お詫び

この度、2021年5月8日のSNS上での発言が、暴力等の被害者を傷つけてしまったことについて、自身の軽率さを深く反省しております。

問題となった発言そのものが二次加害となる可能性をご指摘いただいているため、発言の再掲は避けますが、改めて皆さんのご意見を振り返り、この発言が、被害者の方が声をあげることを萎縮させてしまうおそれのある不適切なものであったと考えております。

とりわけ、特定非営利活動法人soarの元理事が関係した事案が記憶に新しい時期に、その理事として、またメンタルヘルスを取り扱う会社の代表として、そうした方に寄り添うべき立場にある者による発言の受け止められ方に対する配慮も欠けておりました。当該発言はsoarの方針と一致するものではなく、理事の職については先日、辞任の申し出をすでに行っており、こちらは本日付けで受理されております。

被害者が声をあげることはとても苦しいことであり、ともに怒ってくれる人の存在が救いになること。「許すべきである」と思い込むことで、声をあげづらくなること。そして、意図をしていなかったことであったとしても、わたしの立場からの発信が文脈によって抑圧として受け取られるうるという、わたし自身の立場から生じうる暴力性についても、改めて気付かされるきっかけになりました。

発言によって傷ついた方、怒りを感じられた方に、改めて心よりお詫び申し上げます。

二次被害が生じる構造についての理解を深め、わたし自身の立場の持つ影響への自覚を持って、今回のような問題についてさらに考えて参ります。私自身の言動を振り返るだけでなく、同様の問題が世の中から少しでもなくなっていくよう、活動を通じて償っていきたいと考えています。

cotreeに関わってくださる方へ

私が代表取締役を務めている株式会社cotreeにて「cotreeアンバサダー」として記事を執筆してくださった方に対して、記事の執筆が無報酬であり、義務ではないことについての説明が不十分であったことや、その結果として負担を強いる形となってしまったこと、対応に誠実さが欠けたことをご指摘いただきました。

こちらについては、株式会社cotreeより「お詫び」を発表させて頂きましたが、「cotreeアンバサダー」を含む日頃からcotreeを応援頂いている皆さんにご心配をおかけし、またその信頼を裏切る事態となってしまったことについて、私個人としても、改めて深くお詫び申し上げます。

今後このような問題が起こらないよう、またcotreeという会社が社会にとって本当に必要なサービスになっていけるよう、わたしたちの、そしてわたし自身の至らない部分には真摯に向き合い、会社と社会にとっての最善を考えてまいります。これからも、ご指導・ご支援いただけますと幸いです。

櫻本真理

*追記
本件の経緯および対応の経過については、2021年10月22日に公表した会社からのリリースに詳細を掲載しております。

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