オリジナルの方が絶対にいい『50回目のファーストキス』

新旧セカチューキャストの本作。
(長澤まさみは映画版ヒロイン、山田孝之はドラマ版でその彼氏)
結論から言ってしまうが、これはオリジナルの方が絶対にいい。

一応、本作を見る前に、オリジナルを見直したんだけど、
それを見終わったあとの感覚を持って、今回のを見ると、
ちょっと「あー」って思ってしまう。

今回の映画はオリジナルと比べると、主人公の職業が違う以外、
まったく同じ展開で、セリフもほぼ同じ。
だから、日本人がやるとセリフがややクサイというか、
なんかちょっと不自然さを感じる。

例えば、冒頭の「もしかしてスパイなの?」っていうのは、
日本人でスパイとかそんなないから、不自然さ丸出し。
外人だったらもう少し自然に感じると思うけど(笑)

今回、監督が福田雄一ということもあり、
『勇者ヨシヒコ』っぽいギャグシーンが散りばめられていた。
日本とアメリカで違うのは、笑いの部分が大きいと思うので、
そこがリメイクにあたっての最大のアレンジポイントだと考える。

確かに日本人からしたら笑えるし、
これを初めて見た人からしたら面白いかもしれない。
実際に僕も笑った。

でも何かね、今回の映画に限っていえば、
その笑いが浮いているように感じてしまい、
オリジナルのよさをかき消している印象があったんだよね。
アメリカンなノリも含めてオリジナルのよさを感じていたから、
日本人向けにしたことで、今回はちょっと「うーん」って思った。
さらに邦画になると、下ネタやベッドシーンも綺麗になくなるのね(笑)

佐藤二朗やムロツヨシのあの独特なギャグとか、
いつもけっこう好きなんだけど、
この映画の世界観の中では、ちょっと、、、
というかだいぶ不協和音だった。
だから、オリジナル好きな人からしたら、
これは微妙かもしれないなー。

でも長澤まさみの脚がすっごく長くて綺麗で、本当に最高だった。
素晴らしいね、あれは。
あんな脚欲しい。

そして、いつもTOHOの前座ムービーに出てくる山崎紘菜も、
今回この映画に出ていて、
長澤まさみとは、まさに東宝シンデレラつながりだったけど、
声が長澤まさみに似ている気がする(笑)

この子もけっこう好きなんだけど、
あんまりドラマや映画に出ないよなー。
残念。

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