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だからカワイイ

今日で10公演が終了。
残すところあと5公演。あっという間。

分かってはいたけれど、やはりその早さ(むしろ速さ)に開いた口が塞がらない。桜だって咲いちゃってるもん。しかも、なぜか寒くなっちゃってるもん。もう季節が迷子になってるもん。

さて今回、DISH//の矢部昌暉さん(通称やべっち)がゲストで出演してくれている。やべっちのお芝居は繊細でいてとってもパワフル。3年前に共演した時よりも、大人の雰囲気を漂わせつつ、でもフレッシュさももちろんあって、かつ安心感というか、強い引力というか、そういうものも持ち合わせている。

終演後に観劇して下さったお客さまの感想ツイートを読んでいると、「面白かった!」「考えさせられた」「観てよかった」など本当に有り難いコメントに溢れている。そして、スラッシャー(DISH//ファン)の皆さんもやべっちをキッカケにたくさん観劇下さっていて、楽しんで頂いているようで本当に嬉しい。

観劇のコメントと一緒に、ファンの皆さんのやべっちに対する「かわいい!」という感想が多いことに気が付いた。かわいい。まぁ確かに。でも正確に表現するのであれば「かっこいい」のほうが近いような気もする。もう大人の男性だし、鼻も高くて整ったお顔立ちだし、美少年というよりは生粋の美形だし。「かっこいい」というコメントもあるけれど、わたし調べによると「かわいい」が断然多い。もちろんカーテンコールで見せる笑顔とか、はむってするところとか(観た方は分かると思いますが)、かわいいが正しい側面もある。だけど何度も言うが、やっぱりカッコイイという形容詞が正しいビジュアルだとは思う。

ではなぜ、やべっちは「カワイイ」と言われるのか。

それはつまり、「愛」ゆえのことではなかろうか。

ファンの皆さんは汲めども尽きぬ愛を持っている。そして人は、愛おしいものに対して、かわいさを覚える。それは分かりやすく言うと、赤ちゃん然り、動物然りであり、無償の愛が止まらない存在のことだ。「愛」というフィルターを通すと、その対象はすべてかわいく見えるのかもしれない。

ほらだって、「かわいい」という言葉は、「可愛い」と書く。そして、ビジュアルを褒める言葉である「綺麗」「格好いい」には愛が含まれない。つまり愛を持っていない相手に対しても、使える言葉であるということだ(もちろん愛を持っている相手にも使えるけれど)。

「かわいい」という感情は、対象の年齢だけでもビジュアルだけでもなくて、その根底に愛があるところに発生する感情なのかもしれないと、分析してみたりした。

やべっちのキレイな横顔と爆笑した時の高笑いを思い出しながら。

だからカワイイ。

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