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広島平和記念式典と高校野球開会式

今から77年前の8月6日8時15分、米国大型戦略爆撃機B-29によって、広島市に世界初の原子力爆弾が投下されました。

朝食を食べながら、平和記念公園で開催される令和4年(2022年)平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)をテレビで観ていました。その後、甲子園で今日から開幕する第104回全国高校野球選手権大会の開会式を観ました。本日は、この二つの出来事の感想を綴る日記です。

平和記念式典

実は今日になるまで、広島に原爆投下された日であることを失念していました。テレビで平和記念式典の模様を観るのは、3年連続になります。一昨年2020年の安倍首相、昨年2021年の菅首相、そして今年2022年の岸田首相の式典あいさつを聞いて来ましたが、三年とも首相のあいさつ前に、広島市長が行った平和宣言の方が格式高かった印象が残ります。

今年のあいさつ文は、ロシア軍のウクライナ侵攻という事態を受けての開催となり、直前にロシアのプーチン大統領が紛争終結の手段として核兵器の使用を容認する発言を行ったことから、国際社会を脅かすロシアの姿勢への強い非難を盛り込んだ内容になっていました。戦闘に核兵器が使われる危険が高まっている中、この式典は例年以上に世界から注目されていたと思われます。

そのせいか、松井広島市長も、岸田首相も、湯崎広島県知事も、グテレス国連事務総長も、よく練られた内容のスピーチになっていたと思います。

世界で配備されている核兵器の総数は、最盛期の1980年代半ばからは、年々減り続けています。規模縮小は、経済的理由が主であるとは思うものの、紛争による武力衝突機会が縮小方向にある証左でもあるかもしれません。核兵器の完全廃絶を目指す立場からは、まだまだ道半ばだとは思いますが、平和(武力紛争が起こっていない状態)を渇望する運動が全く成果が上げていないという批判は厳し過ぎると思いますので、粘り強く継続されていくことを期待します。

高校野球開会式

私は甲子園が好きで、高校野球が好きですから、3年振りに見る懐かしい光景に、ちょっと感動しました。チーム関係者に検査陽性者が発生した学校が相次いだことで、出場選手全員参加の行進が急遽中止され、地方大会の優勝旗を持った主将のみの行進になってしまったのは残念でしたが、感慨深いものがありました。山田耕筰作曲の野球大会行進曲は名作です。

私は、外野の芝生の定位置に整列した選手たちが号令とともに、内野へ向けて一斉に行進してくるシーンが特に好きなのですが、今年は歯抜けてまばらになっていても、感動しました。横浜高校・玉城主将の抑制の効いた選手宣誓も良かったと思います。

早速初日から熱戦が開始されました。球児達には憧れの舞台で悔いのない闘いをしてもらいたいものです。一高校野球ファンの願いです。

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