格闘技との日々①
わたしが超RIZIN.3の緊急記者会見に出向くまでのお話。
突然の呼び出し
舞台の千穐楽の日。
京都に住む友人から連絡があった。
割愛しているが、子どもも連れてくるとのことで、一緒に見てほしいとのこと。彼女は朝倉未来ファンであり、熱烈に推し活している。
わたしも推しがいるし、会えるものなら会いたい気持ちは理解できる。
そして、彼に懸ける情熱とバイタリティと言ったら、もう本当に恐れ入るしかない。
とりあえず舞台千穐楽の翌日で予定は入れておらず、夕方からなので体力的にも対応可能なので、何が行われるかはよく分からないが付き合うことにした。
ちなみに昨年7月に超RIZIN.2は観戦済。
格闘技の空気感
六本木ヒルズアリーナに到着し、友人と合流。彼女はすでに待機列に子どもと並んでいた。
そこでようやく記者会見の詳細を聞くことになるのだが、彼女お目当ての朝倉未来が登場するかどうかは決まっていないという。と言うことは、彼女は彼と会える保証のない場所に、意を決してやってきたということになる。
ただ、ファンを含む大方の予想は「出てくるであろう」ということだ。
記者会見の規模感、タイミング、これまでの言動など含めると、そう予想されるらしい。
わたしは観覧券に当選していないので、彼女と離れ、とりあえず一般観覧席の列に並んだ。
列には、ざっくり言うと、「若くて」「やんちゃ」風な方が多めに感じる。短髪金髪白ダウンピタッと目のパンツ大ぶりのアクセサリー的なワードを挙げればイメージに近いのかしら。また別の言葉で表現すると、ワイルド寄り。音楽的に言うと、LDH側。
明らかにわたしはその空気感に馴染めていない。スマホを弄りつつ時が過ぎるのを待っていると、列が進み、会場内に誘われる。
そしていい具合に見やすい位置をゲット。
立ち見のライブでどのあたりなら見やすいか、比較的空いているかを習得してきた甲斐があったものだ。
これから目の前で行われることに正直興味はあまりないけれど(笑)、最前列に座って胸を躍らせている友人がLINEで
「歴史的瞬間の会見になるはずです」
とハードルを上げてきたので、湯葉ほどの薄い期待を持って臨んだ。
そしてついに登場!?
時間になり会見が始まった。
まずはRIZINの榊原信行さんが登場し挨拶。
それからスポンサーのyogibo社長が登壇しトーク。
そしてムービーが流れる。
何か面白そうな予感……
興味持ってなかったくせに、ドキドキ。
アナウンサーの紹介でジェット噴射が上がり、まずは平本蓮が登場!
えー!なにぃ!!
あのK-popアイドルみたいな人~!!
白い肌に大きなサングラス、ライダーみたいなファッション。
かっちょええー!!
続いて、朝倉未来!!
シックなスーツは格闘家っぽくないけど、これが未来のスタイル。
サングラスかけててクール。
平本蓮と対照的でいいじゃん!!!
それからマイクバトルっていうアレ?
舌戦が繰り広げられるわけだけど、これがまた面白い。
徹底的におちょくる平本蓮と、冷静に打ち返す朝倉未来。
何の前情報も贔屓目もないわたしから見ると、この前(舌)哨戦は、平本蓮に分があったかなぁと。
カットインの仕方とか、短文でズバッと言い逃げするところとか、相手を「イラァ~!」っとさせるのが天才的に巧い!笑
質疑応答が終わり、撮影タイム。
最後はフェイスオフという向かい合っての撮影。
どんな気持ちで見つめ合って(にらみ合って)るんだろう。
殴り合いもできるし、キスもできる距離感。
奇妙なドキドキを感じてしまったのはここだけの秘密。
試合は約3ヶ月後。
お互い負けたら引退宣言をしていたのでどうなることやら。
見には行けないと思うけど、楽しみである。
全てはこれを見ればわかる。
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