大人になっても青春アカペラムービーだった『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』

大っっっ好きなんだよね、このシリーズ!!
マーベルに次いで、ずっと公開を待ち望んでいたんだ!!
出ているみんながかわいくて、かっこよくて、エロくて、ゴージャス!

もともとは大学のアカペラサークルを舞台として話で、
『1』と『2』では、学生だった"ベラーズ"のみんなが、
大会に向けて紆余曲折を経ながらがんばっていく流れ。

今回は大学を卒業し、それぞれ仕事をしながら
30代間近になった彼女らが、
同窓会をきっかけに「また歌いたい!」となり、
再び歌って踊って、そしてそれぞれの人生を歩んでいく、
ちょっと寂しさ漂う青春まっしぐらな内容だった。

やってることは、邦画でいえば最近だと『チア☆ダン』とかに近いのかな。
それよりも断然『ピッチ・パーフェクト』シリーズの方が面白いけど。

『チア☆ダン』もよかったんだけど、
邦画でこういうのやると「かわいい」で終わっちゃうんだよね。
一方、この映画は「かわいい」上に、
「かっこいい」し、さらに「エロい」。

もちろんキャストの年齢とか、外人だからっていうのもあると思う。
でも一番は歌のうまさだよ。
そして、かわいさとかっこよさの2つを併せ持つ踊り。
これが、『ピッチ・パーフェクト』をかわいいだけで終わらせず、
かっこよさとエロさも出せる要因になってると思う。

本当に歌がすごいんだ。
「リフ・オフ」っていう、相手の歌った歌の最後の言葉から、
また別の歌を始めて競い合う歌バトルがあるんだけど、
シリーズすべてにおいて、どのグループも歌唱力がハンパなくて、
個人的には『スター・ウォーズ』のライトセーバー戦ぐらい、
いつも興奮してる。
普段、アカペラとか全然聴かないけど、
そんな自分でも聴き入ってしまうぐらいの魅力があるんだ。

特に今回はアカペラ同士じゃなくて、
バンドとの対決ってのもあっていつもとは違う新鮮さがあったね。

そういうのと絡めて、他グループと敵対する構図が作られるのもいい。
わかりやすいよね、見てて。
日本みたいにライバル同士だけど、「お互いがんばろう」的なものはなく、
会った瞬間から「なんだテメー?」ぐらいライバル心出して戦うから、
物語に緩急がつく。

個人的には、セリフが下品なのも個人的には好き。
あれだけ女性ばかりなのに(いや、だからかもしれないけど)、
「ウンチ」や「ゲロ」とか使いまくってたり、
エリザベス・バンクスとジョン・マイケル・ヒギンズの、
悪意のこもった皮肉たっぷりのセリフとかも笑える。
(日本ではそういうセリフほとんど聞かないからな)

あと、いい感じにロマンスを入れるところもいいね。
割と女性から積極的だから、この映画。
男子校みたいな感じがしていい(笑)

そして、俺、アナ・ケンドリックの顔がメッチャ好きで、
綺麗すぎて、見るたびにうっとりしてた(笑)

ただ、今回唯一いらないなと思ったのが、
レベル・ウィルソンと父親の絡み。
歌と全然関係ない。
ここはマジでいらなかったなって思った。
まあ3作目だし、ちょっと違うことしたかったのかもしれないけど、
どうせならそこなくして、歌のシーンを増やして欲しかった。
それぐらい、歌がいいんだ、この映画。
まあ、総じて大満足ではあるけれど。

これでシリーズ終わっちゃうのマジで寂しいなー。

設定だけなら日本でもできそう。
レベル・ウィルソンとか渡辺直美まんまだし。

ただ、あのかわいさ・かっこよさ・エロさ・ゴージャスさ、
これらを出すのはけっこう難しそう(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?