金属の爪を振り回していた男が夢と魔法を振り回していた『グレイテスト・ショーマン』

もうね、圧巻です、この映画。
ヒュー・ジャックマン、最高かよ、と。

『X-MEN』シリーズでウルヴァリンとして、
金属の爪を振り回して敵を切り裂いていた男が、
今度は夢と魔法を振り回して人々を笑顔にしているなんて、
その役の振り幅の大きさにびっくり(笑)
ちなみに、今回彼が演じたP・T・バーナムって人は実在した人のようで、
ここまでやれる人物が本当にいたっていうのも驚きである。

この映画、予告を初めて見たときからずっと楽しみにしていたのだけれど、
想像以上に面白かった!!
とにかく、音楽とショーがものすごくよくて大興奮。
曲調、歌声、ダンス、そのどれもがきらびやかかつ力強くて圧倒される。
そう、本当に力強さを感じるミュージカルだった。

ミュージカルといえば、
ちょうど1年前に『ラ・ラ・ランド』を観たのだけれど、
あれは物語と歌の割合が7:3ぐらいの印象だったので、
ミュージカルとして観ると歌が少ないところが、
個人的にはちょっと物足りないかなって思った。

でも今回の『グレイテスト・ショーマン』は、
その割合が5:5ぐらいでかなり楽しめた。
まあ「ショー」を題材にしているから、
その分歌やダンスのシーンが多くなるのはそうなんだけれど、
普通のシーンでも歌うところが多く、
そこにディズニー映画っぽさも感じられた。
ディズニー好きとしてはうれしい構成である(笑)

特に、『This Is Me』って歌を歌うシーンが
びっくり人間たちによるアベンジャーズ感があって、
とてもかっこよかった。
この歌は第75回ゴールデン・グローブ賞にて、
最優秀歌曲賞を受賞しているのだけど、
本当にいい歌!!

もはや映画というより、ショーって感じだけれど、
これは映画館で観なきゃいけない映画だと思う。

あと、ザック・エフロンが歌っていると、
『ハイスクール・ミュージカル』を思い出すね(笑)

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