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AR VR 調べもの~vol5 文化庁メディア芸術祭25周年企画展

文化庁メディア芸術祭25周年企画展が、明日までだったので、さっき、行ってきました。漫画部門、アニメーション部門の展示が多かった。展示しやすいからかな。それと、2階に、歴代受賞漫画作品が、自由に読めるようになっていた。すごいな〜と思った。もちろん、デジタルアート部門の作品の展示もあったけど、やはり、圧巻は、マンガ部門やアニメーション部門の原画や、ストーリーボードの展示。作品の熱量が伝わってきてよかった。

平日の雨という今日。空いているだろうな〜と思ったけど、なかなか賑わってました。

2022年 第25回 アート部門 優秀賞 "四角が行く”
箱たちが、動く展示。インスタレーションは、力強いな〜と思った。この箱が枠にはまって、ピタ〜となる様子は、とても気持ちが良い。ずっと見てたいかも、その様子をカメラで写して、投影しているところも2度試しめる感じでよかった。

2015年 第19回 アート部門 優秀賞 "01:朝子とモリガの場合”
”実在する同性カップルの一部の遺伝情報からできうる子どもの遺伝データを生成し、それをもとに「家族写真」を制作した作品。”
倫理的にどうなの?という議論はするべきだろうし、実際にできるか、するかは別にして、同性カップルの中には、自分達の子供が欲しいと思う人たちはいると思う。その思いに寄り添った作品だなと。

2009年 第13回 エンターテインメント部門 大賞 ”日々の音色”
”Webカメラで撮影した素材を編集することで、人と人がつながる気持ちをシンプルに楽しく表現した作品。”
この感じの作品は、Youtubeでもコロナ禍で発表されていたけど、”日々の音色”は、ただ編集しただけの動画じゃないところがポイント。グリッドを超えた人と人との繋がりが、1本の動画で表現されているところが素敵。コロナになるずっと前に、発表された作品なんだ。

2005年 第9回 アニメーション部門 大賞 ”浮楼”
”日々の営みが平穏に繰り返される街の四季を、固定した高い視点から見おろす構図。見続けているとやがてそのなかに、ある女性の成長のドラマが忍ばされていることに気づく。人生の時間を静かに見せる作品。”
静かに見る作品系というよりも、いろいろな発見が見れば見るほどある、楽しい作品だなと思った。

2002年 第6回 特別賞  "ほしのこえ"
”新海誠氏の『ほしのこえ』は、個人制作によるアニメーションのイメージを遥かに超え、ストーリー、技術共に劇場用アニメ並の水準を達成している。しかも、彼はただ映像を作るだけでなく、Web、劇場公開、DVD発売など、あらゆるメディアを駆使して、この作品を世に広めていき、ついには出版社をも動かすに至った。その自己プロデュース力は素晴らしく、他の自主制作映像作家たちに対する励ましになったと同時に、プロの映像クリエーターたちをも大いに刺激した。”
だそうです。すいません、、、私、アニメに関して、新海誠さんに関しても、どういう経緯で有名になられた方が知らなかった。たくさんある中で、作者を見ずに、ば〜とアニメや漫画のところを見ていたけど、この『ほしのこえ』は、やはり、力強かった。なんと、お一人で8ヶ月かけて制作されたのだとか。凄すぎる、、、、。↓

https://j-mediaarts.jp/award/single/if-you-become-an-adult/

第23回 マンガ部門 新人賞 ”大人になれば”

”グラフィックデザイナーである作者が、子どもへの誕生日プレゼントとして、仕事の合間に5年をかけて制作した。「大人になるということ」をテーマにした、すこし不思議で心温まる作品。息子と娘への贈り物として制作したという。人は何のために物語を書き、本をつくるのか? 「本」の原点を再認識させてくれる清新な感動。”
お子さんに向けての贈り物として制作を開始されたとのことですけど、なんだか、すごかった。実際の制作メモが展示されていて、綿密なプランが記載されていて、さすがだなと。

第3回 デジタルアート(インタラクティブ)部門 優秀賞"明和電機ライブパフォーマンス"

懐かしい。。。
実物が展示されてました。期待を裏切らない。。。。さすが!
実物見れてよかった。

というわけで、制作過程がわかる作品展示もあり、楽しかった!!!けど、AR VR作品は、、、2つしかなかった。1つは制作過程中なのかな?メディア芸術クリエイター育成支援事業で採択されたクリエイターの一人、藤田純平さんのVRアニメ制作過程が展示されてた。1つは、厳密いうとVRで完結し、VRとして展示されている作品ではなく、AR・VRを使った演劇 第24回 アート部門 大賞 "縛られたプロメテウス"だった。VR・ARがアートになる日は、まだ、少し遠いいのかな? それとも、単に審査対象じゃないのかな?どっちなんだろう。ちょっと、もやもやしたけど、、、。アメリカだと、フィルムフェスティバルで、扱われることが多い。文脈、捉え方はその地域それぞれなんだと思う。(そうだ!いつか、アメリカのフィルムフェスティバルでの、VRに関して、書こうっと!冬から春にかけて、開催される!)




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