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INFJについて書いたら伸びるって聞いたから、書いてみた

子供の頃から、自分は他の人と違うってことになんとなく気付いていた。でも、何が違うかは分からなかった。

中学、高校、大学と進むにつれて、その考えがはっきりと確信になっていってもやっぱり、何がどう違うのかわからなくて、苦しい思いをしていたように思う。

"INFJ" に、少し救われた

それがふっと軽くなった瞬間が大学三年生のとき。MBTIをやってみてINFJという結果が出たときだった。人口に占める割合が小さいと知って、でしょうね、と思ったし、性格タイプの説明を読んでいてそのまんまじゃんと思った。アラゴルンと同じ性格だと知ってちょっと嬉しかった。

MBTIの科学的な信頼度は微妙らしいけど、それでも、自分と他人の違いに一つの答えを与えてくれた気がして少し楽になった。

もちろん今でも自分の性格のことはよく分かっていない。INFJはとても繊細で、多面的で、難解な性格だと思う。だから、INFJだと分かったからといって道標が見えてきたわけではない。生きづらいのは変わらない。

でも、自分の性格が愛おしくなって、もう一人の自分を作って行動や思考の一つ一つを観察して楽しめるくらいにはなった。

この性格にまつわる話を本当はだらだらとたくさん書きたいけれど、とりあえず3本立てでまとめました(それでもまじで長い)。

(1) 他人に勘違いされやすい

周りにINFJが少ないからか、難解な性格だからか、とにかく他人に勘違いされやすい。「君って○○な人だね」とか言われるとき、大抵間違ってる。間違っているというか、何かが足りない。そうだとも言えるけど、ちょっと違うんだよなーって感じ。

特に、逆説的だけど、相手の事を理解しようと意気込む癖のある、ずかずかと入ってくるタイプの人に勘違いされやすい。無理に理解しようとしないで、ゆっくりとサンプル数を集めてくれるような人じゃないとこの性格は理解してもらえないと思う。

大学のときのサークルでも、最初の数か月で自分のことを性格悪い!って思って遠ざかった人が、一年くらい経ってから仲良くなったということがあった。その人曰く、この難解な人間は解るとかなりの善人に見えてきたそうで、それを知ってちょっと嬉しかった。

ついでに言うと、"自分志向"な性格の人に心を開くことは最後までなかった。人になかなか心を開かないというのもまた面白いところだ。

(2) こだわりと計画性が強い。行動に移すまでが遅い

自分のこだわりの強さは異常だと思う。納得いくまで満足しない。今も、文章の構成や細かい語順、句点の有無を直しまくっている。

周りの人がぼぉっとしていたりくだらないことで笑っていたりするとき、INFJの頭の中は、未来の想像、まだ無いものへの想像でいっぱいだ。未来への思考、つまり計画を立てるのがとにかく好きで、旅に出るとき、物を買うときなどは綿密な計画が必要となる。とはいっても、意識が発散しやすいからか、いざ始まれば立てた計画のことは往々にして忘れてしまう。

計画を立てないと動けないということは、行動の遅さにもつながる。石橋を叩きまくっているうちに、周りはどんどん先に進んでいる(ちなみに、行動力はある方だと思う。このあたりがまたINFJの難解さにつながっている)。

自分が他人と違うと意識し始めたのも、この"行動の遅さ"に気付いてからだ。小学校の習字の授業で、書き終わるのが一番遅いのはいつも自分だった。あるとき、三枚書かなきゃいけない本番の一枚目をぱぱっと書いて、周りと同じ時間に終わるように画策したことがあった。それでも三枚目を書いている途中に周りが片付けの音で騒々しくなって、さすがにこれは何かがおかしいと子供ながらに思った記憶がある。

ところで、良い字だね、と褒められたことは小中の9年間で一度しかない。「仕事が丁寧」とはまた別の話なのである。

(3) 「何をするか、何ができるか」が大切

ちょっと抽象的な表現で分かりづらいが、具体的なことを3つくらい書けば納得してもらえると思う。

例えば、アルバイトで大事なのは時給じゃなくて自身の満足度だった。家庭教師をやっていたときは契約の授業時間をはるかに超えて教え続け、時給換算で800円を切っていた。でも、契約の授業時間では収まらないのが明確だったし、なにしろやりがいが半端じゃなかったから苦でも何でもなかった。

他には、「形・型」が嫌いだ。実が伴うならいいけれど、中身が無いのに外側だけあげつらうのが苦手だ。前例踏襲は許せないし、とりまやってみよーよ、みたいなノリに乗ることも滅多にない。そんな性格なのでマナーもへったくれもなくて、少しはちゃんと意識しておくべきだったと後悔している。

そして、肩書に興味が無い。相手のはもちろんだが、自分の肩書にも興味がない。その代わり、その立場で出来ることには固執する。理想が高くて頑固なので、理想を叶えるためにその肩書を掴みにいく。多くの人とは違って、その名前が欲しいのではなくてあくまでその立場が欲しいのである。

(ちなみに、相手の肩書を気にするのは、相手を判断する余裕が無いことの裏返しでもある。あまり驕るのは良くないけれど、おそらくINFJは他人を見抜く力が高いので、普通の人のように相手を判断する手間を省く必要が無く、まず自らの目で相手を判断したくなるのであろう。)

最後に

本当はもっともっと言いたいことがある。小学校の頃一番の泣き虫だった話とか、満員電車は嫌いだけど祭りの人込みは大好きな話とか、人を助けるのが好きだって話とか、一人の時間が無いと参っちゃうことだとか、共感を呼べそうな話は山ほどあるけれど、今回は体系を意識して書いたのでだいぶ堅くなってしまった。

もし全部を読み解けなかったとしても、単語だけでも拾っていただければ、ピンとくる部分があるのではないかと思う。


最後までお読みくださりありがとうございました。一昔前に毎日投稿をやっていて、8日坊主くらいで辞めました。そのときの記事も頑張って書いているので、読んでいただけたら嬉しいです。

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