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ひきこもり日記*猫の往診治療でわかった『 大事にされたい』想い

PCの調子が悪すぎて仕事にならないレベル。ここまで書くのに30分以上かかってすでに脱力感いっぱい。文章書くのはパソコンがいいのです。スマホもipadもなんか違う。1文字づつ書くごとにぐるぐるするのやめてえ。このPCも15年かな。よく動いてくれてますが、web作成してた頃のようにメモリを使ったりもしてないし、データ容量も多くないはずなんだけど、物質はいつか壊れる…。このことを理解して、どうするか考えましょ。
あ〜、前置き長くなった。

猫の9歳男子レオの具合が悪くなって、往診の先生に治療してもらったら、猫も飼い主も「大事にされたから安心して日々を楽しめる」という小話します。

***

いつものように朝4時に起こしにきて、わたしの体の上に乗ってきた。いつもはないたりちょっかい出して、起きろと訴えてくるのになんか様子が変だった。ゆっくり布団の上に降ろして電気をつけてみると、よだれが出てる。あれ?とティッシュでふいても嫌がらない。ふきながら歯を見ると、牙の歯が変な方向に曲がってて、口が閉まらないみたい。
水も飲めないみたいだし、病院に連れて行かなくてはと思うものの、前回の暴れっぷりを思い出すと、飼い主も躊躇してしまう。今回は一人でなんとかしようとしないで、ムスメの力も借りましょうと、夕方のムスメが仕事が終わるまで待ってみた。

それまでは撫でさせてくれたり、近くによってきて小さくないたりしてたのに、いざ捕まえようとすると普通に接していたつもりでも察して逃げてしまう。ふたりがかりで追ってもダメだった。その日は病院に行くのをあきらめた。レオがストレスになることはあんまりしたくない。

よだれはますますひどくなる。水もごはんも食べれないから、脱水が心配。それでもここは冷静に考えて、できる方法を探す。
往診の先生を見つけた。その瞬間、わたしが「うきっ」とした。わたしのこういう直感は当たる。ちょうどその日は休診だった。
翌朝、電話をかけた。女性の獣医さん。ちょっと眠そうな声で、でもしっかり聞いてくれて午後3時ごろ、来てもらえることになった。
午後3時の時点で口が閉まらなくなって35時間経過。先生はレオを必ず洗濯ネットに入れて待っててと言われていた。

つかまえようとすると大暴れするレオ。わたしはかわいそうだけど飲まず食わずで35時間。弱っていたらすんなりだっこできるだろうと思っていたが、そこは動物の本能か。寝ていたベットのシーツの上から押さえても強い力で逃げようとする。ここで逃したらレオのためにならないと飼い主も必死で捕まえて洗濯ネットをかぶせてチャックをしめた。ここまできたら安心?レオはそんなやわな男じゃなかった。洗濯ネットの中で暴れまくり。そのままキャリーに入れても、キャリーも洗濯ネットも破けるんじゃないかと思うほど暴れた。うおーうおーと叫んでる。

先生は午後1件麻酔をかけなきゃいけない子がいて、それから来てくれると言われていたが、3時半を過ぎても連絡がない。その間レオは暴れて叫んでた。ようやく電話があり、お迎えに(駐車場まで案内しに)外へ出ても車が見当たらない。電話をすると全然違うマンションのところで待ってらっしゃったw

朝の眠そうな声も、ちょっと天然そうなところも、わたしにとっては安心材料だ。医者がこわい。患者の方が悪いと言いたそうな医者は何人も知ってる。そんな態度をとられると、わたしはすぐ拒否反応が出てしまう。すみませんすみません。でも弱ってるんです。助けてください。そうこころが卑屈になってしまい、体とこころがばらばらになっていくような感覚になってしまう。

駐車場に車を入れて、先生を部屋まで案内する。荷物が普通のバック1個だけ。部屋に行くまで、部屋に入ってもずっとおしゃべりされてる先生。見たところ60代ぐらいの普通のおばちゃんw
それだけでほーっとして、わたしの「うきっ」が発動した。

1ヶ月前にやった血液検査の結果を見てもらい、その間もずっと叫んでるレオはそのままに、おしゃべりしてた。キャリーの中でさっと麻酔を1本。麻酔がきくまでまたおしゃべり。
「あ、忘れ物」と車まで薬剤を取りに行きたいと言われて、オートロックのマンションのため面倒で、わたしも車まで一緒に行く。その間もおしゃべりwそしてその忘れ物も、もう一度あったw

レオは麻酔がきいてると思って、寝かせてもすごい力で逃げた。
先生が麻酔をもう1本。

処置が始まるとなめらかで、びっくり。
そこまでのおしゃべりで、山の中で大型犬の手術をしたり、もう安楽死させたいと飼い主が言ったのにガンを摘出してみたら元気になった犬の話とか、たくさん聞いていたので、なるほどこの処置だったら信頼できるなと妙に納得してしまう。
点滴を打って、その間もおしゃべり。
爪を切っていただき、抜歯なんて1秒?ってかんじ。
これまで動物病院で感じていた恐怖感は、飼い主も感じていたことだったんだなあと思った。
笑ってばかりで治療が終わると、安心しかなかった。
この「安心」が欲しかった。つまりは飼い主も猫も、大事に丁寧に話を聞いて欲しかったし、安心したかったんだなと。

先生が帰って30分後、飼い主はこの先もずっと信頼できそうな主治医を見つけた安心感につつまれ、ごきげんに料理をしていたら、先生から電話があった。盛大にお礼を言ってなにかあったのかなと思ったら「番号を登録しようとしたらかけちゃいました」だって。
「何度も電話ください。お茶飲みに来てください♪」と言って大笑いした。

その後レオは若返ったように元気いっぱい。
そしてにこ☆が旅立ってからずっと元気がなかったのに、ごはんもりもり食べて、あまえんぼ。
ただ先生から聞いた「お米のごはんをおかゆみたいにちょっとやわらかくしてかつおぶしとか、ウエットフードとか混ぜて食べさせて。昔ながらのねこまんまは糖尿ねこにいいよ」とのことだった。
お米のごはんは今のところ、残してばかりだけど、ちょっとずつ食べてもらって、元気なおじいちゃん猫になってもらいたいと、飼い主は安心して今日も笑っています。



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