がかかった...
私の中で、縄跳びは娯楽ではなく、スポーツに認定された。

場所は代々木公園だったのだが、実に多くの花見客がいた。
カップル、観光客、会社、友人、家族、ペット連れ……
お菓子とお酒だけのグループもあれば、出前を頼んでいる人、
オードブルを買ってきている人、酒だけの人たち。
花見に対する準備も千差万別だった。
私たちのグループは他の人の目にはどう映ったのだろうか。

花粉が舞い、砂ぼこりが舞い、カラスなんかもやってくる。
桜を見たいんだか、飲みたいだけなのか、
この時期だけの解放感なのか、人はなぜか花見をする。
舞う花びらに心を躍らせたりする。
とにかく桜を写真におさめてみたりする。
桜が咲いただけで、散っただけで、感情に波が立つ。
これは実は、幸せなことなのかもしれない。

いろんなしがらみと向き合いながら
毎日明るく楽しく、そして成長できる日々を目指す。
桜は年に1回しか咲かないが、それだけで多くの人を喜ばせる。
そんな仕事はやろうと思ってもなかなかできない。
ピンクなのか白なのか、桜の花びらの色はよく分からないが
明日も近所の川沿いの桜を見ながら私は歩くだろう。

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