いやー、これはすごい目の保養になる。
女性が見てもそうなんじゃないかな。
とにかく、スマートでゴージャスな映画でした。

過去のシリーズは全部見たけど、
メンバーが女性に変わるだけでこうも違うのかと！
昔、定番のストーリーでも主人公の性別が変わるだけで、
全然違った話になるって教わったけど、
まさにその通りだったな、と。

『オーシャンズ11』のリブートということで、
話の大枠はほとんど同じ。
で、時系列的には『オーシャンズ13』の続きなんだけど、
別に過去作見てなくても何の問題もない。
最低でも『11』さえ見ておけば大丈夫かと。

今作の見どころは何といってもダイヤを奪うまでの
ハラハラするミッション遂行シーンだろう。
『11』～『13』は全員男性なので、
体力勝負というか、けっこう力づくで進めるところもあったけど、
今回は全員女性なので、そういう力に頼ったところはまったくない。
緻密に、スマートに事を成していくんだけど、
そこが非常にリアルなんだよね。
過去作のように爆弾使ったり、アクロバティックなことしたりするのは、
ちょっと現実的でないところがあったけど、
今回は通常人間が行うであろう生活動作の中で完結しているため、
とてもリアルに、自然に感じて、
そこがシリーズで一番ハラハラさせるポイントだった。

さらに、今回舞台となるのが、
ファッション豪快のレッドカーペットと呼ばれる「メットガラ」なので、
名だたるセレブやハイブランドがズラリと並んでいるので、
ファッション好きな人も楽しめるだろう。
実際にアナ・ウィンターやキム・カーダシアン、マリア・シャラポワ、
アレキサンダー・ワン、セレーナ・ウィリアムズなども出ているので、
彼女らを探すのも楽しいかもしれない。

中でも、サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットは
群を抜いたオーラがある。
彫刻のような顔に、年齢を感じさせない美貌は神々しい。

特にケイト・ブランシェットがオシャレすぎて悶絶した。
ラペルに缶バッジをつけた水色のスーツに、
うるさいぐらいジャラジャラしたネックレスをつけたたコーディネイトは、
彼女じゃないと着こなせないと思うし、
ラフなスカジャンや様子がおかしい煌びやかな衣装など、
「なんでこの人こんな恰好で、ものすごくオシャレに見えるんだろう」
って、頭にはてなマークいっぱい出ちゃうぐらい、
異次元の存在過ぎて、同じ人間でごめんなさいって思った。

あと、アン・ハサウェイってかわいいけど、
顔が超絶小さいのに、パーツがデカいから、
いつ見ても現実感のない顔だなと思ってしまう（笑）

シリーズを見ている人には「おお！」って思えるシーンもあるし、
とても面白い映画だった！