M4-2 ELC(ELNST CANADA)

SERIAL No.153XXXX
1980年製造分(2023年現在　約43歳)

1978-1980年に製造されたライカ。
M型ライカの中で最も製造台数が少ない16000台。
ライカが傾き始めた頃に作られたモデルでカナダ製。作りが悪いと言われている。
なぜ傾いたか。日本のCANONやNIKONやらが一眼レフを作ってそれが売れまくったから。
M3で日本勢にレンジファインダーを諦めさせたライカだが、ここにきてやられた。
世の中的には一眼レフが望まれていたらしいがライカは意固地にレンジファインダーを作り続ける。
それがこれ、M4-2である。

M5との違い

まずは形。露出計を載せたが形も大きく変わり不評だったM5とは打ってかわりM4と同じになった。
露出計、セルフタイマーが省かれた。
トップカバーの表記がLeitzのみとなった。
トップカバー前面にLEICAとM4-2という刻印がある。
ホットシューが標準装備。
モータードライブ対応。

M4との違い

ほぼ同じ。刻印と色は違う。
ものによっては作りの精度も違うとかなんとか。
バックドアが安っぽい。冗談抜きでまじで。

噂

M4マイナス2という不名誉な二つながある。作りはやっぱり悪いらしい。
たしかにチャージレバーの巻き上げた時の感覚がM4とは全然違う。
測距形がハレやすい。
ただ、きちんと整備されたものはM4とほぼ同等とかなんとか。
人気がないのか、価格はライカにしては安め。
→LEICAとM4-2とLeitzという刻印が正直だ・・・
M4-2には試作品だがハーフフレームモデルもあったらしい。

私感

私のM4-2
ヤフオクで安かった。あと魔改造済みだったので買ってしまった。

魔改造内容

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　ブラックペイント
　　→ブラッククロームなのにそれを剥いでから改めてブラックでアフターペイントされている。
　シリアルNo以外の刻印が埋められている。
　　→前オーナーもこの刻印がださいと感じたのか、
　　　刻印が埋められてさらに塗装されているからぱっと見M4-2かわからない。　
　シャッタースピードはまともそう。

へんなところ。

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フィルムカウンターの挙動がちょいちょいおかしい。
ベースプレートがニコイチのものなのか噛み合いが激悪。
外側から見るとファインダーの内部が汚い。だが覗くと気にならない。
ファインダーの端がなんかずれている？
ブライトフレームの内部がずれている？
チャージングレバーがM4ほどスムーズでない。
　
なんだろうかこのライカ。
スターオーシャン3の最強武器(知ってる人いますか？笑)を手に入れた時のわくわく感とがっかり感が同居した感じがある。
アイテムクリエイションで自分好みにしていけというのか。ゲーム同様お金があほほどかかるが。
ちなみに言うほどがっかりはしていない。笑

SO3最強武器【例】
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魔剣レヴァンテイン(主人公の最強武器)
・破壊率30％　
　　→攻撃すると壊れて消えることがある。
・敵のDEF×5　
　　→敵が異様に固くなる。
・敵のATK＋30％　
　　→敵の一撃が重くなる。
・取得経験値-90％　
　　→なのに経験値が減る…
・移動速度30％低下　
　　→味方全員が鈍足になる。
・バトルスキル消費が…！　
　　→必殺技を使う際のペナルティが増える。
・戦闘中MPが一定時間ごとに-1　
　　→なかなかの勢いでMPが減る。
・ATK＋1000　
　　→はたしてこれは強いのか？

私感２

へんなライカだが、かなり気に入っている。
ナイスミドルなM3、麗人のM4に対して、魔改造のM4-2
このM4-2だが色々おかしくて改造や他社パーツをつけることに躊躇がない。
雑に使っても罪悪感の湧かないのも良いところ。
何でも装備できてそして似合うというお得なライカ。

多分ボロボロのライカをつなぎ合わせて何とか形を保っていると思われる。
なんとなく自分に似ていてシンパシーを感じてしまう。
だから買ってしまったのだろうと思う。
来年か再来年にはオーバーホールに出して新品級になってもらいたいと考えている。