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コスプレして行くのが正解!魔法ワールドへの没入感がハンパなかった「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」

本来、ここは映画の感想をメインに書いていくnoteですが、今回の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」については、限りなく映画に近い施設のため、行ってきた感想を書きたいと思います。

【ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッターとは?】

もともとはイギリスにある「ワーナーブラザース スタジオツアーロンドン-メイキング・オブ ・ハリー・ポッター」を日本に持ってきたものになります。場所は練馬区にある豊島園駅。そう、あの遊園地のとしまえんの跡地に作られたのです。2023年6月16日(金)にグランドオープンして、今はチケットがものすごく取りづらいそうですが、運よく買えたので有給をいただいて平日に行ってきました。

そもそも西武池袋線が『ハリポタ』デザイン。
この車両に乗れるかどうかは運次第ですが(笑)
入口までちょっと歩きます。
横に長い壮大な
ひろーいエントランスホール!
向かって左手には物販エリア。
向かって右手には飲食エリア。

よく映画のDVDとかにスペシャル映像として付属しているメイキング映像を、そのまま体験施設にしたような形で、『ハリポタ』ファンだけでなく、広く映画好きな方にもオススメできる内容です。映画のセットや衣装、小道具だけでなく、音楽やクリーチャー制作に至るまで、『ハリポタ』の魅力を余すところなく伝えられていると感じました。高校生のときの進路希望調査で、第一志望を「ホグワーツ魔法魔術学校」と書いて先生から白い目で見られて早20年。憧れの世界を己の肉体で体感できるのはとても貴重です。

以下、ざっくばらんな所感をつらつら記していきますね。

【壮大なセットの数々】

ホグワーツ魔法魔術学校の大広間や魔法省、禁じられた森、9と3/4番線など、映画でおなじみの巨大なセットが見事に再現され、それを直に観れるのは興奮モノです。映画では細かすぎてわかりづらかった部分も好きなだけ観れるので、ファンにはこの上なくたまらない空間ですよ!個人的には、ホグワーツ内の動く階段が再現されていたり、そのホグワーツの巨大な模型を360度ぐるっと眺められるのは至高のひとときでした。

巨大な扉を抜けるとその先には……?
大広間!
ハリーたちが食事していた食堂ですね。
衣装も展示されています。
写真じゃ伝わりませんが、階段が動いているんです(実際に入ることはできませんが)。
グリフィンドールの談話室。
ダンブルドア先生の校長室。
禁じられた森もあります。
例のホームも。
さらには魔法省まで!
ホグワーツの模型です。これは昼。
時間経過で夜バージョンにもなります!
別角度からの撮影。
ライトアップが綺麗でした。

【映画の世界を体験できるアトラクション】

今回の施設はウォークスルー型の展示施設になりますので、基本的には歩いて中をまわることになるのですが、中には実際に自分で体を動かして体験できるちょっとしたアトラクションのようなものも用意されています。例えば、クィディッチの試合を応援している設定でリアクションを取ると、それが実際の試合映像にハメ込まれて、自分たちが映画の中にいるかのように感じられたりか。グリーンバックの空間でほうきにまたがり、別の動画素材と合成されることで、自分があたかも空を飛んでいるかのような映像が出来上がったりとか。ただ、こう言ってはなんですが、クオリティ的にはちょっと豪華なフォトショぐらいの感覚でいた方がいいかもしれません(笑)けっこう無理矢理ハメ込んでいるので、子供は喜ぶかもしれませんが、日々いろんなエンタメ体験をしている大人の身からすると、ちょっと子供騙しな感じはします。とはいえ、家にいてはなかなかできないことですからね、記念にはなります(笑)これは動画で収めたものが多いんですが、noteには動画ファイルがアップできないので写真でご容赦をば。。。(全然伝わらないと思いますが。。。)

ここで闇の魔術に対する防衛術の指南を受けます。
杖を持っていると振り回せるのでかなりそれっぽくなります!
あ、振り回すときはまわりの人に注意してくださいね。
手を回すとパトローナスが出てきます。

【想像していたよりはおいしかったごはん】

こういう施設で提供される飲食って、味はそこまで、、、なことが多いんですけど、個人的には"思ったよりは"おいしかったです。ただ、その"思ったよりは"っていう基準が東京ディズニーリゾートなので、あくまでもディズニーよりはおいしかったというレベルです。なので、コスパで考えちゃうとよくはありません。「この味でこの値段か」というのが正直な気持ちです。まあ、ここに来る人たちはコスパという概念があってないような方々だと思うので、あまり関係ないとは思いますが、一応お伝えだけはしておきます。

これはツアーの前半と後半の間にあるレストランのメニューです。
オリジナルデザートも。
3,200円のグリフィンドール プレート。
1,500円のヘドウィグケーキ。
目はマジパンです。

そういえば、バタービール初めて飲みました!特殊な味のビールかなと思っていたんですが、ただの甘いソフトドリンクでしたね(笑)なお、バタービールの入っていたコップは洗って持って帰れるので、いい記念になるかもしれません。

あっまいw
バタービールは売ってる店舗が違いますが、
買った後に室内のレストランへの持ち込みは可能です。

【幅広すぎる客層】

まだオープンしたっていうこともあり、とにかくいろんな人がいます。赤ちゃんからご年配の方に加え、僕が行った日には海外からのお客さんも多かったですね。とにかくメチャクチャ幅広く、改めて『ハリポタ』は多くの人から愛されているなと感じました。マナーの悪い人もおらず、みんな"ハリポタ愛"に溢れていたのがよかったですね。特に若い子はコスプレしてきている人が多かったです。確かに、あれだけ『ハリポタ』の世界を再現しているのだから、ローブを身にまとって杖を持って行った方が楽しさは段違いだと思いますよ。コスプレしてあの空間で写真を撮れば、すべてのショットが映えること間違いなしです!

【なんでも揃ってる物販】

物販に関しては東京ディズニーリゾートと同じ印象を受けました。各キャラクターの杖や4つ寮それぞれのローブやアパレル、お菓子、文房具、食器、ぬいぐるみなどなど、とにかくいろんなものが売っています。僕が一番欲しいなと思ったのはやっぱり杖ですかね。これ、木で出来ていたら最高なんですけど、普通にプラスチック製で、1本4,600円します。音や光はありません。いろんなキャラクターのものがあって10種類以上はありましたかねー。

ファンなら散在しそうなほどバラエティに富んだグッズの数々。

あと、ここならではのグッズといえば、やっぱりホグワーツの入学許可証でしょうか。自分の住所と名前を入力すると、それっぽい形に印刷してくれて、台紙に入れて渡してくれます。2,600円。「こんな紙切れに2,600円、、、」と思いつつも、その金額で高校生のときの夢を実現させたと思えば安いもんです(笑)

【気になったところ】

先に書いた通り、ウォークスルー型の施設なので、基本的には自分の好きなペースで歩きまわれるんですが、最初の大広間だけ時間制限があります。ここはツアーのエントランス的な意味合いもあって、どんどんお客さんを入れないといけないため、ピストン方式に次のエリアに行かないといけないんですよね。なので、けっこうスタッフさんに急かされます。でも、ここの大広間ってすごく広くて、観たいものや撮りたいものが多い分、唯一ここだけ時間が足りませんでした。もっとじっくり観たかったですね。

そして、一番大事なのが、ここはひたすら歩くということです。ウォークスルー型だからそりゃそうだろって話なんですが、いろいろ立ち止まって、写真を撮って、なんてやっているとけっこう体力使いますよ。一応、随所にベンチみたいなものはありましたけど、数が限られているので、あまり長くは座っていられないかもしれません。ちなみに、今回のツアーは前半と後半で分かれており、その間にレストランがある構図になっているんですが、普通に写真を撮りながら歩いていて、前後半でそれぞれ2時間ずつの計4時間かかりました(レストランやショッピング含めたら、結局6時間ぐらいここにいましたが)。もちろんその人のペースによって時間は変わるとは思いますが、一度スタートしたら2時間ぐらいは歩きっぱなしということは目安にしておいてもいいかもしれません。特に、小さな子供はよほど『ハリポタ』が好きじゃないと体力の限界がくる可能性も、、、?通路は広いのでベビーカーでも問題なく通れますが、肝心の子供がずっと大人しくしているかはわかりません(笑)

【そんなわけで】

僕は世代的に、この施設の前にあった"としまえん"に慣れ親しんだ身なのですが、そこがまさかこんな形になるとは本当に驚きでした。しかも、コンテンツは『ハリポタ』ひとつで、メインシリーズの映画は終わってますからね(『ファンタビ』は続いてますけど)。今後、拡張する予定はあるのかは気になるところです。で、総じて僕は満足できました。確かに疲れはしますが、『ハリポタ』の世界観を生で感じられるとても有意義な施設であることは間違いありません。こんな感じで、マーベルやDC、スター・ウォーズも同じような施設を作ってくれたらいいのにって思うぐらいです(笑)これから行く人はぜひ楽しんでください!


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