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初冬の川遊び

日岡山公園のオンザ・ヒルからほど近い初冬の川で生き物観察をしてきました。
鴨の群れのお出迎えにはじまり、深場には大型の鯉とナマズの姿が見られました。

私は、岸沿いの水草などの茂みを脚で踏みながら網に生き物を追い込むガサガサと言うやり方で小さな生き物たちの観察にトライしてきました。

シマシマ模様のブルーギルの幼魚

先ずはブルーギル、シマシマがはっきりした幼魚です。外来種というだけで酷い扱いを受けがちですがエサでもルアーや毛バリでも簡単に釣れる。えらぶたが青く輝くのでブルーギルって言うのが本来の意味ですが20センチを超える大物のオスは、まるでブルドッグのようにたくましくて、色鮮やかな魚体をしています。そんな大型のブルーギルに尊敬の念を込めて、私はブルって呼んでいます。


オイカワの幼魚


お次はピカピカの魚体がかわいいオイカワの幼魚たち。水温が上がりやすい水深5センチほどの浅瀬に数千匹の群れをなして泳いでいました。この時期は本流筋の深場を狙うと良いサイズのオイカワを釣ることができます。すごく美味しいお魚なんですよ。

ミナミメダカ


そして、夏の田んぼの用水路で良く見かけるメダカが網に入りました。この時期に出会えてちょっと嬉しかったです。ペットとして人気のメダカですが飼えなくなっても絶対に放流しないようにしましょうね。貴重な野生種が絶滅する事になりますから。

ミナミヌマエビ


エビちゃんもたくさん網に入りました。ヌマエビの仲間たちです。このエビちゃん達は一匹づつ色合いや模様が違っていて透明な子もいれば黒っぽいシマシマの子もいます。三面コンクリートの水路でもたくましく生きていたりします。
ブルーギルやハゼ釣りの餌としてもおすすめです。

最後はカワニナ
ホタルの幼虫が好んで食べる淡水の巻き貝の仲間です。
枯れ草の下も川の砂地にも岩場にもいっぱいいました。
梅雨の頃にはここでもホタルが乱舞しているかもしれませんね。

自然な形の護岸


一見、コンクリートで囲われて生き物なんていないように見える都市型の川ですが、実はいろんな生き物達が生息しています。
わずか30分ほどで鯉、ナマズ、ブルーギル、オイカワ、メダカ、カワニナ、鴨と8種類の野生の生き物たちに出会うことができました。

ランバージャックス自然学校では、日岡山公園を中心とした身近な場所での遊びをどんどんやります。一緒に遊びましょうね。カヌーでしか行けない中州で魚釣りなんてどうですか。

(写真、文 よっピー)

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