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偽装品対策でブロックチェーンは活用できるのか?

以前にも紹介して来ましたが偽装品の問題とブロックチェーンの話は取り組みとして取り上げられるケースが増えて来ています。

実用化が進めばソリューションとして期待が集まりそうです。

スニーカーブランドのNew Balanceはブロックチェーン企業のカルダノと協力してブロックチェーン技術を活用した偽装品対策をスタートします。

New Balanceと共同で認証に関わる試験プロジェクトを実施する予定で、消費者が購入した商品が正規品かどうかの確認をブロックチェーンを活用して行う構想です。

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偽装品の問題は製品だけでなく、お金の取引においても発生しています。

偽札問題は銀行取引で年間約30,000近くの偽装が行われており、 大凡16億枚ほどが流通していると言われています。

最近では警察による監視が非常に厳重になったため技術解決なども進んで来ていますが、今後はデジタル化などの解決が急がれる分野です。

医薬品は混入物含め対策が求められる領域の一つで、SAPとシンガポールに拠点を置くZuellig Pharmaは対策としてeZTrackerアプリという流通過程を可視化できるサービスをスタートしています。

これは消費者がバーコードをスキャンする事で薬品の流通過程を確認できるというものです。

もし流通の過程で偽装などが行われている場合は自動でアプリと製造元Zuellig Pharmaに通知が行われ、どこで混入が行われたかをいち早く察知できる仕組みになっています。

QRコードを活用したデジタル署名を提供するBlock Odysseyは、物流プロセスを可視化するサービスを始めています。

これはユーザーが流通経路を可視化して把握できるというもので、どこから商品が流入しているかを把握できるようになります。

取引はプライベートブロックチェーン上に記録されHyperledger SawtoothのアルゴリズムPoETで取引の処理が行われるというものです。

偽装品、偽商品対策は今後急務になっていくので各社の取り組みに注目です。

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