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nikki 2019/6/7 Beauty and the Beast

ディズニー映画の不朽の名作、美女と野獣。その実写化映画が金曜ロードショーで放送されていた。アニメ版、つまり原作を見たのはいつだったろうか。うーん、思い出せない。ストーリーを話してみろと言われたら、

魔法で野獣にされた王子が、美しきベルと出会って恋に落ち、お互いを想い合うことによって魔法が解け、人間に戻るお話。

本当に端折って書くと、こう。間違ってない。

でも・・・どうして野獣にされてしまったんだっけ?どうして野獣の城に囚われることになったんだっけ?・・・全然詳細覚えてない!!

実写版を見るのは初めてだけど、ストーリーは原作に忠実っぽい感じで進んでいく。あぁなるほど、なるほど。

王子が野獣に姿を変えられたのは、助けを求めてきた老婆を追い返したから。その老婆は実は魔女で、バラの花が散る前に誰かを愛し、愛されなくては元の姿に戻ることが出来ないという魔法をかけてしまった。
一方のベルは美しいが変わり者扱いされていて孤独を感じているヒロイン。村一番の力持ちガストンから求婚されているが、全く相手にしていない。

メインキャストの役割はここで納得。
ただ、ガストン役の人がカッコ良かったので、相手にしてやってもいいのではとも思ってしまった。(アニメではクセの強い感じで描かれてあり、嫌われるのも納得な男)

森に迷い込んでしまったベルの父モーリスは、オオカミに襲われ命からがら野獣のいる城に逃げ込む。その庭でベルに持って帰ることを約束したバラを摘む。それが野獣に見つかって怒りを買い、牢屋に囚われてしまう。父を助けに向かったベルは身代わりとなり、城に残ることを決める。

野獣とベルの出会い。勇敢で美しいベルを見て、城にいる燭台・時計・ポット達が浮足立ち始める。なんとか二人の恋をお膳立てしようと張り切る。

CGの技術はものすごいけど、燭台たちの晩餐シーンはアニメの方が楽しいなぁと思ってしまった。実写だとリアルすぎるのかしら。燭台たちの表情がアニメだと超絶笑えたから。

ここからのストーリーは記憶通り。次第に距離が縮まる野獣とベル。ピンチに陥るモーリス。ガストンのクソ男っぷりが際立ち、野獣の優しさが爆発する。最後の決闘、野獣VSガストン。最後まで卑怯な男を貫き、憐れに死んでいくガストン。君は役目を果たしたぞ!

そして、美しいラストシーン。ガストンに撃たれ、息絶えた野獣に「愛している」と告げるベル。その瞬間、魔法は解かれ、野獣は美しい王子に戻り、ふたりはキスをする。動かなくなってしまった燭台や時計も、元の執事や召使いに戻り、お城は歓喜に包まれる。

野獣役ダン・スティーヴンスのイケてるお顔をちゃんと見れるのがラストだけなんて、本当に贅沢な使い方。まぁエマ・ワトソンの美しさは常にそこにあるから、全てがベルのための映画と言ってもいいかもしれない。助けてくれる王子様を待つのではなく、自らで決断し、道を切り開いていくヒロイン。だからこそ、美しい。

美女と野獣をネットで調べていたら、映画『美女と野獣』から学べる英語表現というサイトがあった。素敵なセリフなので、心に留めておきたい。

But she warned him not to be deceived by appearances, for beauty is found within.(だが、老婆は王子に“見た目に騙されてはいけない。美しさは人の内にある”と忠告しました)

それと、バラの慣用表現がたくさんあると知った。

There is no rose without a thorn.(きれいなバラには刺がある)
Life is not all roses.(人生は決して楽しいことばかりではない)
「be not all roses」や「be not a bed of roses」で「楽なことばかりではない」の意味になる。

美女と野獣、アニメ版もう一回見たい。

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