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シュエダゴン・パゴダと変なオジサン

旅のくだらない噺手帖「ミャンマー・ラオス旅編」
前回『JRが走る』も是非お読みください。

ミャンマー仏教の総本山、シュエダゴン・パゴダに辿り着いた我ら。外観からして桁違いの広さ。長い渡り廊下を歩き、入場料を払う。これは大抵の寺院では設けられており、外国人用の価格(やや高め)がある。そして毎度の寺院ルール。裸足、過度の露出厳禁。私たちは靴を脱ぎ、買ったばかりのロンジーを巻き付けた。さらにエスカレーターに乗って登っていくと、ミャンマーで一番大きくそして光り輝くパゴダはもう目の前である。

「冷てっっ」

寺院内は大理石っぽい石が敷かれていて、足を踏み入れると思った以上に冷たかった。足元に気を取られていたが、ふと前方を見ると、目の前には黄金の巨大な仏塔が鎮座していた(シュエダゴン・パゴダのキレイな全体写真はネットなどで検索して下さい)。この周りを一周するのは時間がかかるだろうなぁと冷え始めた足が訴えかけてきたので、とりあえず私たちは歩を進めた。

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寺院内にはこの広さを埋め尽くすための仏像や建物もそれだけ種類がたくさんあって、あるもの全部持ってきました的なとっ散らかり具合。参拝するミャンマー人の帽子までもが散らかってる。派手でごちゃまぜで何だかハッピーになる。

そんな中、特に目に付いたのが『変なオジサン』の出現である。まず境内に入る直前に現れたのは、この陽気なコンビだった。

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サーカスのおちゃらけ担当にしか見えないんだけど、入口にいるってことは何かを守っているんだろう。髭はふざけてるし、腹も出てる。股引きみたいなボトムを履いて、片足は網タイツ?なのか刺青なのか、もう理解ができない。もしかしたら日本で言う阿吽像とか狛犬みたいな感じなのかもしれない。

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それからハチマキ頭オジサン。真剣な眼差しで甕に手を添えているけど、何をしているんだろう。やっぱりちょっと顔ふざけてるし。

あとオジサンじゃないけど番外編。

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グーサインをする・・・これ何者!?
青い皮膚に金と緑の鎧を身に着けてるけど、何なのか全くわからない。タイにいる「モック」という猿の神様に似てるけど、どうなんだろう。このポーズと言い、「おう、撮ってやるよ」とでも言ってそうな表情と言い、人間っぽくて好きなんだけどね。

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最後はリアル変なオジサン。とは言っても、ガイドの人。これまでにガイドした客が書いてくれたらしきお褒めの言葉ノートを見せてきて、どうだどうだ!と言って来る。すでにスーレーパヤーで学んでいた私たちは無視を決め込み、写真のような無の表情で彼が過ぎ去るのを待った。それからこちらも学びたての木曜日のモルモット様にお参りをして(詳しくはコチラをお読みください)、雨に濡れるシュエダゴン・パゴダにお別れした。

それから、ミャンマーの国民的料理であるモヒンガーを食べに、ガイドブックに載っているお店へ。

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そうめんinマイルドスープ、って感じ。なんとも形容しがたい味だったが、優しい口当たりで美味しく、ペロリと食べた。あとで調べてみると【 ナマズをとろけるほど煮込んだスープに、ナンプラー等で味付けするミャンマー独特の料理】とのこと。ナマズだったなんて・・・ね。

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